おしゃれな部屋は「高さ」が違う!ペンダントライトの理想的な高さとは?

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「おしゃれなペンダントライトを購入したけれど、どのくらいの高さに設置すれば良いのだろう?」「ダイニングテーブルの上が暗く感じたり、逆に眩しすぎたりするのは高さが原因?」

ペンダントライトは、空間の印象を大きく左右する重要なインテリアアイテムです。しかし、その効果を最大限に引き出すためには「適切な高さ」に設置することが不可欠です。高さ設定を間違えると、デザインが良くても使い勝手が悪くなったり、部屋全体がちぐはぐな印象になったりしてしまいます。

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1. ペンダントライトの「高さ」が重要な理由

ペンダントライトの高さを慎重に選ぶべき理由は、高さが「明るさ」「見た目の印象」「安全性」の3つの要素に直接影響を与えるからです。高く吊るせば光は広範囲に、低く吊るせば真下を強く照らします。また、視線に入りやすい照明の高さは空間のバランスを左右し、低すぎれば頭をぶつけたり視界を遮ったりと、快適な生活の妨げになる可能性もあります。目的や安全性に合わせて高さを決めることが、心地よい空間作りの第一歩です。

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2. 【場所別】これが正解!ペンダントライトの理想的な高さの目安

ペンダントライトを設置する場所によって、最適な高さは異なります。ここでは、主要な場所ごとに具体的な高さの目安を解説します。

2-1. ダイニングテーブルの上:最もこだわりたい場所

ダイニングは、ペンダントライトが最も活躍する場所です。料理を美味しく見せ、家族団らんの雰囲気を演出するために、高さには特にこだわりましょう。

  • 理想の高さテーブルの天板から照明の下端までを60cm~80cmにするのが黄金比です。
  • ポイント:この高さは、座った人の視線を遮ることなく、テーブル全体を効率よく照らすことができます。光が料理に程よい陰影を作り、立体的に見せる効果もあります。実際に椅子に座り、圧迫感がないか確認するのがおすすめです。

2-2. キッチン(カウンター)の上:作業効率を重視

アイランドキッチンやカウンターキッチンでは、デザイン性だけでなく作業のしやすさも考慮しましょう。

  • 理想の高さカウンターの天板から80cm~90cm程度、もしくは床から160cm~170cm程度が目安です。
  • ポイント:調理中に手元が影にならず、かつ頭をぶつけない高さを確保します。目線より少し上に光源が来ることで、作業の邪魔になりません。ダウンライトなど他の照明との併用も効果的です。

2-3. リビング:生活動線を邪魔しない高さ

リビングの中心に設置する場合、人が下を通っても邪魔にならないことが最優先されます。

  • 理想の高さ床から照明の下端まで最低でも200cm~210cmは確保しましょう。
  • ポイント:一般的な天井高(約240cm)の住宅で、圧迫感をなくし空間を広く見せる効果があります。人が通らないローテーブルの上などに設置する場合は、もう少し低くても問題ありません。

2-4. トイレ・玄関・廊下:圧迫感のないスッキリした高さ

トイレや玄関などの比較的狭い空間では、圧迫感を与えないことが重要です。

  • 理想の高さ:リビング同様、床から200cm~210cmを基本とします。
  • ポイント:空間をスッキリと見せるための高さです。動線を外れたコーナーなどにアクセントとして設置する場合は、少し低めに設定するとおしゃれな雰囲気を演出できます。
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3. 誰でも簡単!ペンダントライトの高さを調整する方法

「理想の高さは分かったけど、どうやって調整すればいいの?」という方のために、具体的な調整方法をご紹介します。

3-1. 照明器具本体の機能と便利な調整アイテム

最近の照明器具は、天井との接続部を隠すカバー内に余ったコードを収納できるタイプが多く、見た目をスッキリと調整できます。

もしお持ちの照明に調整機能がなくても、市販の便利グッズを使えば簡単に調整可能です。

  • コードリール:余ったコードを巻きつけて収納するアイテム。デザインも豊富で、最も手軽で人気のある方法です。
  • コードアジャスター:コードを挟んだりケースに収めたりして長さを調整します。コンパクトで目立ちにくいのが特徴です。

逆にコードが短すぎる場合は、「引掛シーリング用延長コード」を使用すれば長さを足すことができます。

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4. 失敗しないために!設置と調整の重要注意点

最後に、ペンダントライトを安全に、そして失敗なく設置するための重要な注意点を2つご紹介します。

4-1. 安全第一!天井の「耐荷重」を必ず確認

ペンダントライトは、天井にある「引掛シーリング」という電源に接続します。この引掛シーリングには耐荷重(支えられる重さ)があり、一般的には5kgまでとされています。特にガラスや金属を使った重量のある照明を取り付ける際は、必ず照明本体の重量と引掛シーリングの耐荷重を確認してください。重さに耐えられないと、照明が落下する危険があり大変危険です。

4-2. 危険!コードを直接結ぶのは絶対にNG

コードが長すぎるからといって、コード自体を固く結んで調整するのは絶対にやめてください。コード内部の断線やショートを引き起こし、火災の原因になる可能性があります。長さの調整は、必ず本記事で紹介したような専用の調整アイテムを使用してください。

5. まとめ

ペンダントライトの高さは、快適でおしゃれな空間を作り出すための重要なデザイン要素です。

  • 場所別の目安:ダイニングは「天板から60~80cm」が基本。他の場所は生活動線を最優先に。
  • 調整方法:コードリールなどの便利アイテムを活用すれば誰でも簡単に調整できる。
  • 注意点:安全のため「耐荷重の確認」と「コードを結ばない」ことを徹底する。

今回ご紹介したポイントを押さえるだけで、ペンダントライトの設置は失敗なく行えます。ぜひあなたの家にぴったりの高さを見つけて、理想の照明空間を演出してください。

FLIE magazine 編集部

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