新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている現在、在宅勤務の推奨など自宅で過ごす時間が増えてきます。今後はできるだけ外出することなく、おうちで楽しむ生活スタイルが続くでしょう。
おうちで楽しむために、どのようなリノベーションを意識すべきか。詳しく見ていきましょう。
1. 自宅で仕事をするためのリノベーション
これからはテレワークなど在宅勤務で働く形が主流になってくるかもしれません。
もし、自宅で基本勤務という形が続くのであれば、それに合わせたリノベーションにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
※ テレワークを快適にするためのポイントについては、「自宅でのテレワークを快適に!仕事がはかどる環境づくりのアイデア」をご覧ください。
1-1. ワークスペースの確保
共働きでマンションに暮らしている方では、部屋が3つのケースが多いのではないでしょうか。
その中のひとつをワークスペースにするリノベーションがあります。仕事をする際にはこのワークスペース、休憩時にはリビングといったようにスペースをはっきり区分すれば、メリハリも出てくるでしょう。
リビングに仕事関係のものを持ち込む必要はないため、リビングはいつでもすっきりした感じで維持できます。
また、部屋が広ければ、シューズクロークと分け、コートや雨具、レジャー用品などを保管する場所にするのも良いでしょう。
玄関に入ってすぐにコートを脱いでしまえば、ウイルスを自宅に持ち込まずに安心という側面もあります。
1-2. リビングをオフィスに
中には部屋が余っていないという方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、リビングをワークスペースに転用する方法もあります。
例えば、システム収納を導入するリノベーションが考えられます。システム収納の中には、扉がデスク代わりになるようなモデルもありますから、仕事中はこちらにパソコンなどを置いて作業すれば良いでしょう。
一方、使わないときには収納できますし、仕事関係のものでリビングがあふれてしまう事態も回避できます。LANやコンセントも収納の内部に設置できるため、配線でごちゃごちゃするような心配もありません。
1-3. 押入れを変身
和室の場合、一間サイズの押し入れがある世帯も多いでしょう。
この押入れをリフォームすることで、仕事部屋に変身する方法もあります。
具体的には、押し入れの中に収納パネルを入れ、仕事をする際にはこちらのスペースを活用します。標準サイズのデスクなら、まだスペース的に余裕があるでしょう。
その部分にスーツやシャツなどを収納すれば、部屋の中もすっきりするはずです。
2. 自宅で飲みを楽しむためのリノベーション


クラスターが発生する恐れがあるということで、多くの飲み屋さんが営業を自粛しています。
そこで注目されているのが、TeamsやZoomなどのビデオ会議を通した「オンライン飲み会」です。お家でお酒を楽しむためのリノベーションを検討してみませんか?
2-1. バーのような雰囲気に
自宅を小洒落たバーのような雰囲気にするリノベーションがおすすめです。
例えば、壁紙をレンガのテイストに変えてみると、レトロでありながらポップな雰囲気に仕上げられます。ビールやウィスキーのような外国のお酒を飲むとよりクールです。
2-2. ラグジュアリーな雰囲気に
ダイニングの収納スペースを大人らしいシックな感じにリノベーションする方式もおすすめです。
ここに洋酒やカクテル用のお酒のボトルをディスプレイすれば、高級なバーのような佇まいにできます。
ビール好きの方であれば、ビールサーバーをカウンターに設置するのも良いでしょう。毎日キンキンに冷えた一杯がお家で飲めるとなれば、仕事の活力向上に繋がるかもしれません。
2-3. ワインセラーの導入
ワイン好きという方も多いでしょう。もしそうなら、自宅でも手軽にワインを楽しむために、ワインセラーを部屋の中に設置するリノベーションはいかがでしょうか?
ウッディーな感じの雰囲気に仕上げれば、大人の落ち着いた、なおかつホッと癒される空間になるはずです。照明をシャンデリアに変えれば、贅沢空間にも変身できます。
3. 新型コロナ対策のリノベーション


日本では、新型コロナウイルスの家庭内感染の事例が多いようです。
このような事態を避けるためには、自宅をリノベーションして家庭内で感染しないような対策をすることも大切です。
3-1. 玄関横に手洗い場を設ける
家庭内感染で多いのは、ウイルスの付着した手でドアノブや手すり、スイッチなどを触ってしまうパターンです。その部分を別の誰かが触って、その手を口元などに持っていくと感染してしまいます。
そこで大事なのは、帰宅したらすぐに手洗いをしてウイルスを除去しておくことです。
玄関に入ってすぐに洗面所があれば、帰宅後すぐに手洗いやうがいができます。そのため、家の中の色々なところをウイルスに汚染された手で触ることを防ぐ効果があります。
3-2. 無垢材で調湿効果
各国での研究が進んだこともあり、新型コロナウイルスの特徴がだんだんと分かってきました。
その対策として特に有効なのは、室内を乾燥させないことです。湿度を50~60%程度に保つことで粘膜が守られ、ウイルスに感染しにくくなると言われています。
そこで、部屋の建材を無垢材や漆喰などにリノベーションする方法はいかがでしょうか。これらは調湿作用に優れているため、年間を通じて室内の湿度を50~60%に維持できます。
ほかにも、セルロースファイバーの断熱材などを導入することで、湿度の調整を図る方法があります。
4. まとめ
新型コロナウイルスの流行で、私たちの生活にも変化が表れています。
自宅で過ごす時間が長くなる中で、自宅をリノベーションしてより快適に過ごせる空間にしてしまうのも一考です。上で紹介した手法を中心に、自宅をリノベーションしてみてはいかがでしょうか。
不動産情報サイトには、リノベーションに対応している業者がたくさん紹介されていますから、この機会に情報収集をしてみましょう。
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