折り上げ天井の魅力とは?注意点やおしゃれにするコツも解説!

リノベーション
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おしゃれな家をつくる工夫として、折り上げ天井を導入する方も多いでしょう。折り上げ天井とは、天井の中央部分を一段へこませて周囲より高くした天井を指しますが、それらにはどのようなメリットがあるでしょうか。

注意点とあわせて解説していきます。家の新築やリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 折り上げ天井のメリットとは

リビングや玄関などに多い折り上げ天井ですが、設置するメリットはどこにあるでしょうか。上手に取り入れることで、ワンランク上の住宅づくりを目指せるため、ぜひ活用してみてください。

1-1. スタイリッシュな空間になる

まず、折り上げ天井はおしゃれでスタイリッシュな空間になるのが特徴です。梁を見せる構造にもできるため、空間のアクセントにもなるでしょう。

折り上げた面にアクセントクロスを取り入れれば、他の空間とはひと味違うオリジナル空間も演出できます。間接照明との相性も良く、住宅のデザイン性は高まるでしょう。

1-2. 部屋に奥行きが生まれる

天井が二段になる折り上げ天井は、空間に奥行きが生まれるのも特徴です。部屋が広く見えるため、床面積の狭い玄関などにも向いています。

家族がたくさんいても、ゆとりのある空間で過ごしたい方は、ぜひ折り上げ天井を検討してみましょう。上手に取り入れれば、暮らしやすさも変わってくるはずです。

1-3. 開放感が出てくる

折り上げ天井は開放感のある空間がつくりやすく、広々とした住宅がつくれます。開放感はライフスタイルにも大きく影響を与えるため、家族や友人同士で穏やかな時間を過ごせるでしょう。

また、天井近くに窓を設置すれば、採光もしっかり確保できるはずです。明るい住宅をつくりたい方は、折り上げ天井を導入してみましょう。

1-4. 採光・通風を確保しやすい

折り上げ天井は採光性や通気性が優れているため、快適な住宅がつくれます。日当たりや風通しなどで悩んでいる方は、天井を高くしてみると良いでしょう。

明るい空間は過ごしやすく、気分も前向きになれます。間取りや立地によりますが、折り上げ天井なら日中の電気はいらないでしょう。

1-5. 低コストで設置可能

折り上げ天井はコストがかからないのもメリットです。工事費用は10万円前後に収まることが多く、家計を圧迫する心配もありません。

間取りを変更せずに部屋の雰囲気を変えられるため、気軽にできるリフォームの一つとして人気です。自宅のリフォームを検討している方は、折り上げ天井も候補の一つとして検討してみましょう。

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2. 折り上げ天井のデメリットとは

続いて、折り上げ天井のデメリットをご紹介していきます。メリットばかり見ていると、施工後に不便さを感じてしまうため、注意点も事前に把握しておきましょう。

2-1. 冷暖房効率が悪い

折り上げ天井は通常の天井より高さがあるため、冷暖房効率が下がる可能性があります。特に夏場や冬場は、エアコンの電気代が高くなる可能性があるため注意しましょう。

折り上げ天井を設置する空間には、断熱効果の高い窓ガラスを取り入れたりシーリングファンを設置したりして対策することをおすすめします。

2-2. 上階の天井が低くなる可能性がある

建物の高さ制限によっては、上階の天井が低くなる可能性があるのも注意点です。特に北側斜線制限がかかっている地域に建てる住宅は、どこに折り上げ天井を設置するか入念に計画する必要があります。

住宅全体が快適な空間となるように時間をかけて設計していきましょう。

2-3. メンテナンスがしにくい

折り上げ天井は角の掃除がしづらく、ゴミやホコリなどが気になってしまうのもデメリットです。高いところの掃除は転落などの危険も伴うため、業者にクリーニングを依頼することをおすすめします。

費用はかかりますが、短時間で部屋中を綺麗にしてくれるでしょう。定期的なお手入れで清潔な空間を保つことが重要です。

※ 参考記事: 「ハウスクリーニングの特徴とは?メリット・デメリットをご紹介!

2-4. 照明の明るさが足りない場合もある

天井が高いと、照明の位置は必然的に高くなります。通常の天井と同じ光量のライトを設置してしまうと、明るさが足りない場合もあるため、設置位置や光の強さは注意して選びましょう。

事前にどのくらいの光が必要なのか、その空間の使用用途を考慮して考えておくのもおすすめです。

2-5. 防音性は低くなる

折り上げ天井は厚みが薄いこともデメリットでしょう。上階の床との距離も近くなるため、足音などの生活音が下階に響く恐れがあります。

小さなお子さんやペットがいる方は、よく考えて設置するようにしましょう。プライベート空間を大切にしたい方や生活音に敏感な方などには向いていません。

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3. 折り上げ天井をおしゃれに見せるポイント

最後に、おしゃれな折り上げ天井にするコツをご紹介していきます。折り上げ天井の魅力を最大限活かして、オリジナルの空間を演出してみましょう。

3-1. アクセントクロスを張る

折り上げ天井をおしゃれにしたいなら、アクセントクロスを張ることをおすすめします。リビングに折り上げ天井が設置されているなら、ソファなど家具の張地と色を揃えた無地のクロスが良いでしょう。

また、木目調のアクセントクロスもおすすめで、部屋の雰囲気が柔らかい印象になります。

3-2. 明るさが不足していないか考える

折り上げ天井の空間で生活してみると、照明が暗かったという後悔が後を断ちません。リビングやキッチンなどで作業をしたくても、手元が暗くてできない可能性があります。

ダウンライトやシーリングライトなどいくつかの照明を組み合わせて快適な明るさを維持していきましょう。

3-3. 部屋の広さを考慮して天井の高さを決める

折り上げ天井は極端に高くしてしまうと、空間のバランスが崩れてしまいます。高ければ高いほど開放的というわけでもないため、折り上げ天井を設置する際は全体のバランスを考慮しましょう。

モデルルームなどで実際の暮らしを想像してみると、失敗することなく折り上げ天井を取り入れられるはずです。

3-4. 間接照明を設置して雰囲気を出す

間接照明は空間に立体感を与えるため、適所に設置することをおすすめします。その際も、全体の印象を大切にバランスの取れた空間を目指しましょう。

照明の種類によって空間の印象は大きく変わるため、テーマ性を持ってコーディネートしていくことが大切です。参考事例をたくさん見ておくと、どんな空間にしたいかイメージが湧きやすいでしょう。

折り上げ天井には天井面を照らす「コーブ照明」が取り入れられることも多く、より開放的で高級感のある空間を演出できます。
※ 参考記事: 「コーニス照明・コーブ照明とは?特徴や設置のコツをご紹介!

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、折り上げ天井のメリットやデメリット・おしゃれに見せるポイントをご紹介してきました。折り上げ天井は開放感や奥行きが感じられる特徴がありますが、その分、冷暖房効率は下がってしまうでしょう。

夏場や冬場はエアコン代が高くなる可能性があるため注意が必要です。また、上階の音が響きやすいことや高さ制限を受けやすいことなどもデメリットとして挙げられます。

設置は低コストでできるため、注意点を押さえて入念な計画をしましょう。アクセントクロスや間接照明を活用すると、よりおしゃれな空間になります。