珪藻土の壁でよくある後悔とは?失敗しない選び方をご紹介!

リノベーション
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珪藻土は自然派の方に人気の素材です。独特な風合いが魅力で自宅の壁に取り入れたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

珪藻土は調湿性や脱臭性にも効果があるため、さまざまな場面で活躍してくれるはずです。しかし、よく考えて商品を選ばないと施工を後悔してしまうケースも多く、事前に注意点を押さえておく必要があります。

そこで今回は、珪藻土の壁でよくある後悔やおすすめの選び方・珪藻土壁を取り入れる場所などをご紹介していきます。自宅に珪藻土の壁を施工したいと考えている方は、ぜひ役立ててみてください。

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1. 珪藻土の壁でよくある後悔

リビングやダイニングの壁を珪藻土にしたい方は、以下の注意点を押さえておきましょう。ここでご紹介する事例をしっかりと把握しておけば、商品選びで後悔することも少なくなるはずです。

珪藻土を上手に扱えば、耐久性や断熱性の優れた住宅がつくれます。

1-1. すぐに傷が付く

珪藻土は植物プランクトンの一種で、藻類に分類される珪藻が海や川底に蓄積して化石化したものです。そのため、脆く傷付きやすい特徴があります。

家具やお子さんの遊び道具などが珪藻土の壁に当たってしまうと、すぐに傷が付いてしまい、見た目が悪くなってしまうでしょう。修繕も可能ですが、小さなお子さんやペットがいる家庭には不向きです。

1-2. すぐに汚れる

珪藻土は水を吸収しやすいため、シミができやすいこともデメリットとして挙げられます。ジュースやコーヒー・醤油などが染み込んでしまうと、なかなか落とせないため注意が必要です。

壁に目立つシミができてしまうと、精神的にもストレスになってしまうため、深く染み込む前に対処しましょう。

1-3. 水拭きができない

珪藻土は水拭きできないことも注意点です。汚れが付いてしまった場合は、メラミンスポンジで軽く擦って対処しましょう。綺麗に拭き取ったらよく乾燥させることも忘れないでください。

壁の素材を選ぶ際は、メンテナンス性も考慮することが大切です。簡単にお手入れしたいならクロスを導入することをおすすめします。

1-4. 粉が落ちてくる

乾いた珪藻土を触ると、粉が落ちてくる場合があります。粉で衣類やテーブルなどが汚れてしまう可能性もあるため、施工場所は工夫しましょう。

リビングに珪藻土の壁を取り入れる際は、ダイニングテーブルと離れているか確認してから施工することをおすすめします。また、クローゼット内の壁に珪藻土を取り入れるのも、あまりおすすめできません。

1-5. ヒビが入りやすい

扉や窓の開け閉めなどの振動によってヒビが入りやすいデメリットもあります。ただ、そこまで大きなヒビ割れは起こらないため、すぐに補修可能です。

気になる場合は、施工場所を最小限に抑えましょう。アクセント程度に使用すると、使い勝手も良くなります。用途を明確に、どんな空間を演出したいのか考えてみましょう。

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2. 後悔しない珪藻土壁の選び方

ここからは、珪藻土の選び方をご紹介していきます。壁材として珪藻土を選択する際は、以下のポイントに注意して商品を決めるようにしましょう。

2-1. 含有率にこだわる

珪藻土を使って壁をつくる場合、でんぷん糊や漆喰など接着剤と混ぜて施工します。珪藻土だけでは接着できないため、これらの割合が重要になってくるでしょう。

珪藻土の調湿性や消臭性を強く出したい方は、珪藻土の含有率が高めな商品を選ぶことをおすすめします。珪藻土の含有率は種類によって20%〜80%とさまざまです。

2-2. インテリアスタイルにこだわる

自宅に珪藻土の壁を取り入れるなら、インテリアスタイルも考慮しましょう。珪藻土と相性の良いインテリアは、ナチュラルスタイルや和風スタイル・北欧スタイルなどです。それぞれのスタイルによっておすすめの仕上げも異なるため、前もって把握しておくと良いでしょう。

ナチュラルスタイルなら不規則にコテ跡を残す「ラフ仕上げ」が向いています。

2-3. 色にこだわる

珪藻土の色はホワイトやベージュ・ブラウンなど多種多様です。色味によって与える印象も異なるため、雰囲気に合ったものを選ぶようにしましょう。

製品の中には、色を自由に混ぜ合わせてオリジナルの色をつくれるものもあります。施工場所の雰囲気に合わせられるため、満足度も高くなるでしょう。

2-4. 価格にこだわる

珪藻土の壁は仕上げやカラーによって価格がまちまちです。一般的には、材料費として1㎡あたり1,000円~3,000円、施工費として1㎡あたり5,000円~8,000円程度かかります。

あらかじめ予算を決めておき、価格で失敗することがないように対策しておきましょう。

2-5. 珪藻土クロスもおすすめ

珪藻土の壁を自宅に取り入れたいけれど、予算オーバーしてしまうという場合には「珪藻土クロス」を選択してみることをおすすめします。珪藻土クロスはクロスの表面に珪藻土を加工したもので、本物のような見た目が楽しめるでしょう。

ただ、性能は劣るため、調湿性や消臭効果はあまり期待できません。

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3. 珪藻土壁を取り入れる場所

最後に、珪藻土の壁におすすめの場所をご紹介していきます。施工場所にこだわって、快適な空間づくりを目指しましょう。

3-1. リビング

リビングは生活の中心となる場所です。家族が集まるため、ニオイが気になるタイミングも多いでしょう。消臭効果もある珪藻土の壁を取り入れれば、料理のニオイやペットのニオイなどを綺麗に消せます。

ニオイを残りにくくしてくれる効果も期待できるため、清潔感のあるリビングを保てるでしょう。

3-2. トイレ

自宅の中でニオイが気になる場所といえば「トイレ」です。トイレにも珪藻土の壁がおすすめですが、水はねには注意しなければなりません。

珪藻土は水をよく吸うため、こまめにお手入れしておかないとシミや変色の原因となります。トイレに珪藻土の壁を取り入れる際は、防水機能を付けるなど対策しましょう。

3-3. 洗面所

洗濯物が集まる洗面所や脱衣所にも珪藻土の壁は向いています。こちらもトイレと同様に防水をしっかりとしておきましょう。

珪藻土を上手に活用できれば、おしゃれな雰囲気を演出できるため自宅のインテリア性も高められます。お金をかけるところと節約するところをしっかりと見極め、賢く家づくりをしていきましょう。

3-4. 玄関

玄関は湿気が溜まりやすい場所であるため、調湿効果のある珪藻土の壁が向いています。消臭効果で靴のニオイも綺麗に取り除いてくれるでしょう。

デザインや色味にこだわると、より高級感のある空間になります。玄関は住宅の顔であるため、こだわって設計しましょう。

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5. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、珪藻土の壁でよくある後悔や失敗しない選び方・おすすめの施工場所を解説してきました。珪藻土は調湿効果や消臭効果が期待できる素材で、快適な住まいづくりを手助けしてくれます。

ただ、何も考えていないと失敗するため、含有率やデザイン・色味などにこだわって商品を選ぶことが大切です。自宅の中でニオイが気になる場所はたくさん存在するため、用途に合わせて最適な製品を選んでいくと良いでしょう。

特に、リビングやトイレ・洗面所・玄関は悪臭が溜まりやすい場所です。消臭対策として珪藻土を取り入れてみてはどうでしょうか。