コロナ禍で注目の「半農半X」な田舎暮らしとは?東京→田舎移住の実体験を描いた漫画“イナイセ”の作者に実態を聞いてみた

連載・特集
この記事は約14分で読めます。

「生活スタイル」「働き方」「人生設計」ここ一年ほどで自身の人生を見直し、さまざまな気持ちの変化が訪れた方も多いのではないのでしょうか。
その中でも住まいに関して、都心の若い方を中心に「地方へ移住することへの関心」が日に日に高まっているようです。
実際に東京23区に住む20代のうち3分の1以上の方が地方移住に関心を寄せていることが、内閣府の調査(2020年6月実施)※1で明らかになりました。

都会での「せわしない日々」から、悠々自適な「田舎暮らし」へのあこがれ。
ある程度都会育ちの方からすると未知の領域でもある田舎暮らしですが、実際のところはどのような変化が待ち受けているのでしょうか。
都心の会社員から突如脱サラを決意し、田舎へ移住した実体験をもとに描いたコミックス『漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件(講談社)』(通称:イナイセ)の原作者クマガエさんに移住のリアルについて直接インタビューしてみました。

※1 参考: 内閣府 新型コロナウイルス感染症の影響下における 生活意識・行動の変化に関する調査
https://www5.cao.go.jp/keizai2/wellbeing/covid/pdf/shiryo2.pdf

『漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件(講談社)』

漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件(講談社)
あらすじ
密、激務、理不尽……。
平凡な漫画編集者・佐熊陽平(通称・クマ)はいつしか、会社員として都会であくせく働くことに疑問を抱くようになる。
田舎暮らしに憧れはある。でも地方に移住したとして、どうやって生きていく?
都会育ちで、地方経験ゼロ。貯金も、手に職も、コミュ力も、体力もDIY技術も、ガチ農業に挑む熱い理想も根性も無い。そのうえ新婚。
でも自分で作った新米を食べてみたい! 密とは無縁な空間で美味い酒を飲みたい! それは果たして世迷い言なのか?
――これは、無い無い尽くしの主人公が、田舎という名の異世界で、自らの理想郷を築くまでの物語である。
任意売却なら「未来改善パートナーズ」

1. 大都会の会社員が“異世界”へ定着するまで

大都会の中心・東京渋谷区に拠点を置き、第一線の漫画編集者として働いていたクマガエさんは、身を削って日々仕事に追われる企業戦士としての自分自身に限界を感じ脱サラを決意。

そこから当時新婚だった奥様と共に、まったくの未知の領域である“田舎”での暮らしをスタートさせました。

そんなクマガエさんは緑豊かな千葉県匝瑳市にある古民家での田舎生活を経て、現在は「都会と田舎の狭間」に住居を構えながら、漫画原作者、フリーの編集者、田んぼと畑の農作業、という3足のわらじで生計をたてているといいます。

そこに行きつくまでの過程をお伺いすると、当時の事を清々しい表情で語ってくれました。

オンラインインタビュー中のクマガエさん

1-1. 新婚サラリーマンが突如“田舎移住”を決めたワケ

――東京でバリバリサラリーマンをしていた頃のクマガエさんの生活を教えてください。
当時は13時くらいに出社して…デスクで朝昼兼用のコンビニのパンなどを食べてからダラダラ仕事を始めて、終電で帰るというサイクルでしたね。
あと、⼟⽇でも原稿が上がる場合には取りにいかないといけないし、打ち合わせも漫画家さんができる時にやらないとスケジュールがどんどん後ろになっていくので…漫画家さんベースで動くという感じでしたね。

――仕事の比重が大きくて、プライベートもなかなか充実しづらいですね…。
漫画の中で、主⼈公の妻が本⾳を語る「一緒に晩御飯を食べた日は何日あるかな…」というワンシーンは、リアルに近いものがあります(苦笑)

