パートナーの家事に対する満足度は男女で明確な差が?家族で取り組む「自宅の家事」について調査レポート

フリエ住まい総研
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5月25日は日本記念日協会認定の「主婦休みの日」(※1)。文字通り「主婦が休む日」であるとともに、夫や子どもが家事にチャレンジし、家事という仕事を家族で一緒に考える機会にもなる記念日のことです。

この機会にフリエ住まい総研では家庭内での家事分担やパートナーへの満足度などを調査いたしました。時代の変化によって多様化が進む現代。一般の方への調査を通して「自宅の家事」に関する実態をレポートいたします。

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「自宅の家事」 についての調査結果内訳

まずは、「共働き世帯」か「専業主婦(主夫)がいらっしゃる世帯」どちらかの属性調査を実施しました。

Q1. 今現在は共働き世帯ですか。それとも専業主婦/主夫がいらっしゃる世帯ですか。

グラフ: Q1. 今現在は共働き世帯ですか。それとも専業主婦/主夫がいらっしゃる世帯ですか。
  • 共働き世帯 61.7%
  • 専業主婦/主夫世帯 32.4%
  • その他 5.9%

「共働き世帯」が61.7%を集め多数派となり、「専業主婦/主夫世帯がいらっしゃる家庭」は32.4%に留まりました。
やはり現代のご家庭状況として主流なのは共働き世帯であるといえます。

続いて、世帯の中でご自身が一番実施割合が高いと感じる家事の項目についてお伺いしました。男性・女性それぞれに分けてランキング形式で回答を発表いたします。

Q2. ご自身が主に担当している家事はどれですか。

男性

グラフ: Q2. ご自身が主に担当している家事はどれですか。(男性)
  1. ゴミ出し 71.1%
  2. 食器洗い 50.4%
  3. 掃除 46.5%
  4. 洗濯 30.9%
  5. 日用品の買い物 30.5%
  6. 料理 25.4%
  7. 家計の管理 24.6%
  8. 育児 9.4%
  9. その他 2.7%
  10. 特に無し 0.8%

まずは男性目線の回答について。圧倒的な得票となったのは1位「ゴミ出し」の71.7%。続いて2位の「食器洗い」50.4%、3位の「掃除」46.5%も約半分の方が選びました。
以下女性の回答と比較しますと、1位「ゴミ出し」の項目のみ女性を上回っていることが分かりました。

続いて、女性側の回答です。

女性

グラフ: Q2. ご自身が主に担当している家事はどれですか。(女性)
  1. 料理 89.3%
  2. 洗濯 84.2%
  3. 掃除 80.7%
  4. 食器洗い 78.0%
  5. 日用品の買い物 77.4%
  6. 家計の管理 58.9%
  7. ゴミ出し 45.5%
  8. 育児 45.2%
  9. その他 2.1%
  10. 特に無し 1.5%

女性目線の回答としては、多くの項目で過半数以上の得票となっており、特に「料理」89.3%、「洗濯」84.2%、「掃除」80.7%の項目については8割以上が回答する圧倒的な割合を記録しました。

やはり女性がメインで担当している家事の項目が多い一方で、男性も「ゴミ出し」「食器洗い」「掃除」を中心に積極的に参加している結果が見受けられました。

次に、パートナーが取り組む家事に対する満足度についてお伺いいたしました。

Q3. パートナーが取り組む家事に対する満足度はどれくらいですか。

グラフ: Q3. パートナーが取り組む家事に対する満足度はどれくらいですか。
  • 非常に満足 26.2%
  • やや満足 32.1%
  • どちらでもない 18.9%
  • やや不満 16.4%
  • 非常に不満 6.4%

パートナーに対する満足度としては、「非常に満足」「やや満足」を選んだ方は合計58.3%と過半数をしめており概ね満足されている方が多いようです。一方で不満を抱えている「やや不満」「非常に不満」は合わせて22.8%という結果となりました。

