快適な社宅に住んでいたこともあり、自分たちにあった理想的な住まいを焦らずにじっくり考えていきたい。その想いから中古マンションを購入してリノベーションするという手段を選択しました。良い場所に、良い箱が見つかったらリノベーションで、自分たちのライフスタイルに合わせた間取りと、使い続けてきた家具に調和するインテリアに囲まれて暮らしたいという思いで、住まい探しを始めました。
思い描いていた住まいは、以前暮らしていたブリュッセルのアパートメントのような広いリビングと開放的なキッチン、そして家事動線がスムースな家族にやさしい空間です。
お気に入りの家具に囲まれたリビングでゆったりとくつろぐ。
リビングは子供と触れ合う大切な場所なのでゆったりとした広さと明るさを追求。お気に入りの北欧の家具は一生もので永く使いたいので、家具に合わせて部屋の寸法を調整し、フローリングも家具が映える無垢材を選びました。さらに、家族の成長に応じて部屋の使い方が変わっていくので、リビングの一部とすることも個室とすることも可能な空間をつくりました。間仕切りを兼ねた収納を全て両部屋から開くようにするなど、将来の部屋の使い方に対する自由度を高くする工夫を凝らしました。
見た目だけではなく、断熱へのこだわりで結露を防止。
物件を決める際にひとつだけ気がかりがありました。風通しの悪いところの壁紙が湿気と結露でボロボロ。何かいい解決策がないかと相談し、「インテリックス空間設計」ならではの断熱の仕組みやリノベ事例で解決策が発見できました。断熱工事の効果は抜群です。断熱と断熱窓のおかげで、12月でもオイルヒーター1台で平気なほど暖かく、まったく結露もありません。
信頼できるプランナーと時間をかけてこだわりぬくこと。それが理想の住まいに近づく答えだと思います。
はじめにプランナーさんから「時間をかけて作っていった方がいいですよ」と言われた際には、「早く住みたいしなあ」という思いもあり正直ピンときませんでした。しかし、毎週毎週の打ち合わせが始まってみると考えぬきたいことの連続で、そして私たちのこだわりにとことん付き合ってくれるプランナーさんが心強かったです。「リノベならではの自由度の高さ」と「リノベゆえの制約」の両方あるなか、ひとつひとつを自分たちの理想に近づけるためにプランナーさんと一緒に考えぬく、それがリノベーションの醍醐味だと思います。