本誌第3話より、当時の晩御飯はいつも別々だった

――クマガエさんが“田舎暮らし”を志したキッカケはなんでしょうか。
「仕事が結果に結びつかないことから、数字を出さないといけないとか、担当作でヒットを出さないといけないとか、自分には才能が無いんじゃないか、という様々な葛藤が生まれ、体力的にももちろんですが、精神的にも漫画編集者としての生活に疲れがでてきました。
しんどいので会社に異動を申し出るも全く認められず…その時に会社員は自分の働く場所とかやりたい仕事も選べない、という事を痛感したんです。当然と言えば当然ですが。それで“会社に所属しない⽣き⽅”ってないのかを探していた時に、本などの情報源から“地方移住で生活コストを下げること”と“食料を自分で作ること”で会社、お金、仕事に縛られることなく、やりたいことをやりながら田舎でのんびり暮らす、という考えがあることを知りました。」

――では、もともと“田舎への憧れ”があったというよりは会社員の葛藤を解決するために考えついた方法が田舎暮らし、ということでしょうか。
「そうですね。どちらかというと会社員を辞めてから生きるための手段として田舎を選んだ、という形だと思います。ただ、その過程に田んぼの農業体験をやってみて『これだ!』と、どんどんハマっていくことになるのですが。」

1-2. 渋谷区から移り住んだ先は想像を超える“ガチ田舎”

――都会から移住しての“田舎暮らし”はどのようにスタートしたのでしょうか。
「当時の家賃は渋谷区1Kで12万円。勢いで退職を決めたものの、無収⼊でこの家賃は払い続けられないな..と思っていました。そんな時、妻が『田舎の空き家に引っ越して家賃1万円とかで暮らせばいいんじゃない?』と言ってくれたことをきっかけに、すでに“⽥んぼ体験”を申し込んでいて縁があった千葉県匝瑳市で空き家を探すことにしたんです。
すぐ空き家は見つからなかったものの、先に匝瑳市に移住している、すごく広い古民家を借りている人に間借りさせてもらう形で田舎古民家暮らしがスタートしました。
立地は駅まで自転車でも30分くらい。買い物できる場所は近くに直売所と、コンビニは一応自転車で行ける距離にはありました。私たちから見たら十分“ガチ田舎”に見えましたね(笑)」

――はじめての“ガチ田舎”、都心に慣れているとどのような苦労がありましたか。
「日々自然と触れられる新鮮さがある一方、ふたりとも都会生まれ都会育ちで、もちろん古民家暮らしの経験なんて無かったので、けっこうハードな面が多くて…。
例えばシャワーが無くて、浴槽にお湯をためてから使うという不便さだったり、夏なのに網戸が無くて窓を開けられなかったり。蚊帳を吊ってなんとか窓を開けてやり過ごす…とか古民家の不便なところがけっこうダメージになってきました。
あとは、台所の土間に行くたびに毎回ゴキブリが出るとか(苦笑)。湿気も多くて荷物やカバンが全てカビてしまい…ついにいろいろなダメージが限界にきて早々に古⺠家を出ることを決めました。」

1-3. “都会”と“田舎”のグラデーションを探っていく

「夫婦で話し合った結果、慣れ親しんできた都会的な住環境もありつつ、田んぼにも行けるような“ちょっと田舎の場所”に引っ越そうとなりました。Google Mapを見ながら当時住んでいた匝瑳市と東京の間を探していて、今の“プチ田舎”に位置する築浅のアパートに住んだという形ですね。」

――“ガチ田舎”から“プチ田舎”への移住、環境はどう変わりましたか?
「ここは田んぼにも通えて、人も密にならない良い感じの田舎感だけど、例えばスタバまで歩いて7分くらい。適度な利便性があって東京にも高速バスで1時間くらいで行けます。
ただ、ちょっと田舎耐性が付いてきたというか、実はもう少し田舎でも良いかな、と思っています。1軒目の“ガチ田舎”まではいかないけど(笑)
実際に暮らしてみた感想としては、やっぱり一気に移住するのは都会の人にとってハードルが高いと思うので、こういう通勤圏にもなりうるプチ田舎に住んで、段階を踏んで田舎に行くというのはすごくありじゃないかと思いましたね。」

