花粉症患者の5人に1人が「家でもマスク着用」を実施 コロナ禍における「自宅での花粉対策」を実態調査!

フリエ住まい総研
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住まいや暮らしに関する様々な“気になるコト”を調査する「フリエ住まい総研」。
今回は、本格的なシーズンを迎える“花粉症”において、日本在住で花粉症の症状を抱えている全国956名の方を対象に「自宅での花粉症対策」について調査いたしました。

日本気象協会の発表 ※によると、花粉飛散量は全国的に例年より少ないものの、前シーズンとの比較では四国・東海・北陸・関東において200%を超え非常に多くなる予想となっております。また、東京都によると今春の飛散花粉数は昨春の1.8倍と予測しており、前シーズンに花粉症の症状が軽かった方も2021年は注意が必要です。
昨年と比較して今年の花粉症の症状は皆さんの生活にどのように影響しているのでしょうか、そしてコロナ禍で在宅時間が増える中、自宅ではどのような花粉対策を実施されているのでしょうか。

※ 参考: 日本気象協会(2021年 春の花粉飛散予測)
https://tenki.jp/pollen/expectation/

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「自宅での花粉症対策」 における意識調査結果内訳

まずは、昨年と比べてどの程度花粉症の症状が現れているか調査を行いました。

Q1. 昨年の同時期に比べ今年の花粉症症状はどのように現れていますか?

  • 重い 29.6%
  • 変わらない 47.9%
  • 軽い 15.8%
  • 無症状 6.7%

症状の昨年比では約半数の47.9%が「変わらない」と回答したものの、昨年より症状が「重い29.6%」が「軽い15.8%」を上回る結果となりました。また、国内の地域ごとに回答の差をみてみると、関東甲信・東海・中国・九州では昨年より「重い」と回答した方が全国平均値より高い割合となりました。

Q2. 自宅での花粉症対策は実施していますか?

  • はい 77.2%
  • いいえ 22.8%

自宅の中で何かしらの花粉症対策をしている方は約8割にのぼりました。それだけ屋内に入ってもなお対策が必要である、というつらい状況なのかもしれません。

続いて、具体的にどの様な対策をしているのかランキング形式で見ていきます。

Q3. 自宅ではどのような花粉症対策をしていますか?

  1. 帰宅時に口うがいをする 61.0%
  2. 帰宅時に衣服をはたく 55.4%
  3. 洗濯物は部屋干しをする 52.4%
  4. 空気清浄機の活用 47.8%
  5. 掃除をこまめに行う 40.9%
  6. 帰宅時に顔を洗う 34.3%
  7. 室内の換気を控える 32.0%
  8. 室内でのマスク着用 19.8%
  9. 帰宅時に鼻うがいをする 12.3%
  10. その他(フリーアンサー) 7.6%
  11. 洗濯物に花粉対策スプレーをかける 7.0%

具体的な対策方法では花粉が舞っている外出先から帰宅した際の「口うがい」「衣服をはたく」が過半数を超えてトップ2となりました。「空気清浄機」が4位にランクインし、実に5人に1人の方が自宅でもマスクを着用しているという結果からも、新型コロナウイルス対策の影響で例年より手厚い対策をとっている方が多いのかもしれません。一方で、感染対策としては換気が求められる中、3人に1人が「室内の喚起を控える」という回答もありました。
「その他」のフリーアンサーでは「帰宅後すぐに風呂」「目を洗う」「アロマですっきりする」などの回答がみられました。

次に、自宅での花粉症対策をしていない方へ、その理由についてお伺いしました。

Q4. 自宅での花粉症対策をしていない理由はなんですか?

  • 必要性を感じない 32.6%
  • 必要性を感じるが実行していない 36.7%
  • 対策が有効かどうか分からないため 27.1%
  • その他(フリーアンサー) 3.7%

つらい花粉症であっても対策をしていない理由としては「必要性を感じるが実行していない」がトップとなりました。
やはり自宅はくつろぎの場であり、そこまで徹底しないと考える方も多いのかもしれません。
「その他」のフリーアンサーでは「コロナで外出しないから症状が出にくい」「面倒だから」などの回答がありました。

最後に、コロナ禍における花粉症の悩みをお伺いしました。

Q5. コロナ禍において花粉症の症状が現れた時の悩みはなんですか?

  1. 外出時に周りの目が気になる 48.8%
  2. 花粉症か感染症どちらの症状か判断できない 39.9%
  3. 目や鼻の粘膜に触れて感染しないか不安 34.8%
  4. マスクで鼻をかめない 33.6%
  5. 病院に行きたいけど行きづらい 26.9%
  6. 飛沫により周りへ感染が広がらないか不安 24.5%
  7. その他(フリーアンサー) 2.6%

悩みの第1位は約過半数の回答が集まった「外出時に周りの目が気になる」でした。周りの状況に敏感になる今だからこそ、引け目を感じてしまう人が多い結果となりました。
また、約4人に1人が「病院に行きたいけど行きづらい」という結果となり、健康状態を維持するためにはとても大事な通院にまで影響が出てしまっている現状もわかりました。

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まとめ

今回の調査で判明した約8割に達する方が家で何かしらの花粉症対策を実施していることから、コロナ禍で在宅時間が長くなる昨今、おうちで過ごす時間の快適さをより求める方が増えているのかもしれません。

調査概要

調査方法: インターネット調査
調査対象: 日本在住で花粉症の症状を抱えている方 956名
調査期間: 2021年2月26日~2021年3月5日

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