新型コロナウイルスの拡大により、収入の減少や生活の不安などの影響が出ています。銀行などの金融機関についても、「収入の減少に関する対応をしてもらえる金融機関はあるのか」、「店頭以外の方法で手続きができる金融機関はあるのか」という疑問を持たれる方もいらっしゃいます。
そこで今回は、新型コロナウイルスでも安心して利用できるおすすめの銀行を紹介します。この記事では、以下の点について対応できる銀行をまとめました。
- 新型コロナで年収が低くなっても対応してくれる銀行
- ソーシャルディスタンス、人に会わなくても手続きできる銀行
- 自宅をさらに快適に!リノベーションに強い銀行
この記事をお読みになり、新型コロナウイルスによる生活の悩みに対処していただければ幸いです。
1. 新型コロナウイルスによる銀行への影響


国内にある多くの銀行では、新型コロナウイルス感染拡大防止のために様々な対策を取っています。
職員の交代での勤務や一部の業務縮小、店内におけるマスクの着用などを実施している銀行があります。また、各種申請をインターネットバンキングで受け付けている銀行もあります。
一例として、みずほ銀行では以下のサービスについてウェブサイトでも対応可能となっています。
- 商品やサービスに関する照会
- 残高照会
- 入出金の明細の確認
- 税金や公共料金の支払い
- 新規の口座開設
- 住所や電話番号の変更
- カードローンの新規の申し込み
- 住宅ローンの新規の申し込み
- 借入中の住宅ローンに関する申し込み
- 借入中のカードローンの借入や返済
上記のように、住宅ローンの手続きについてはウェブサイトでも対応しています。ただし、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりウェブサイトでの手続き希望者の増加によって、1回の手続きの時間が長くなることもあるようです。
2. 新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえたおすすめの銀行の選び方


ここでは、新型コロナウイルスの感染拡大にしっかりと対処しているおすすめの銀行の選び方を紹介します。
2-1. 新型コロナで年収が低くなっても対応してくれる銀行
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、収入が大きく減少した方がいらっしゃいます。大手銀行や地方銀行の中には、住宅ローンの返済を猶予の相談を受け付けている銀行や、新たな融資の取り扱いを行っている銀行もあります。
住宅ローン返済に関して
住宅ローンの返済に関して、返済の猶予や手数料の免除などの対応をしているおすすめの銀行は以下の通りです。
銀行名 | 特徴 |
みずほ銀行 | 返済の延長を認めており、月々の返済分は利息分のみの支払いにできる |
三井住友銀行 | 返済の延長を認めており、月々の返済分は利息分のみの支払いにできる |
りそな銀行 | 住宅ローンの返済条件を変更する際の手数料を免除する |
特別融資の取扱いに関して
新型コロナウイルスの感染拡大により、年収が減少した方向けの特別融資を行っている銀行があります。この特別融資は、個人事業主や事業者向けに提供しているものです。住宅ローンの返済とは直接の関係はありません。しかし、中古住宅の購入や既存の住宅のリノベーションを検討されている方は参考にできるでしょう。
新型コロナウイルスの影響により収入が減少した事業者や個人事業主を対象に、特別融資の相談を受け付けているおすすめの銀行は以下の通りです。
銀行名 | 特徴 |
みずほ銀行 | 最大3,000万円で最長5年の借入が可能 |
三菱UFJ銀行 | 最大3,000万円で最長5年の借入が可能 |
新生銀行 | 最長で5年の借入が可能、借入額は必要に応じて対応 |
上記以外の銀行でも、住宅ローンの返済に関する対応や特別融資の相談を行っているところがあります。電話やネット申し込みで尋ねてみましょう。
参考記事: 住宅ローンの相談はどこですれば良い?相談内容から必要資料まで解説
2-2. ソーシャルディスタンス、人に会わなくても手続きできる銀行