――たしかに田舎に住みたい時に考える選択肢って、“田舎”か“都会”か、極論になりがちなのかもしれません。
「そうなんですよね。そこの“グラデーション”を探っていく方法もあるよ、というのはこの漫画で一番伝えたいことです。」

2. 気になる田舎移住のリアル「生活事情」

2-1. 心の余裕を生む“半農半X”という生き方

――移住されてからはどのように生計をたて、日々どのような生活を送っていらっしゃるのでしょうか?
「漫画原作、フリーの編集者、あとは田んぼと畑で自分たちが食べる分だけ作っています。農作業をして食べ物を自給しているという点にすごく“安心感”がありますね。最悪収入が減っても米と野菜があるから何とかなる…と。」

――その考えこそが作中で出てきた「半農半X」※2という生き方なのでしょうか。
「そうですね。いまの都会に住む会社員の生き方としては、自分の時間を会社に捧げる代わりにお金をもらい、その報酬で食べ物を得たり、生活資金に充てたりするのが主流です。
それに対して、会社じゃなく⼟や⾃然に時間をかけて、そこで食べ物を得るという考え方なので、生活において頼る先が“会社から“自然”に代わるイメージです。
食料を自給することによる安心感、余裕ができたことで“半農半X” のXの部分にただお⾦
の為じゃなく本当にやりたい事を当てはめて“自己実現”と“お金を稼ぐこと”を同時にできる。自然をベースに置く事によって、他への良い影響が生まれる事こそ“半農半X” の神髄だと思いましたね。」

「これも⾷料を全部⾃分で賄う、と考えると⼤変そうに感じますが、それこそ都会のベランダ菜園でも自分で食べ物を作ることができた、という実感をするだけで全然気持ちが違うような気がするんです。
言葉でいうとサラッとしてますけど、実際に体験すると思った以上の自信になる。興味がある方はまず一度やってみてもらいたいですね。」

※2 「半農半X」…自分達が食べる分の食料のみ小さく農作し、自給の生活を送りながら、残りの時間(X)を自分のやりたいことや、やりがいのある仕事に充てるライフスタイルのこと。

農作業に励むクマガエさん
漫画と向き合うクマガエさん

――シロートからすると、農業って難しいイメージなんですが…実際に体験されてみていかがでしたか。
「例えば田んぼについていうと、実は忙しい時期って5⽉の⽥植えから7月の頭くらいまでなんですよね。その2ヶ月間くらいは毎週1回草取りに行く感じなんですが、草取りの期間が終われば正直そんなに作業が無くて、年間でみるとだいたい合計20日くらいの稼働でお米ができます。もちろん、農家さんにかなりサポートしてもらっていますが。
“農業”って考えると、仕事として成果を出さないといけないみたいですが、あくまでも家庭菜園の延長線上のイメージで、自分で食べるだけなので、“気楽さ”みたいな感覚がありますね。」

――クマガエさんのご経験から、生活面でサラリーマンが田舎へ移住する際に気を付けたほうが良い事はありますでしょうか。
「一般の会社員の方ですと、例えば起業や副業など、会社以外で何かしらの収入を得れるようになってから完全移住するほうが安⼼できるかもしれません。そこは自分も体験して苦労したので(笑)あと、やはり田舎には仕事が無いと、周りからもよく聞きます。
なので、僕としては通勤圏ギリギリの田舎に一旦移住してみて、会社を辞めずにプチ田舎暮らしを体験する、というのも一つの選択肢かと思います。」

3. 気になる田舎移住のリアル「住まい」

3-1. 補修は必須、知らない仏壇との同居…空き家探しの厳しい現実

――最初田舎へ移住する際の家はどのようにして見つけたのでしょうか。
「田んぼを借りている地域のNPOで斡旋してくれて、いくつか空き家をみせてもらったんですが良いところが無くて、結局他の移住者の⽅の家に間借りさせてもらいました。
周りから聞いていると、すでに移住している人からの紹介や、空き家バンクに登録して紹介してもらう、などが多いみたいです。」

