出産やお子さんの成長に合わせて、自宅に壁を作りたいと考えている方も多いでしょう。
1つの部屋を壁を作って2部屋にしたりリビングに壁を設けて仕事部屋にしたりとリフォームの内容はさまざまです。それらのリフォームに掛かってくる費用は工事内容によっても異なるため、予算を徹底するためにも何をしたいか明確にしておく必要があります。
この記事では、部屋に壁を作るリフォームの際に確認すべきことや工事内容別の費用などを解説していきます。簡易的な壁ならDIYでも作れるため、ご興味のある方は自宅でも取り入れてみてくださいね。
1. 部屋に壁を作るリフォームで確認すべきこと
まず、自宅に壁を設ける前に以下のことを確認しましょう。内容によっては工事ができない場合もあります。できることとできないことを把握するためにも事前準備は入念に行うことをおすすめします。
1-1. 住宅性能に問題がないか
住み始めてから壁を作る理由にはさまざまなものがありますが、その多くは個室を増やすためでしょう。子ども部屋や書斎などプライバシーを確保できる空間が必要です。
より快適な空間で過ごすためには、防音性や防火性を重視しなくてはなりません。新たに壁を作る場合は必要な住宅性能が備わっているか確認するようにしましょう。
1-2. ドアや窓は設置するかどうか
部屋に壁を作る場合、あわせて確認していただきたいのがドアや窓の設置有無です。個室を作るために壁を作るのであれば、扉を設置する必要性も出てきます。お部屋の向きや日当たりによっては窓を設置した方が快適に過ごせるでしょう。
ただ、壁の他にドアや窓を設置してしまうと、追加で費用が掛かってしまいます。使える金額は事前に把握しておきましょう。
1-3. 電気配線が必要かどうか
部屋を区切ってしまうと、照明や換気扇、コンセントなどの電気配線工事も必要になる可能性があります。
特にエアコンの増設や移動は配線工事も必要になるため、高額な費用が発生します。なぜ壁を作るのか理由をハッキリさせ、必要に応じて工事を進めましょう。
1-4. マンションの場合は規約を確認する
マンションで壁を新たに作る場合は事前に管理規約を読んでおきましょう。管理規約にはリフォーム工事の制限や禁止事項が書かれている可能性があります。原状回復をしなければならない物件もあるため、工事をする前に知っておきましょう。
管理規約を読んでも分からない場合は管理会社やオーナーに直接尋ねることをおすすめします。
2. 部屋に壁を作るリフォームの費用
続いて、壁を作るリフォームをする際に掛かる費用を工事内容別にご紹介します。リフォームを検討している方は大まかな相場を知っておくと良いでしょう。
2-1. 壁で室内を完全に仕切る場合
壁のみの増設で1部屋をで2部屋にする場合の費用は8畳で15万円前後です。将来的に2部屋にするつもりで設計しておけば、壁のみの設置で部屋を仕切ることができます。
照明やエアコン、コンセントなどの設置を伴う工事の場合は40万円前後掛かります。工事内容によって価格は大きく変動するため、予算を考えながら設計していきましょう。
2-2. 室内の一部を仕切る場合
採光や通風によっては室内を完全に仕切らず、一部を開けておく方法もあります。完全に仕切るよりも安い施工費用で壁を作れるため、出費を抑えたい方におすすめです。
壁の種類によっては5万円前後のものもあるため、より低コストで部屋を仕切ることができます。
2-3. 家具や建具で室内を仕切る場合
造作棚や襖などで室内を仕切る際は30万円程度必要です。置き方や使い方次第では、間仕切りだけでなく収納としても役立つため、室内もスッキリ片付けられるでしょう。
建具の種類によっては人影が隣の部屋から見えてしまうこともあるため、プライバシーを確保するには弱いかもしれません。状況に応じて、使用するアイテムを取捨選択していきましょう。
2-4. ドアを設置して室内を仕切る場合
既存の壁を一部撤去して、引き戸などのドアで部屋を仕切るアイデアもよく選ばれています。
ドアを設置する場合の費用は30万円前後です。ドアを設置するだけなら3日程度で完了しますが、電気工事が必要な場合は工期が1日延びると考えておいた方が良いでしょう。
2-5. カーテンを利用して室内を仕切る場合
カーテンを敷いて部屋を仕切ることも可能です。カーテンを設置する場合の費用は10万円以内で、比較的安く工事ができるでしょう。取り付けも半日あれば完成するため、お急ぎの方はカーテンで目隠しをすることをおすすめします。
ただ、カーテンは壁より防音性が低く、音が響きやすいデメリットがあります。目的に合わせて工事内容を選ぶようにしましょう。
3. DIYで部屋に壁を作るメリット
簡易的な壁ならDIYも可能です。ここでは、部屋の壁をDIYするメリットをご紹介します。期限や予算、クオリティなどを総合的に判断して業者か自分で行うか判断しましょう。
3-1. 費用が抑えられる
DIYで壁を作る際の費用は材料代や工具代などを合わせて総額1万円程度で済みます。自宅に必要な工具が揃っていれば、さらに安く抑えることができるでしょう。選ぶ材料によって金額も異なるため、予算を考慮して質の良いものを選んでおくことをおすすめします。
3-2. おしゃれにリメイクできる
DIYでは自分なりにさまざまなアレンジが可能です。自宅のインテリアに合わせて壁紙を決めたりお絵描きをしたりなど試行錯誤しながら製作できるでしょう。家族のイベントとしても人気です。
業者に依頼してしまうと、制限があったり食い違いがあったりして想像していたものとは違うものが出来上がってしまう可能性もあります。DIYであれば、たとえ失敗しても、自分たちが納得した形で進めていくことができるでしょう。
3-3. 愛着が湧く
オリジナリティ溢れる空間は愛着が湧きます。子ども部屋として広い部屋を分割しても、気に入ってくれなければ意味がありません。
DIYで一緒になって作ることでお気に入りの空間が作れるはずです。色や素材などにもこだわってみてくださいね。
3-4. 無理なく計画できる
業者に壁の設置を依頼した場合は工期が決まっていますが、DIYなら自分で計画を立てられます。仕事や用事などの予定を考慮して無理のない計画ができるでしょう。
ただ、あまりにも長く期間を設定してしまうと、途中で諦めてしまう可能性もあるため、ある程度の完成時期は決めておくことをおすすめします。
3-5. 賃貸でもできる
突っ張り棒や壁に穴を開けないDIYアイテムを使えば、賃貸でも気軽に間仕切りが作れます。
そのようなDIYアイテムはホームセンターの他、100円ショップでも購入できるため、低予算で部屋に壁を作ることができるでしょう。現状回復もスムーズに行えるため、安心です。
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5. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は部屋に壁を作る際の注意点や費用をご紹介しました。
大きな1部屋をで2部屋に仕切るリフォームでは、住宅性能や電気・配管工事の有無を確認する必要があります。工事内容によって、掛かる費用も大きく変化するため、見積りを取って相場がどのくらいなのか判断すると良いでしょう。
金額が高い場合は壁をDIYする方法もあります。DIYでは、低コストで生活空間を区切ることが可能です。子ども部屋や仕事部屋などさまざまな使い方ができるため、ライフスタイルに合わせてカスタマイズしていくと良いでしょう。
DIYの計画を立てる際は壁を作る理由や用途をハッキリさせるとスムーズに決められます。