マンションで床暖房リフォームは可能?種類や工事費用を解説!

リノベーション
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寒い時期に重宝する床暖房ですが、マンションでリフォームすることはできるでしょうか。初期費用や毎月の光熱費なども気になります。

今回はマンションの床暖房工事について種類や費用を詳しく解説していきます。事前に確認すべきこともまとめているため、マンションで床暖房を取り入れたい方はぜひ参考にしてみてください。

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1. マンションで床暖房リフォームは可能?

結論から言うと、マンションでも床暖房を後付けすることが可能です。しかし、物件によっては工事ができない場合もあるため、事前に以下の5つを確認しておきましょう。

1-1. 設置場所はどこか

床暖房リフォームをする際はどこに設置するか明確にしましょう。

複数箇所に設置する場合は、温める範囲が被らないようにご注意ください。床暖房で温められる箇所が重複してしまうと、光熱費が無駄になってしまうこともあります。

効率良くお部屋全体を温められるように床暖房の設置場所は分散させましょう。

1-2. 電気容量は足りているか

電気式の床暖房を設置する場合は自宅の電気容量が足りているか確認しましょう。アンペアが少ないお部屋では床暖房を床暖房を使用することは困難です。

電気容量を増やす工事を行えば床暖房の設置が可能ですが、追加費用が掛かります。予算と照らし合わせて検討してみましょう。

1-3. 設置面積はどのくらいか

床暖房の工事では設置面積を考えることも重要です。お部屋全体を満遍なく温めるためにも、床暖房の設置面積は床面積の6割から7割程度が良いでしょう。

使われている床材によっては張り替え工事が必要になる場合もあります。全体的な見積りを考慮し、床暖房リフォームを進めていきましょう。

1-4. フローリングの遮音等級に対応しているか

特に古いマンションの場合は遮音性の高いフローリングを使用する必要があり、フローリングを一度剥がして、床暖房のマットなどを敷いた上にフローリングを張り直します。

一度剥がしたフローリングは再利用できないため、暖房を採用する部屋のフローリングは全面張り替えとなります 。自宅のフローリングがリフォームに適しているか事前に確認しましょう。

1-5. 既存の給湯器が床暖房対応のものかどうか

マンションで温水式の床暖房を設置する場合、熱源は給湯器となります。給湯器から床暖房用の配管を引いてくる事が必要になるため、元々温水式の床暖房を採用しているマンションのリフォーム以外、新規で温水式床暖房を採用することは困難です。

事前に元々床暖房に対応しているマンションなのか、などをしっかりと確認しておきましょう。

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2. マンションで床暖房リフォームする際の費用

マンションで床暖房を設置する場合、どのくらいの費用が掛かるのでしょうか。床暖房の種類や工法別にご紹介していきます。リフォームの際に参考にしてみてください。

2-1. 電気式の場合

電気式床暖房は電気を熱源としており、PTCヒーター式や電熱線ヒーター式などがあります。比較的工事もしやすく、自宅のリフォームをする際に選ばれることが多い床暖房タイプです。

電気を使用して床を温めるため、アンペア容量の増設や電気プランの変更などを行わなくてはなりません。そのため、設置費用は6畳の場合で30万円から55万円ですが、ランニングコストが掛かります。

また、長時間同じ体勢で寝転んでいると低温火傷をするデメリットもあります。

2-2. 温水式の場合

温水式の床暖房は床下にあるパイプに温水を循環させることで室内を温めています。ガスや電気などを組み合わせているため、電気式よりランニングコストは抑えられるでしょう。

しかし、温水式は床下の配管工事や熱源機の設置が必要です。それらのメンテナンス費用も掛かります。工事費用も6畳で33万円から65万円とやや高めに設定されています。

どちらを使用するかはそれぞれの生活スタイルによって変わってくるでしょう。

2-3. 全面張替えの場合

床暖房の施工方法の2つ目は「全面張替え」です。既存の床材を剥がして床暖房パネルを設置するため、工事費用も1畳あたり3万円から5万円高くなるでしょう。工期も直張りより長く、4日程度掛かる場合もあります。

ただ、床材によっては補修工事が必要なケースもあるため、総額がいくらになるか依頼する施工会社に確認しておきましょう。

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3. マンションで床暖房リフォームする際の注意点

マンションで床暖房リフォームをする際は以下の点に注意しましょう。床暖房が欲しいという理由だけで設置を決めてしまうと、その後の生活に支障をきたす可能性もあります。

以下で解説するポイントをしっかり頭に入れておきましょう。

3-1. 故障時は全面張り替えの可能性も

室内を全体的に温めてくれる床暖房ですが故障してしまうと、最悪の場合、床を全面張替えしなくてはならない可能性もあります。追加で費用が掛かる他、生活に影響を及ぼすでしょう。

床暖房も機械であるため、壊れるときは壊れてしまいますが、長持ちさせるためにも丁寧な扱いを心掛けてください。故障時の対応を専門家に聞いておくのもおすすめです。

3-2. 業者によって金額に差がある

床暖房リフォームは依頼する業者によって金額はまちまちです。低予算・高品質で床暖房を設置してもらうためにもリフォーム会社選びは慎重に行いましょう。

見積もりは1社だけ行うのではなく、必ず複数社出してもらうことをおすすめします。相見積もりを取れば工事内容の相場が分かるため、納得できる価格でリフォームができるでしょう。

3-3. 光熱費が高くなることもある

床暖房リフォームでは工事費用だけでなく、その後の光熱費も意識する必要があります。毎月の光熱費が支払えなければ、床暖房を使用できなくなってしまうため、設置する意味がなくなってしまいます。

毎月の光熱費は電気式の方が高いため、光熱費を抑えたい方は温水式を選ぶようにしましょう。

3-4. 床暖房の設置が適しているか確認する

床暖房は長時間床にいたり物を置いたりすると事故の原因となります。床暖房を付けた状態で床にカーペットを敷いたままにしておくと、カーペットが溶けてしまい、フローリングを傷付けてしまう可能性があります。

生活の仕方によっては床暖房が適さない場合もあるため、床暖房を導入するか迷った際は日々の生活を見直すことも大切です。

3-5. 規約によってはリフォームできない物件も

マンションの規約によっては、床のリフォームができない場合もあります。

工事を依頼する前に管理会社やオーナーに確認を取りましょう。入居時にもらう契約書に記載されている場合もあるため、一度確認することをおすすめします。

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5. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はマンションの床暖房リフォームについてご紹介しました。床暖房には電気式と温水式があります。それぞれメリットとデメリットがあるため、ライフスタイルに合わせてより良い商品を検討してみましょう。

また、施工方法や設置場所によっても初期費用やランニングコストが異なります。

理想的な暮らしが実現できるように床暖房リフォームの工事見積もりは複数社で行いましょう。業者によって得意とする分野も異なるため、ホームページや口コミなどで評価を確認するのもおすすめです。