――実際に体験してみて「田舎の空き家探し」はいかがでしたか?
「やっぱり特殊でしたね(苦笑)漫画にも描いたんですけど、人が住まなくなった、住めなくなったからこそ空き家になっているんだな、と痛感しました…。
大前提として、基本的に中はごみ屋敷でした。とにかく物が残っている。だからそのごみを片付けるところも含めて家賃1万5千円ね、みたいな。
作中にもでてくる、仏壇が部屋に置いてあって『これはそのままにしておいて』という家は本当にありました(笑)
あとは基本補修が必要で、補修せずに住める空き家は無い、と思っておいた方がいいと思います。
ただ、改修する事を前提としている方や、リノベーションをしたい人にとってはその空き家も宝物に見えるかもしれません。僕らは都会の物件探しの感覚でいってしまったのでそのギャップがありましたね…。」

本誌第4話より、田舎での家探しはまさに“異世界”だった

――“東京” “ガチ田舎” “プチ田舎”、それぞれの住まいについて教えてください。
「サラリーマン時代に住んでいた東京渋谷区の家は1K(28平米くらい)で家賃が12万円。最初に移り住んだ古民家は一部を間借りするかたちで家賃1万5千円。
今住んでいる“プチ田舎”は2LDK駐車場込みで家賃7万3千円という感じです。
渋谷区に住んでいた頃からすると、いまは2倍くらいの広さになって家賃はほぼ半額くらいになりました。
たまに東京に行くことがあるのですが、改めて思うのは、東京は本当に人が多くて密だなーと。帰ってくると安心するな、ホッとするな、と感じます。」

4. 気になる田舎移住のリアル「ご近所の人間関係」

4-1. 移住者コミュニティを駆使して情報収集せよ

――移住で気になるコトとして、隣の家の方や、地域とのかかわり方など、人間関係に馴染めないんじゃないか…と思う人は多いんじゃないかと思います。実際に体験してみていかがでしょうか。
「実はガチ田舎の方は滞在期間があまりなかったので、自分の体験としては少ないんですが、周りの方に聞くと、挨拶しても無視されたり…ネガティブな話もあれば、少し出かけた帰りには手元がもらった野菜でいっぱいになったり、すごく良くしてくれる話も聞くので、地域によってかなり差があると思います。
ただ、地域のイベントや草刈りに参加したり、溶け込もうという姿勢をみせたりすることで仲良くしてもらえると聞きますね。」

――地域に馴染むにはどのようなコツがあると思いますか。
「例えば私が移住した千葉県匝瑳市は移住者同士のネットワークがあるので、そこでいろいろ情報共有しあったりして、環境に溶け込みやすいかと思います。なので、やはり元々移住者コミュニティがある所に移住する方が気が楽だと思います。」

――人の密度が全然違うと思うんですが、寂しさのようなものを感じた事はありますでしょうか。
「正直最初に移住したガチ田舎の時はありましたね。夜中仕事が終わって帰る時に、街灯が少なく、帰り誰にもすれ違わない、みたいな。
ただ、人の密集度でいうと僕は今(プチ田舎)が一番ちょうどいいですね。寂しさも感じず、人の気配も適度に感じられて。」

