インテリアスタイルにはさまざまな種類がありますが、その中でもイギリスのインテリアはおしゃれで高級感があります。自宅でもイギリスのような雰囲気をつくりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、イギリスのインテリアの特徴やコーディネート方法、取り入れたい柄などをご紹介します。自宅のインテリアに迷っている方やイギリスの雰囲気を真似してみたい方はぜひ参考にしてみてください。
1. イギリスインテリアの特徴
エレガントで高級感のあるイギリスインテリアは以下のような特徴があります。それぞれの魅力を活かして、家具や雑貨を選んでいきましょう。
1-1. デザイン性の高い壁紙
まず、イギリスインテリアはデザイン性の高い壁紙が特徴です。部屋ごとに色味が違っていたり柄にこだわっていたりと遊び心を感じるコーディネートです。
その中でも特に花柄の壁紙はリビングや水回りなどでよく使用されており、華やかな空間を演出しています。全体的にクラシカルなデザインが多いため、大人っぽい印象がつくれるでしょう。
1-2. マントルピース
マントルピースとは、暖炉の周りを囲む壁面の飾枠のことです。イギリスでは築年数が100年以上の古い住宅が多く、現在でも暖炉や煙突が残っています。それらの装飾として、木やレンガ、タイル、大理石などさまざまな種類のマントルピースが取り入れられていますよ。
1-3. 猫脚家具
イギリスインテリアでは猫脚家具も欠かせません。特に猫脚のテーブルやイス、バスタブなどは国内でもよく取り入れられているインテリアで、イギリスらしい雰囲気がつくれます。他の住宅とはひと味違う印象をつくれるため、個性的な雰囲気をつくりたい方は積極的に取り入れてみましょう。
1-4. フレームの付いたアート
フレームが付いた絵画や写真などを飾るのもイギリスならではです。アンティークのフレームに入れると、より重厚感のある雰囲気がつくれるため、フレームのデザインにもこだわってみましょう。
落ち着いた雰囲気をつくりたい場合は、モダンなアートを飾ることをおすすめします。つくりたいスタイルに合わせてアイテムを選んでいきましょう。
※ 参考記事: 「おしゃれな絵の飾り方とは?自宅に絵画を飾るときのコツをご紹介!」
1-5. 豪華な照明
シャンデリアや壁掛けの照明など豪華なライティングもイギリスインテリアの特徴です。存在感が出るようにシェードや電球の色味にもこだわってみましょう。
ガラス製の照明を取り入れると、透明感や高級感が増すため、おしゃれな雰囲気もつくりやすいはずです。全体のバランスを見ながらコーディネートしていきましょう。
2. イギリスインテリアをつくるポイント
ここからはイギリスインテリアを上手にコーディネートするポイントをご紹介します。今回は家具・照明・カーテン・雑貨・ラグの選び方をそれぞれ見ていきましょう。
2-1. 家具の選び方
イギリスには古いものを大切にするという文化が根付いています。そのため、代々受け継がれてきた家具や雑貨が多いのが特徴です。経年変化を感じられる木製の家具やアンティークものなど歴史を楽しめるインテリアを選ぶようにしましょう。
ファブリック素材の場合はジャガード織りや刺繍など深みのある素材がおすすめです。
2-2. 照明の選び方
お部屋の照明を選ぶときは家具やファブリックなど他のインテリアを邪魔しないデザインのものを選ぶことをおすすめします。定番のシャンデリアは華やかな空間をつくるのにぴったりです。
また、直接取り付けるブラケット照明にすれば、宮殿のような雰囲気をつくることができます。温かみのある光源を選び、明るい空間を目指しましょう。
2-3. カーテンの選び方
イギリスインテリアでのカーテンは重厚感が大切です。ブラウンやグリーン、ブルーなどの落ち着いた色でまとめ、安定感を出しましょう。カーテンの色選びで迷ったら、アンティーク調は暗めの色、カントリー調は明るい色がおすすめです。
シンプルな空間にしたい場合は無地のカーテンを取り入れますが、イギリスの雰囲気を全面に出したい場合はカーテンの柄にもこだわってみましょう。
2-4. 雑貨の選び方
インテリアで特に迷うのが雑貨でしょう。イギリスインテリアで取り入れる雑貨は、アンティークのトランクやフォトフレームなどがおすすめです。リビングに置くだけでも雰囲気が出るでしょう。
小物をいくつか並べて、個性的な空間をつくるのもおすすめです。おしゃれな空間をコーディネートできるように、さまざまな事例を集めてみましょう。
2-5. ラグの選び方
イギリスインテリアで取り入れるラグは、柄が細かく再現されているウィルトン織のものがおすすめです。丈夫につくられているため、耐久性も優れています。ラグを選ぶ際はカーテン同様に重厚感を意識して選ぶと、イギリスの雰囲気が演出できます。ペルシャ絨毯などもおすすめのファブリックです。柄などを組み合わせてお気に入りの空間をつくりましょう。
3. イギリスインテリアで取り入れたい柄
最後にイギリスインテリアで取り入れたい柄を4つご紹介します。取り入れる柄によって、お部屋の雰囲気もガラリと変化するため、慎重に選ぶようにしましょう。
3-1. ユニオンジャック
イギリスのモチーフをいえば、ユニオンジャックを想像する方も多いのではないでしょうか。クッションやイスの柄として取り入れることが多く、空間のアクセントとして役立ちます。お部屋の雰囲気をよりイギリスらしいものにしたい場合は、ユニオンジャックを随所に取り入れてみましょう。
3-2. 花柄
イギリスインテリアでは花柄もよく使用されています。イギリスでは柄と柄の組み合わせが可能であるため、花柄とボタニカル柄を合わせることもあります。カラーバリエーションやトーンによって印象が異なるため、つくりたい雰囲気に合わせてデザインを選んでいくと良いでしょう。
3-3. ダマスク柄
植物や紋章などのモチーフを繋げたダマスク柄も人気のデザインです。ダマスク柄を取り入れるとエレガントな雰囲気になるため、大人っぽい空間に仕上がります。カーテンやクッション、ラグなどのファブリックに取り入れてみましょう。ダマスク柄にもいろいろな種類があるため、全体像を明確にすることが大切です。
3-4. ストライプ
2色以上の異なるラインを複数並行させた模様であるストライプはシンプルなイギリスインテリアをつくりたいときにおすすめです。寝室や書斎など落ち着きたい空間に取り入れると良いでしょう。
ただ、あまりシンプル過ぎるとイギリスらしさが損なわれてしまうため、ストライプのカーテンなどを設置したら、雑貨を多めに取り入れるなど全体のバランスを考えてみることが大切です。
ストライプのアクセントクロスを取り入れるのもおすすめです。
※ 参考記事: 「ストライプ壁紙のメリット・デメリットは?おすすめの選び方も解説!」
4. まとめ
いかがだったでしょうか。 今回はイギリスインテリアについてご紹介しました。イギリスのインテリアは重厚感があり、落ち着いた印象があります。それはアンティーク家具が多く置かれていることが理由でしょう。歴史を感じられる雰囲気でアンティークなスタイルが叶えられます。
取り入れるアイテムによってはナチュラルなカントリースタイルにもなるため、つくりたい雰囲気に合わせて、インテリアをコーディネートしてみましょう。その際に全体のイメージを具体化させていないと、失敗する可能性があります。家具や雑貨などを選ぶ際はテイストを揃えて購入しましょう。