新生活や引っ越しを機に、寝具を買い替える方も多いことでしょう。
寝具選びで最初に悩むのは布団かベッドどちらを選ぶかです。それぞれメリットとデメリットがあるため、事前に把握しておくことでライフスタイルに合った寝具を選ぶことができるでしょう。
そこで今回は布団とベッドそれぞれの魅力とあわせて、どちらにするか悩んだ際の決め方についてもご紹介します。寝具を買い替える予定のある方は、快適な睡眠を確保できるようにぜひ最後まで読んでみてください。
1. 布団のメリット
睡眠は1日の3分の1程度を占めるため、正しく選ばないとストレスが溜まる一方です。
快適な睡眠を得るためにも、まずは布団の魅力から見ていきましょう。布団は日本の暮らしや住宅に合わせてつくられているため、独特の良さがあります。
1-1. 落ちる心配がない
布団は床の上にそのまま敷くため、高低差があまりなく寝相が悪い方でも落ちる心配がありません。小さなお子さんを寝かしつけるときにも安心です。
ベッドだと床との高低差があるため上り下りにも手間が掛かります。布団であれば、すぐに起きることができるため、何かと忙しい朝にも便利でしょう。
1-2. 気軽に干せる
布団はベッドより簡単に天日干しができるところもメリットです。睡眠中にはコップ1杯程度の汗をかくため、定期的に布団を干すことをおすすめします。
最近では、洗濯機で丸洗いできる布団も販売されているため、より清潔な状態を保つやすくなっています。気持ちの良い布団で質の良い睡眠を心掛けましょう。
1-3. 好きな場所に敷ける
ベッドは大きさによって置く位置がある程度決まってしまいますが、布団は好きな場所に敷けるのも大きなメリットでしょう。場所を選ばないため、急な来客があってもすぐに対応できます。
布団が必要なくなったときは押入れやクローゼットなどにしまっておくことも可能です。
1-4. 空間を広く使える
布団を使う方は寝るときだけ敷いて、使わない日中は畳んで収納しておくという方が多いはずです。そのため、布団を敷かないときは空間を広く使えます。
ベッドは一度設置してしまうとなかなか動かせないため、その分、お部屋が狭くなってしまいます。狭い寝室に書斎などを設けたい場合は布団利用がおすすめです。
1-5. 価格が安い
布団はベッドより価格が安いことも利点です。ベッドは敷布団や掛け布団の他、ベッドフレームも購入しなければななりません。布団であれば寝具だけで良いため、コストを大幅に抑えられるでしょう。
寝具にあまりお金を掛けたくないという方はベッドより布団を選択することをおすすめします。
2. ベッドのメリット
続いて、ベッドの魅力をご紹介していきます。人によって何を重視するかは変わってくるため、自身のライフスタイルを考慮してより良い選択をしていきましょう。
2-1. ホコリを避けられる
床から30cmまでの高さはホコリが多く対流しているため、布団だと睡眠中に大量のホコリを吸い込んでしまう危険性があります。その点、ベッドは高さがあるため自然とホコリを避けられます。
敏感肌の方やお子さんがいる家庭はベッドを選ぶのがおすすめです。清潔感を保てるように、室内の掃除はこまめに行うようにしましょう。
2-2. 種類が豊富
ベッドは商品の種類がたくさんあるのもメリットです。フレーム種類だけでも、すのこベッド・収納付きベッド・ロフトベッド・ソファベッドなどさまざまなものがあります。
その他、子ども部屋用に二段ベッドやゲスト用に折りたたみベッド、介護用に電動ベッドなど用途に合わせた選び方が可能です。
2-3. 寝心地が良い
人によって寝具の好みは異なりますが、布団よりベッドの方が寝心地が良いといわれています。ベッドに敷くマットレスの種類も多く、自分の体型に合わせた商品を選べるでしょう。
起きるときの負担も少ないため、膝や腰が弱い高齢者にもおすすめです。マットレスの厚さでベッドの高さも調節できます。
2-4. インテリア性に優れている
ベッドは布団より見栄えが良く、他のインテリアとの相性も良いでしょう。寝室全体がまとまった印象になるため、インテリアコーディネートにもこだわることができます。
寝具やベッドフレームの色味にも注目し、落ち着く空間を目指してみましょう。ベッドを購入する際は、全体の雰囲気を考慮してサイズを選ぶことをおすすめします。
2-5. 畳まなくて良い
布団は毎日上げ下げしなければなりませんが、ベッドなら畳む手間が省けます。いつでも寝れる状態にあるため、気軽に横たわることができるでしょう。
お昼寝をしたいときにも重宝します。朝晩の時間に余裕がない方は、ベッドの方がストレスなく快適な生活を送れるでしょう。
3. 布団とベッドどっちにするか悩んだ際の決め方
ここまで布団とベッドのメリットをそれぞれ解説してきましたが、どちらが良いのか判断に迷ったときは以下の選び方で決めることをおすすめします。重要視するポイントを絞り、ニーズに合った方を選択するようにしましょう。
3-1. 使いやすさで選ぶ
まず1つ目は日常的な使いやすさで選ぶ方法です。気軽に転がりたい方はベッドの方が良いし、寝る場所を特定させたくない方にとっては布団の方が良いでしょう。それぞれの生活を考え、使い勝手の良い方を選択することをおすすめします。
その際は、片付けのしやすさ・運びやすさなど重要視するポイントを決めておくとスムーズに選べるでしょう。
3-2. メンテナンス性で選ぶ
2つ目はお手入れのしやすさで選ぶ方法です。天日干しや洗濯などをこまめにしたい方は布団の方が圧倒的に楽です。しかし、最近では湿気を簡単に吸い取る機械も販売されているため、ベッドでも気軽にお手入れが可能です。
どちらを選ぶかは好みの問題となるため、費用面も考慮しながら決めていきましょう。
3-3. お部屋の広さで選ぶ
寝室用に確保している空間が狭い場合は、気軽に畳める布団がおすすめです。収納できる布団であれば、布団を使用しないときは空間を広めに確保できます。
寝室の広さが十分に取れており、片付けるのが面倒だという方はベッドを選ぶと良いでしょう。しかし、ベッドのサイズ次第では空間が狭くなってしまう恐れがあるため慎重に選ぶことをおすすめします。
3-4. お部屋の雰囲気で選ぶ
最後にお部屋の雰囲気で選ぶ方法をご紹介します。昔ながらの雰囲気を重視した和テイストの空間なら布団、モダンやナチュラルな雰囲気であればベッドを選ぶのが良いでしょう。
このようにつくりたい雰囲気で布団にするかかベッドにするか選ぶのもおすすめです。寝具を選ぶ際は、全体の統一感を意識して素材や色味を決めるようにしましょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、布団かベッドかどちらを選んで良いか判断に迷ったときの決め方やそれぞれのメリットをご紹介しました。布団は気軽に持ち運びができるだけでなく、お手入れも簡単に行えます。
一方、ベッドはインテリア性に優れており、寝心地も布団より良いとされています。どちらを選んだら良いか判断に迷った際は使いやすさやメンテナンス性、お部屋の広さ、全体の雰囲気を考慮して考えていくと良いでしょう。
それぞれ重視するポイントを見極め、後悔のない選択ができるようにしっかり事前準備をするようにしてください。