5. “田舎”へ移り住むということ

5-1. 本当に必要なモノに気づく“田舎”という場所

――漠然としていますが、都会から田舎へ移住して、得られた一番大きいモノってなんでしょうか。
「都会に住んでた時“当たり前だったこと”に、少し違和感を覚えるようになりました。
当時はスクランブル交差点行けば『人多いな』くらいでしたが、いまは東京のどこにいても人が多いと思うので、実は息苦しかったんだな、と思います。
あと東京にいた頃はめちゃくちゃお酒を飲みに行ってたんですが、田舎は車社会で、お店の数も少ないし、人間関係も限られるし…そんなに飲まなくていいなって感じるようになりました(笑) ⼀⽅で、ホッと⼀息つけるようなカフェが近所にあるのは、⾃分にとって⼤事なんだなって気付いたり。
自分にとって要るもの、要らないものがハッキリした、というのは移住して発見したことですね。
あと、都会にいた頃は土日に必ず出かけて服を買いに行ったり、何かしらの消費行動をしていたんですが、今はそれもなくなって、無駄な消費がなくなりました。なんで取り憑かれたように買いに行ってたんだろう、みたいに(笑)
無くていいモノがあふれた中で“本当に欲しいモノ”がハッキリしたことはとてもよかったと思っています。」

――逆に移住して失ったものはありますでしょうか。
「強いて言うならですけど、東京は“音楽・映画・演劇”などのカルチャー的な最先端の情報が集まるので、気になるものがあっても実際に触れる機会は減りましたね。ただ、コロナの影響により配信などで見れるようになってきたので、多少は緩和されましたが。」

――あくまでも強いて言えば…ということですかね。
「そうですね。ほんとに見たいモノがあれば行くでしょうし、いろいろなモノがふるいに掛けられてるイメージですかね。」

5-2. 夫婦で見据える今後の人生プラン

――今後の人生プランがもし見えていたら教えてください。
「東京にいた頃は会社へどのくらいで行けるか、という事を基準にしていたんですが、いまは会社に勤めていないので、住む場所を自由に決められます。
なので、いま妻と話しているのは『海の近くに住みたいね』ということです。独自の街の雰囲気がある所で、農的な暮らしはやめたくないので緑があるところが良いなと思っています。やはり都会過ぎず、田舎過ぎず。
例えば神奈川の大磯や二宮とかあたりを狙っています。」

5-3. はじめての田舎暮らしを失敗しないために

――最後に田舎暮らしに興味がある方、憧れている方に対してのメッセージがあればお願いします。
「正直田舎には合う、合わないがあると思いますが、仮に合わなかったとしても、その時は僕らみたいにまた移住すればいい…と気楽に考えて欲しいですね。
とはいえ、移住って人生にとっても大きいイベントなので、やっぱり失敗したくない人って多いと思うんです。だったら、一度週末移住体験の様な物にいってみるとか、興味ある場所に行ってみて、実際に体感でイメージすると良いと思います。
その時に、ここで暮らしたいと思ったらその行動が加速するでしょうし、乗り気じゃなかったら加速しないでしょうし。
今は各自治体が移住希望者向けの催しを多くやっています。ずっと頭の中で考えているよりも、実際に足を運んで体感で得た情報をもとに生活のイメージを作り、あとは先に移住した方へ聞いてみるなど、その第一歩をまずは踏み出してほしいですね。」

6. まとめ

働く世代が田舎暮らしへの関心を寄せている昨今、東京で仕事に追われていたクマガエさんの姿にご自身を重ねる方も多いかと思います。

いまでこそ逞しく田んぼ・畑で自給生活を送りながら、自身のX(やりたい仕事)も追求するライフスタイルを実現したクマガエさんですが、これはもともと田舎暮らしにまったく接点のなかった都会で働く元サラリーマンの物語。

クマガエさんの言葉にある通り、興味があるところに一歩踏み込んで自分自身で体感してみることが新しい生き方を切り開くヒントとなるのかもしれません。
興味がある方は“都会”と“田舎”にあるグラデーションの中から、あなたにとっての最適な“田舎”を探してみてはいかがでしょうか。

(C)クマガエ/宮澤ひしを 講談社

宮原 優典

ブライダルの広報・PRに従事したのち独立。高価格帯のブランドを中心とした広報・PR支援をするかたわら、個人の生活に関わるライフスタイル全般の記事執筆も行っている。
元バックパッカーの旅好き。キャンプ好き。2児の育児に奮闘中。

宮原 優典をフォローする
連載・特集
FLIE magazine