パートナーが取り組む家事に対する満足度について男女比を見てみると、以下のように明確に差が見受けられました。

男女別

グラフ: Q3. パートナーが取り組む家事に対する満足度はどれくらいですか。(男女別)

男性が女性に対する満足度が「非常に満足」40.2%「やや満足」33.6%で合計7割以上である一方、女性が男性に対する満足度は「非常に満足」15.5%「やや満足」31.0%で合計5割弱に留まりました。

また、女性側が「やや不満」23.5%「非常に不満」10.4%と合計3割以上の方が不満を抱えている現状が浮き彫りになりました。

次に、家事をラクにしてくれる「時短家電」を使っている方はどれくらいの割合がいらっしゃるのか調査を行いました。

Q4. 家事をラクにするために「時短家電」を活用していますか。

グラフ: Q4. 家事をラクにするために「時短家電」を活用していますか。
  • はい 34.6%
  • いいえ 65.4%

さまざまな時短家電が売り出されている昨今ですが、「はい」と答えた方は3割強という結果になりました。

時短家電を取り入れている方はどのような家電を活用しているのでしょうか。

Q5. どの「時短家電」を活用していますか。

Q5. どの「時短家電」を活用していますか。
  1. 食器洗い/食器乾燥機 56.6%
  2. 洗濯乾燥機 38.5%
  3. 掃除用ロボット 35.1%
  4. 時短調理機 26.3%
  5. その他 2.0%

時短家電で一番普及しているのは「食器洗い/食器乾燥機」56.6%で過半数の得票となりました。最近では食器洗い機が備え付けのキッチンも増えてきており身近に感じている方も多いのかもしれません。

続いて「洗濯乾燥機」38.5%、「掃除用ロボット」35.1%、「時短調理機」26.3%という順位となりました。

それぞれの家電について、使用した満足度をお伺いしたところ以下のような回答となりました。

食器洗い/食器乾燥機

  • 非常に満足:自由時間が増えるうえに、洗いあがりがきれいなので満足している。(20代男性)
  • どちらでもない:時短になっているのか微妙だからです。食洗機に投入するまでの下処置があるため(40代女性)

洗濯乾燥機

  • やや満足:洗濯乾燥機は干す手間がなく、家電の中で1番必要であると感じるため。(30代女性)
  • やや不満:時短にはなるが、電気代などのコストが割高である(20代男性)

掃除用ロボット

  • 非常に満足:家がいつもキレイに保てるし快適な空間で過ごせるから(40代女性)
  • やや不満:使える部屋が限られており、あまり活躍していないから(30代女性)

時短調理機

  • やや満足:1時間かかる料理が10分くらいでできる(50代女性)
  • やや満足:電機圧力鍋で調理時間を短縮でき概ね満足。ただ、場所をとるのでそこだけ不満です。(40代女性)
  • やや不満:時短にはなるが機器によってメンテや清掃が面倒臭く、結局あまり時短にならないと感じる(30代男性)
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まとめ

今回の調査では多様化が進み、共働き世帯が6割を超える現代において「自宅の家事」について調査いたしました。

結果の詳細をみると、男性もあらゆる家事に挑戦していることが分かりますし、パートナーへの満足度も比較的高い水準という結果になりました。

一方で、女性側の3割以上がパートナーのパフォーマンスに不満を感じていることも判明し、さらに改善できる余地も感じる調査となりました。

ぜひこの機会に家族間でしっかりと話し合って最適な家事分担を検討されてはいかがでしょうか。

調査概要

調査方法: インターネット自社調査
調査対象: 20代以上でご結婚をされている方 592名
調査期間: 2023年5月

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※1:「主婦休みの日」について
「主婦休みの日」はリビング新聞が提唱。1月25日、5月25日、9月25日を「主婦休みの日」として日本記念日協会に登録しました。家事を主に担当する「主婦」が、気兼ねなく家事を休む日。年末年始・ゴールデンウイーク・夏休みの直後の給料日に!という主婦の声で決まりました。