「新生活の家探し」に関する意識調査約9割が立地と生活満足度の関係性を実感! 暮らしを豊かにした近隣施設ランキングも一挙公開

フリエ住まい総研
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 昨今、共働き世帯の増加(※1)などを背景に、時間を有効活用して生活の質(QOL)を高める「暮らしの合理化」への意識が注目されています。こうした変化は住まい選びにも波及しており、物件自体の条件だけでなく、移動など生活の手間を軽減できる「立地利便性」への関心が高まっていると推測されます。 そこでフリエ住まい総研では、新生活シーズン真っ只中の今、直近5年以内に引越しを経験した375名を対象に「家探しの実態」に関するアンケートを実施。現役世代の住まい選びの優先順位と、それが幸福度に与える影響を調査しました。

(※1) 厚生労働省HP「共働き等世帯数の年次推移」https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/backdata/02-01-01-03.html

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調査結果内訳

まず始めに、今の家を選んだ際の「家から駅までの徒歩分数」についてお伺いしました。

<Q1. 今の家を選んだ際、物件情報に記載された「駅からの徒歩分数」は何分以内を条件にしましたか。>

・特にこだわらなかった 32.3%
・10分以内 28.5%
・15分以内 23.2%
・20分以内 9.3%
・5分以内 6.7%

「特にこだわらなかった」32.3%が最も多く、最寄り駅への依存度は大きくないことが分かりました。利便性が高い「5分以内」を条件とする人は僅か6.7%に留まり、多くの方が10~15分以内をひとつの目安としています。
利便性を追求しつつも、予算や広さといった他の条件とのバランスを考慮した現実的な判断がなされていると言えます。

続いて、駅までの道のりに関する体感時間についてお伺いしました。

<Q2. 実際に生活してみて、駅までの道のりが「表記の時間(分)」よりも長く感じますか。>

・表記通り 49.9%
・やや長く感じる 35.2%
・やや短く感じる 8.5%
・非常に長く感じる 5.9%
・非常に短く感じる 0.5%

「表記通り」が約半数で最多となった一方、合計41.1%が表記よりも長いと感じており、不動産広告上の「徒歩分数」と、実際の歩行環境に基づいた生活実感には少なからず乖離があることが判明しました。その実感の乖離はどこから来るのか。
Q2で「非常に長く感じる」「やや長く感じる」と回答した方に主な原因についてお伺いしました。

<Q3.駅までの道のりが長く感じる主な原因は何ですか。(複数回答)>

※Q2で「非常に長く感じる」「やや長く感じる」を選んだ方のみ回答

・信号待ちが長い 49.4%
・坂道が険しい 22.1%
・夜道の街灯が少なく、慎重に歩く必要がある 16.2%
・歩道が狭く、自分のペースで歩けない 13.6%
・玄関からエントランス(または公道)までが遠い 12.3%
・踏切がある 10.4%
・その他(フリーアンサー) 6.5%

【その他(フリーアンサー)の一部回答】
・体力がなく歩く速度が遅いから
・感覚の問題
・明らかに距離自体遠い
・車道と分離した安全な歩道が無い(路側帯のみ)

「信号待ち」が約半数で最多となりました。地図上の距離計算では反映されない日常的な足止めが、体感的な負担を増やしている実態が浮き彫りになりました。

続いて、家探しで重視した項目についてお伺いしました。

<Q4.家探しで重視した項目を教えてください。(複数回答)>

・家賃・購入価格 81.3%
・部屋の広さ・間取り 56.8%
・駅までの距離(徒歩分数) 46.7%
・周辺施設の充実度 41.6%
・住環境(騒音・日当たり等) 40.3%
・通勤・通学時間 40%
・治安・夜道の安心感 35.7%
・築年数・設備の新しさ 34.4%
・災害リスク 13.9%
・その他(フリーアンサー) 1.9%

【その他(フリーアンサー)の一部回答】
・通勤・通学時間
・ペット可
・駐車場の有無
・楽器演奏可能
・方角
・職場の近く
・新しい分譲地

物件自体の要素である「家賃・購入価格」81.3%や「部屋の広さ・間取り」56.8%に次いで、「駅までの距離」46.7%と「施設充実度」41.6%が上位にランクインしました。住まいのスペックと同様に、その場所での「暮らしやすさ」が重要な決定要素となっています。

続いて、「徒歩圏内」にあって、生活が便利になった施設ついてお伺いしました。

<Q5. 自宅から「徒歩圏内」にあって、生活が便利になった施設は何ですか。 (複数回答:最大3つ)>

・スーパー 71.7%
・コンビニ 54.7%
・ドラッグストア 38.9%
・病院・クリニック 24.3%
・銀行・ATM 18.9%
・100円ショップ 13.9%
・子育て関連施設(保育園・学校など) 13.9%
・飲食店(外食/テイクアウト含む) 9.1%
・コインランドリー 4.3%
・その他(フリーアンサー) 3.2%

「食」と「消耗品」を支える3施設「スーパー」71.7%・「コンビニ」54.7%「ドラッグストア」38.9%が圧倒的な支持を集めており、これらが身近にあることが生活動線の効率を底上げする必須条件と言えそうです。

さらに、生活が便利になった施設について、自宅から何分以内にあると理想かについてお伺いしました。

<Q6. Q4で選んだ生活が便利になった施設は自宅から「何分以内にあると理想」ですか。>

・5分以内 44.3%
・10分以内 41.9%
・15分以内 11.5%
・特にこだわらない 1.6%
・20分以内 0.8%

Q2の駅からの距離では「5分以内」の需要は6.7%と限定的でしたが、生活施設では44.3%が「5分以内」を切望しています。「駅までは15分歩けても、買い物は5分以内で済ませたい」という、家事の手間を軽減したい現代人のシビアな時間感覚が伺えます。

さらに、生活満足度への影響についてお伺いしました。

<Q7. 「駅からの距離」や「周辺施設の充実度」は、あなたの生活満足度(幸福度)にどの程度影響していると思いますか。>

・影響している 50.7%
・とても影響している 36.5%
・どちらともいえない 7.7%
・あまり影響していない 4.3%
・まったく影響していない 0.8%

合計87.2%が立地利便性と幸福度の相関を肯定しています。効率的な生活環境の確保が、単なる「便利さ」を超えて心のゆとり(QOL)に直結していることが裏付けられました。

最後に、これから新生活の物件探しをする人へのアドバイスについてお伺いしました。

<Q8. これから新生活の物件探しをする人へ、周辺環境の「タイパ」を高めるためのアドバイスがあれば教えてください。 (自由回答)>

※自由回答より一部抜粋

■ 距離だけでなく、移動の動線を考える(30代)
■ 近ければいいというわけではなく、ある程度歩くこともまた楽しく、充実した生活の要素となる。(20代)
■ 物件の家そのものだけでなく、その周辺でどう時間を使えるか(=タイパ)を先に考えることが、快適で満足度の高い生活につながる(60代以上)
■ 譲れない条件を明確にして探すこと(40代)
■ 通勤時間を1日ではなく週や月や年にして計算して欲しいです。その上でその時間でできる事を検索してみると時間の大切さをより感じられる(30代)

調査概要

調査方法: インターネット自社調査
調査対象: 国内在住の18歳以上かつ、直近5年以内に引越しをした方 375名
調査時期: 2026年2月
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代表者  :代表取締役社長 井上 正賀
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資本金  :1,000万円
主な事業 :不動産売買プラットフォーム事業、不動産DX支援事業
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