しなやかさが特徴の竹は和室だけでなく、洋室にもおすすめのインテリアです。
それぞれのスタイルに合わせて、ナチュラルに馴染んでくれるため、近年人気を集めています。そんな竹インテリアにはどのようなものがあるでしょうか。竹インテリアの魅力やおすすめのスタイルなどとあわせて解説していきます。
1. 竹インテリアの魅力
まず初めに竹インテリアを取り入れるメリットをご紹介します。今回ご紹介するのは以下の5つです。それぞれ特徴を詳しく解説していきます。
1-1. あらゆるテイストに合う
竹インテリアは和の空間だけでなく、モダンな空間や海外の雰囲気にも馴染みやすい特徴があります。さまざまなスタイルに合わせやすいため、場所を選ばずに取り入れられるでしょう。竹の優しい風合いは心を穏やかにしてくれ、リラックスできる空間にしてくれます。
ぜひお部屋のスタイルに合わせて、お気に入りのインテリアを取り入れてみましょう。
1-2. 耐水性がある
竹は水に強く、汚れが付きにくい性質があります。表面処理を適切に施した商品であれば、メンテナンスも簡単に行えるでしょう。ペットや小さなお子さんがいる家庭でも安心です。
キッチンや洗面所など水をよく使う場所に置いても清潔に保つことができ、空間をよりおしゃれにアレンジすることができます。インテリアコーディネートの幅も広がりますね。
1-3. 消臭効果が期待できる
竹は抗菌や鮮度保持能力に優れています。異臭を分解する成分を多く含んでいるため、体臭や生活臭などの嫌な臭いも抑えることが可能です。お部屋の消臭剤として竹を置く家庭も増えてきています。
1-4. 調湿性に優れている
室内の湿度を快適に保つことができるのも竹の魅力です。特に日本は湿気が多い国であるため、調湿性の優れた竹が重宝します。窓の向きや間取りに合わせて、竹インテリアを導入してみましょう。
最近では、さまざまな商品に竹が使用されているため、選べる範囲も広がっています。見た目もおしゃれにコーディネートできるでしょう。
1-5. 環境に優しい
竹は成長が早いことでも有名です。一般的な木材と比べ、3から5年ほど成長が早く、持続的な生産ができます。サスティナブルの観点からも注目されているインテリアです。耐久性にも優れているため、長く愛用できるでしょう。
エコな暮らしをしたいという方はぜひ竹インテリアを自宅に取り入れてみてはどうでしょうか。
2. 竹インテリアが似合うインテリアスタイル
竹インテリアはさまざまなインテリアスタイルに合わせられますが、その中でも特におすすめのスタイルを5つご紹介します。コーディネートのコツなどを参考にして、自分なりの空間をつくってみましょう。
2-1. モダンスタイル
竹インテリアが和室以外でもっともよく似合うスタイルはモダンスタイルです。特に和の要素とモダンの要素を掛け合わせた和モダンな雰囲気は竹インテリアがよく映えるでしょう。
自宅に畳スペースがある方は、モダンなテーブルや照明を置いてみることをおすすめします。低めの家具で揃えると、バランス良くまとまります。自然素材を多く使用し、独特な香りを楽しみましょう。
2-2. 南国スタイル
バリ島や沖縄など南国風のインテリアにも竹インテリアがよく馴染みます。
南国スタイルは麻や籐など自然由来のアイテムを多く使用するため、竹の美しさも際立ちます。ありのままの魅力を引き出すのが、南国スタイルの魅力であるため、取り入れる家具や雑貨にもこだわりを持ちましょう。深みのある色でまとめると、異国情緒を感じられる空間に仕上がります。
2-3. アジアンスタイル
南国スタイルとよく似たインテリアスタイルにアジアンスタイルがあります。こちらのスタイルにも竹インテリアが馴染むでしょう。アジアンスタイルは開放感がポイントとなっているため、明るめの色やアースカラーでまとめるのがおすすめです。
木材や石材などあらゆる自然素材を使用し、癒される空間をつくってみましょう。インテリアをコーディネートする際は使用目的を明確にすると、全体のイメージが思い描きやすいはずです。
2-4. ハワイアンスタイル
ハワイのような雰囲気にも竹インテリアはおすすめです。
鮮やかな配色が特徴のハワイアンスタイルに憧れている方も多いのではないでしょうか。ハワイアンスタイルも自然素材のアイテムを多く使用します。テーブルや椅子などの家具は竹素材のものを使用し、ナチュラルな雰囲気をつくってみましょう。
家具のデザインによっては、アジアンスタイルになってしまうこともあるため、古材など素朴な質感の家具を選ぶことをおすすめします。
※ 参考記事: 「ハワイアンインテリアの特徴とは?コーディネートのコツをご紹介!」
2-5. リゾートスタイル
リゾートスタイルは、アジアンスタイルやハワイアンスタイルを始め、モルディブや西海岸などのリゾート地帯のインテリアのことを指します。
自然が豊かで開放的なリゾートスタイルには他のインテリアにはない独特な雰囲気が漂います。竹インテリアが持つしなやかで美しい雰囲気も際立つでしょう。配色はダークブラウンを基調に、グリーンなどでアクセントを付けてみるとまとまります。
3. おすすめの竹インテリア
最後に自宅のインテリアに取り入れたい竹インテリアを4つご紹介します。それぞれの魅力を知り、家具選びの際に役立ててみてください。
3-1. 竹籠
まず初めにご紹介するのは、竹でできた籠です。収納としても活用できるため、本や食器などあらゆるアイテムの片付け場所として重宝します。竹は水に強いため、キッチンに置いていても安心です。定期的に乾燥させると長持ちするでしょう。
3-2. 竹ざる
竹ざるもインテリアとしてさまざまな使い方ができるアイテムです。アクセサリー置きとして活用したりお盆として食事を運んだりと自由度が高く、あらゆる場面で活躍してくれるでしょう。
和の雰囲気や涼しげな印象を演出したい方はぜひ取り入れてみてください。竹インテリアがお部屋に一つでもあると、空間が爽やかな雰囲気になります。
3-3. 竹馬コートハンガー
竹馬をモチーフにしたコートハンガーもおすすめのアイテムです。
一般的なコートハンガーより場所を取らないため、狭いお部屋にも向いています。上着を掛けるのはもちろん、傘や鞄などを掛けておくことも可能です。生活スタイルに合わせて、最大限活用してみましょう。
3-4. 竹のマットラグ
竹素材のマットラグは敷くだけで涼しげな雰囲気をつくれます。吸湿性もあるため、暑い夏にぴったりのアイテムです。リビングや寝室などを敷き、快適な室内空間を保ちましょう。
デザインの種類もさまざまなものがあるため、お気に入りのものを選び、心休まる空間をつくってみてください。和モダンな空間やリゾートスタイルにも馴染みやすいでしょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は竹インテリアの魅力をご紹介しました。竹は他の木材より成長が早く、安定した生産が可能です。環境にも優しいため、エコな暮らしをしたい方には取り入れてみる価値はあるでしょう。竹は耐水性や耐久性にも優れており、長く使えるアイテムとして定評があります。
相性の良いインテリアスタイルも豊富にあるため、使い勝手の良い素材です。何から取り入れたら良いか分からないという方は籠やざるなどを小物から始めてみましょう。小物であれば場所を取らずに竹素材の魅力を演出することができます。
他にもさまざまな竹製品があるため、気になる方は一度調べてみると良いでしょう。