新型コロナウイルス感染拡大の影響により、様々な感染防止対策が実施される中、住まい探しにおいても「オンライン内見」※1など、非対面による新しいサービスが登場しております。
そこで今回は「コロナ禍における物件探し」のリアルを、首都圏在住で2020年4月以降に物件探しを行った25歳~49歳の164名を対象に調査いたしました。
※1 オンライン内見=リアルタイムのビデオ通話で物件にいるスタッフと映像・音声等を使って会話しながら内見を行うこと
設問内容
- 「新型コロナウイルス感染拡大後の物件探しにおいて意識したことはありますか?」
- 「物件探しの際に具体的に行った方法はなんですか?」
- 「オンライン内見の満足度はどれくらいですか?(オンライン内見を実際に行った方へ質問)」
「コロナ禍における物件探し」 調査結果内訳
Q1 新型コロナウイルス感染拡大後の物件探しにおいて意識したことはありますか?
- 特に意識したことはない 42.7%
- 不動産店舗への訪問はなるべく控えるように意識した 40.9%
- 物件現地への訪問(内見)はなるべく控えるように意識した 14.6%
- その他 1.8%
これまで通り特別な意識をせずに物件を探している方も一定数いる中、やはり過半数の方が不動産店舗や物件への訪問をなるべく控えていることが分かりました。
Q2 物件探しの際に具体的に行った方法はなんですか?
- 不動産店舗へ訪問して物件探しの相談を行った 41.5%
- オンライン(ビデオ通話/メール/電話)のみで物件探しの相談を行った 36.6%
- 現地物件やモデルルームへ訪問して内見を行った 35.4%
- オンライン内見を行った 21.3%
- その他 0.6%
物件探しの方法としては、不動産店舗へ訪問する従来のスタイルがいまだに最多の割合という結果に。
一方で店舗に訪問せず、オンラインのみで物件を探した方もほぼ同水準の規模まで伸びている事がうかがえます。
また、物件の内見については「オンライン内見」という全く新しい物件の探し方の台頭も見られ、約5人に一人がそのサービスを利用しているようです。
実際に「オンライン内見」を実施された方に、満足度と感想をお聞きしました。
Q3 オンライン内見の満足度はどれくらいですか?
- 大変満足 11.4%
- 満足している 37.1%
- 不満がある 40.0%
- 大変不満がある 0%
- どちらでもない 11.4%
「大変満足」「満足している」と答えた方の合計は約5割にのぼり、ほぼ半数の方はオンライン内見に対し、ご自身が求めている要素を満たしているサービスだと考えているようです。一方で不満があると答えた方は4割いらっしゃいました。
それぞれ回答された理由について、フリーアンサーでお答えいただきました。
「大変満足」と回答された理由
- オンラインでも知りたい情報を詳細に得る事が出来たから。
- 細部まで見ることが出来て満足しています。その後現地へも行きましたが、イメージ通りの物件でした。
- 十分部屋の様子がオンラインでもみれたので
「満足している」と回答された理由
- だいたい把握できたから。広さやバスルーム、部屋の感じなど。
- 自分で聞きたいことをメモに取りあらゆる可能性から質問ができた
- 新しい取り組みで面白かったが、やはり自分で実際に物件を見た方が確認事項をしっかり見れた。
- 実際に足を運ばないですんだので、効率よく物件を見ることができたから
「不満がある」と回答された理由
- 好きな角度で視聴するのに苦労したから
- オンラインでは触った感触とかがわからない
- 広さとかオンラインだと実感できません
- 長さ、面積だけではわからない物件の雰囲気がわからず消化不良であった
オンライン内見に満足した方は、Web上でもしっかりと知りたい情報を得れたことや、自宅にいるため効率よく物件情報を把握できる、という声が目立ちました。
一方で満足できなかった方は、現場で自分の好きなように見学がしにくいことや、現場に行かないと分からない部分(広さ/雰囲気/日当たり等)があった、との回答が多くみられました。
新型コロナウイルス感染拡大により様々な業界で新しいサービスが誕生し、ニューノーマルな生活が注目されています。住まい探しについても、オンライン内見をはじめ新しく生まれるサービスの利点をうまく活用し、上手に・効率よく動くことが大切なのかもしれません。
調査方法: インターネット調査
調査対象: 2020年4月以降に物件探しを行った25歳~49歳の方 164名
※首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県)在住の方
※対象物件は賃貸/販売を問わない
調査期間: 2020年9月15日~9月30日
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