リフォームの期間はどのくらい?工期が延びる原因やポイントを解説!

リノベーション
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リフォームを検討している方の中には、工事期間がどれくらいなのか気になっている方も多いでしょう。工事期間は仮住まいを契約する際にも役立つため、場所別に目安を知っておくことが大切です。

そこで今回は、場所別のリフォーム期間とともに工期が延びる原因やスムーズに進めるコツをご紹介していきます。リフォームを検討している方は、ぜひ最後まで目を通しておくと良いでしょう。

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1. 場所別のリフォーム期間

リフォームのポイントをご紹介する前に、まずは大まかな工事期間を解説していきます。キッチン・トイレ・浴室・収納スペース・屋根のリフォームを検討している方は、それぞれの期間を把握しておきましょう。

1-1. キッチン

リフォームの期間は、設備のグレードや規模・サイズなどによって異なるのが一般的です。小規模なキッチンリフォームの場合は、6日〜10日ほどかかります。

内訳は既存キッチンの解体・撤去で1日程度、キッチン床の下地補修・給排水工事で3日程度、キッチン機器の取付・調整で2日程度です。電気工事など大規模になると、14日前後かかるでしょう。

1-2. トイレ

トイレのリフォームは、便器・便座の単純な取替えであれば1日程度で済みます。それも、1時間半~2時間ほどで完了してしまうことがほとんどです。

また、洋式から洋式へのトイレ交換は1日程度、和式から洋式へのトイレ交換は3日程度、壁や床の交換は2日程度かかります。

1-3. 浴室

浴室のリフォームもバスタブのみの交換作業であれば、1日程度で完了します。しかし、ユニットバス全体の交換には解体作業・ユニットバス据付・ドア据付・水道・電気工事・内装工事が必要になるため、4日ほどかかるのが一般的です。

タイル式浴槽の床や壁を取り壊して新しいユニットにする場合には、7日ほどかかるためその間はお風呂が使えません。

1-4. 収納スペース

収納場所を増やすリフォームも人気です。玄関や床下などに収納を追加する小規模な工事であれば1日~2日で作業できますが、パントリーやシューズクローゼットを設置する場合には3日〜7日ほどかかります。

屋根裏やロフトを新設する場合には、さらに10日~20日ほどかかるため、ゆとりのある計画をしておくことが大切です。

1-5. 屋根

屋根の塗り直しや葺き替えリフォームの工事期間は7日程度です。しかし、屋根は雨の影響を最も受ける部分であるため、希望通りに工事が進むとは限りません。

太陽光発電を設置する場合は2週間程度必要になるため、スケジュールには余裕を持っておく必要があります。

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2. リフォームの期間が延びる原因

リフォームの大まかな期間が分かったところで、今度はリフォームの期間が延びる原因をご紹介していきます。業者にリフォームを依頼する際は、以下のポイントも考慮してスケジュールを組みましょう。

2-1. 組合の審査が長引く

マンションでリフォームを行うには、管理組合の許可が必要です。審査が終わるまでには数週間かかるため、審査が長引くとなかなか工事が進みません。

また、工事日程も重要です。近隣から苦情が出やすい週末や早朝・夜間は作業を禁止するのがほとんどで、そのようなケースでは工期が長引いてしまいます。

2-2. 工事日程が制限される

業者の都合で工事日程や時間が制限されることもあります。リフォームを検討している方は、契約前にどのくらいの工期で完了するのか、あらかじめ確認しておきましょう。

途中で工事がストップする可能性も見越して、スケジュールは余裕を持って組んでおくことをおすすめします。

2-3. 大型連休を跨いでいる

リフォーム会社の繁忙期にあたる年末や年度末・夏季などは工事が集中するため、工期が長引く可能性があります。特に年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休を跨ぐリフォームは工事期間が延長される可能性が高いため、それらの期間は避けた方が良いでしょう。

大型連休のタイミングでリフォームを行う方は、早めに業者に相談することをおすすめします。

2-4. 追加工事が発覚する

追加工事が発覚してしまうと、その分、工事期間が長引きます。特にフルリフォームは基礎部分を残して解体するため、耐震性や耐久性に問題のあるケースが多いでしょう。

工事のスケジュールを組む際は追加工事が発生することも考慮して、余裕のある日程を計画することが大切です。

2-5. 天候不良が続く

天候不良が続いてしまうと、工事がストップします。天候は予知できないため、余裕のある工期を設定しておきましょう。

仮住まいを契約する際は、途中で退去するといった状況を避けるために、工期より2週間ほど長い期間を契約しておくことをおすすめします。仕事や学校などに影響しないよう、ゆとりのある計画が必要です。

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3. リフォームをスムーズに進めるコツ

最後に、リフォームをスムーズに進めるポイントをご紹介していきます。家のリフォームはしっかり計画していないと失敗してしまうため、無駄な費用をかけないように注意点を押さえておきましょう。

3-1. 実績のある業者を選ぶ

工期が延びる原因には、施工不良やイメージと違うなどのトラブルも挙げられます。リフォームを成功させるためには業者選びも重要になってくるため、理想を叶えてくれる会社を選ぶようにしましょう。

リフォーム会社のホームページなどで施工事例を見ておくと、施工イメージがしやすくなります。

3-2. 優先順位を整理しておく

リフォームを成功させるためには、工事の目的や優先順位を決めておくことも重要です。現状の問題点を洗い出し、どこをどのように改善するのか具体的に思い描いてみましょう。

リフォーム前に家族と話し合っておくと、失敗が少なくなります。工期の短縮にも繋がるため、実現したいことはリスト化しておきましょう。

3-3. 仮住まいは早めに確保する

フルリフォームでは、建物をスケルトン状態にしてから工事を進めます。住人の引っ越しが完了しないと、工期が長引いてしまうため、仮住まいは早めに契約しておきましょう。

住みながらリフォームする際は、工事の邪魔にならないように荷物や家具の整理をしておくことも重要です。

3-4. 間取りの確認・採寸は徹底する

間取りの確認や採寸を行なっておくのもリフォームをスムーズに進めるポイントです。工事前に間取りや設備をしっかりと確認しておけば、工事不良になる心配もありません。

冷蔵庫を置くスペースは十分か、トイレは窮屈でないかなど細部までこだわりを持って計画していきましょう。気になることや要望は工事が始まる前に伝えておくのがおすすめです。

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、場所別のリフォーム期間や工期が延びる原因・スムーズに工事を進めるコツをご紹介してきました。リフォームの期間は設備のグレードや規模・サイズなどによって異なるのが一般的です。

それぞれのケースに合わせて、仮住まいなどを検討しましょう。大型連休や天候不良などで工事ができない可能性もあるため、余裕を持ってスケジュールを組むことも大切です。

また、業者選びの際は、ホームページなどで実績を確認しましょう。工事の優先順位を把握しておくと、要望を伝えやすくなります。

気になることや希望は工事が始まる前に伝えておくと、スムーズに工事が進められるでしょう。