ゆったりめの一人暮らしや二人暮らしにおすすめの1LDK。食事と寝室が分けられるため、生活にメリハリも付きます。
1LDKの間取りではどのような家具配置が適しているでしょうか。家具のレイアウトを考える際に知っておきたいポイントを解説していきます。引っ越し当日は荷物の受け取りや住所手続きなどで何かとバタバタすることが多いため、事前に家具配置を決めておくと良いでしょう。
引っ越しを間近に控えている方や家具配置に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
1. 1LDKの家具配置はどう決める?
家具のレイアウトは間取りによってさまざまなパターンが考えられますが、共通して言えるポイントがいくつかあります。
特に1LDKのお部屋はあまり物を置きすぎてしまうと、ごちゃついた印象を与えます。開放的な空間をつくりたいのであれば、家具の優先順位を決めるポイントを把握しておきましょう。
1-1. 家具の数で決める
まず、お部屋にどのくらいの家具を導入するか数を決めましょう。その際に家具の用途で物を分類するとスムーズに決められます。座るためのソファやスツールは1つだけと決めるなど家具に条件を付け、物が増えない仕組みをつくりましょう。
その際にシミュレーションアプリや手書きの間取り図などを用いて、余白がどのくらいあるのか確認することをおすすめします。3Dアプリを使えば、奥行きも確かめられますよ。
1-2. 家具の大きさで決める
続いて、家具の大きさを決定していきましょう。
家具の高さは天井を基準にすることをおすすめします。開放的な空間にするには、ドアから奥に行くほど家具の高さを低くする必要があります。背の高い家具はお部屋を正面から見たときに視界から外れる位置に配置しましょう。壁側やドアの裏などがおすすめです。
1-3. 日々の行動を基に決める
上手に家具をレイアウトするには、動線を考えることも重要です。動線を考慮した家具配置はどのように生活しているかがポイントになります。玄関からどのようなルートでリビングや居室に移動するのか、キッチンからテレビが見えた方が良いのかなど生活に合わせて家具を配置していきましょう。
その際に注意していただきたいのが、収納やドアなどの開閉向きや可動域です。収納やドアの開閉でどのくらいの幅が取られるのか確認しておきましょう。
1-4. 用途を考慮して決める
最後に上手に家具を配置するポイントとして、用途を明確にすることが挙げられます。
リビングやキッチン、寝室などそれぞれの空間でどのように過ごしたいか気持ちの面も含めて考えてみましょう。気分を上げたいのかリフレッシュしたいのかでも選ぶ家具は変わってきます。さまざまなインテリア事例を見て、お気に入りのレイアウトを決めましょう。
2. 1LDKの家具配置を決める際の注意点
1LDKの家具配置を決める際はどのような点に注意すれば良いのでしょうか。特に知っておきたいポイントをご紹介します。家具のレイアウトを決める際に役立ててください。
2-1. 大き過ぎる家具は置かない
1LDKのお部屋は特にリビングが広いため、テーブルやソファ、テレビボードなど大きめの家具を置きがちです。背に高い家具はもちろんですが、幅の広い家具も圧迫感を感じてしまうため、並べ過ぎないようにしましょう。
大きな家具を置きたい場合は天井の高いお部屋を探すことをおすすめします。
2-2. 必要ないものは省く
特に一人暮らしの1LDKは物を置き過ぎてしまいます。不要な物が増えてしまうと、部屋が狭く感じてしまうため、メインで置きたい家具は1つか2つに厳選しましょう。
テーブルや収納棚などお気に入りを見つけるまで購入しないという手もあります。家具は本当に必要なものだけを残し、広々とした空間をつくりましょう。
2-3. 色やテイストは統一する
家具は色味やテイストはある程度統一することでおしゃれな空間を演出することができます。特に大きな家具は目立つため、慎重に選ぶようにしましょう。
家具のレイアウトを考える際はまず全体のイメージを具体的に描いてから詳細を決めることをおすすめします。完成図が曖昧だとコーディネートした際にチグハグな雰囲気になってしまう可能性も。スタイルを決めておくことで、商品を選ぶときにも迷わず決められるでしょう。
2-4. 視線を意識する
視線を重視するのも家具配置を成功させるポイントです。お部屋を正面から見るのはもちろん、壁側やバルコニー側などあらゆる角度からお部屋を観察してみましょう。実際に家具を移動させるのが大変だという場合はシミュレーションアプリなどを活用することをおすすめします。
2-5. 個室の使い方を明確にする
二人暮らしの場合は1LDKだと個室が1部屋になります。寝室にするのか仕事部屋にするのかでも置く家具は変わってくるため、入居後に揉めることがないように個室をどのように使うのか事前に話し合っておきましょう。
1LDKの間取りは比較的ライフスタイルの変化にも対応してくれるため、模様替えも簡単に行なえます。暮らし方に合わせて家具を配置していきましょう。
3. 1LDKの間取りにおすすめしたい家具配置
ここからは1LDKで取り入れていただいたいおすすめの家具配置をご紹介します。ライフスタイルや好みに合わせて取り入れてみましょう。
3-1. 空間を広く見せる家具配置
広々とした開放的な空間をつくりたい方も多いでしょう。1LDKの間取りで空間を広く見せるには、床が見える範囲を広げることです。テーブルやソファの脚も細いものを購入したり、高さの低い家具で揃えたりとさまざまな工夫ができます。
また、家具の色味をホワイトやグレーなど明るい色でまとめると開放的な空間になりますよ。
※ 参考記事: 「狭い部屋のインテリアはどうする?コーディネートのコツをご紹介!」
3-2. 動線が確保しやすい家具配置
1LDKの家具配置ではコンセントの位置も重要です。何も考えずに家具を配置して、コンセントを無駄にしてしまうことがないようにどこでコンセントを使うのかハッキリさせておきましょう。
また、メンテナンス性を考慮するのも大切です。テーブルなど大きな家具を壁側に置くと空間が広く取れますが、掃除に手間が掛かります。移動のしやすさやお手入れのしやすさなど動線を意識した家具配置を目指しましょう。
3-3. インテリアスタイルに合わせた家具配置
つくりたい雰囲気やインテリアスタイルがある場合はそれらに合わせましょう。
インテリアスタイルにはナチュラル・北欧・エレガント・モダンなどさまざまなものがあります。テーマが決まると、家具も選びやすいため、家具選びで迷った際はまず初めにつくりたい雰囲気を決めましょう。最近では和とモダンを掛け合わせた新しいスタイルもたくさん生み出されていますよ。
3-4. 二人暮らしにおすすめな家具配置
二人暮らしで1LDKに住む場合は空間のゆとりが重要になってきます。個室も1部屋しかないため、必要であれば間仕切りを導入してみましょう。棚などで空間を区切るのもおすすめです。
3-5. ゾーンを分けた家具配置
リビングやダイニングが広い間取りの場合、それぞれ用途に合わせて空間を使い分けることが可能です。
くつろぐスペースや食事をするスペース、仕事など集中するスペースなどさまざまな使い方ができるため、生活にもメリハリがつけられるでしょう。空間を区切る際は背の高い家具や梁などを有効活用してみることをおすすめします。
4.まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は1LDKの家具配置に関して解説しました。1LDKはワンルームや1Kより空間を広く使えるため、より開放的な暮らしを楽しむことができます。
家具配置にはこだわり、心地の良い空間をつくってみてください。家具のレイアウト方法によってお部屋の印象も大きく変わるため、選ぶ家具も妥協しないようにしましょう。