銀行への来店は、新型コロナウイルスの影響に伴って気になることの一つです。可能ならば、誰にも会わずに手続きを済ませたいでしょう。
最近では、多くの金融機関がインターネットバンキングやアプリによる手続きができるようになっています。
人に会わないように住宅ローンの申請や金融商品の利用などの手続きをする場合には、ネット銀行がおすすめです。理由として、ネット銀行なら通帳や印鑑を使用せずに振込などの手続きが可能なこと、パソコンやスマートフォンを使用して振込や残高の確認ができることなどが挙げられます。
加えて、ネット銀行の中には着金が早いところもあり、送金後すぐに着金できる銀行もあります。そのため、ストレスフリーで様々な手続きがおこなえます。
人に会わなくても手続きができるおすすめの銀行は以下の通りです。
銀行名 | 特徴 |
住信SBIネット銀行 | ランクによってATM出金手数料や振込手数料が無料になる、目的ごとに最大5つまで口座を作ることが可能 |
ジャパンネット銀行 | Google PayやPayPay、メルペイなどのキャッシュレス返済にも対応している、Tポイントを現金交換できる |
新生銀行 | 提携金融機関のATM出金手数料が無料、他行宛ての振込手数料も最大10回まで無料 |
じぶん銀行 | 住宅ローンに対応しており、2020年5月の時点で全期間引き下げプランの金利が0.380%と低く抑えられている |
2-3. 自宅をさらに快適に!リノベーションに強い銀行
快適な暮らしを手に入れるために自宅をリノベーションする方がいらっしゃいます。また、中古マンションを購入した後にリノベーションをして自分好みの住宅を手に入れる方もいらっしゃいます。
以前は、新築のマンションや一戸建てを購入して住むという考え方が一般的でしたが、最近ではリノベーションという考え方に注目が集まっています。
リノベーションをするためにはまとまった資金が必要です。そのため、リノベーションに掛かる費用をローンで揃える方もいらっしゃいます。リノベーションで利用できる主なローンとして「リフォームローン」と「住宅ローン」があります。それぞれの特徴を見てみましょう。
名称 | 特徴 |
リフォームローン | リフォームやリノベーションに特化したローン。住宅ローンとは異なり、自宅などを担保する必要がないため気軽に利用できる。また、審査期間が短く、リフォーム工事に早期に着工できるメリットもある。 |
住宅ローン | 新築や中古の住宅の購入で利用できるローン。ただし、銀行によってはリフォームやリノベーションの融資にも利用できる。住宅ローンはリフォームローンよりも金利が低いというメリットがある。更に、リフォームやリノベーションの目的で住宅ローンを利用した場合でも、住宅ローンの金利が適用されるためお得になる。返済期間が最長35年と長めに設定されているため、リノベーションやリフォームの費用が高額になった場合でも安心して利用できる。 |
リノベーションに強いおすすめの銀行は以下の通りです。
銀行名 | 特徴 |
三菱UFJ銀行 | 大手銀行で安心感がある。事前にインターネットでの審査も可能。ローンの審査では、本人確認書類と借入の用途を確認できる書類、年収を確認できる書類が必要。 |
みずほ銀行 | リフォーム資金を含めて、住宅ローン一本で借入ができる。中古住宅の築年数にかかわらず最長で35年の借入が可能。 |
千葉銀行 | ウェブサイトで仮審査の申し込みが可能。ローンの相談があれば、電話での問い合わせもできる。ウェブサイトでは、借入が可能かをチェックできる10秒診断のサービスもある。 |
新生銀行 | 大きなリノベーションの場合には住宅ローンも利用できる。住宅ローンの返済中ならば、リフォーム資金を加えての借り換えも可能。 |
3. まとめ
この記事では、新型コロナウイルスの感染による広がりが影響している中でもおすすめできる銀行を紹介しました。今回の記事のポイントは次の通りです。
- みずほ銀行やりそな銀行は住宅ローンの返済の延長や手数料の免除を行っている
- 人に会わなくても手続きできる銀行として住信SBIネット銀行やジャパンネット銀行が挙げられる
- リノベーションに強い銀行として三菱UFJ銀行や千葉銀行が挙げられる
おすすめの銀行を賢く選んで、新型コロナウイルスを乗り越えましょう。