マンションで間取り変更できる?リノベーションするメリットとは?

リノベーション
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お子さんの成長や独立、両親の介護などライフスタイルの変化で住宅の間取りを変更する方も多いでしょう。間取りの変更を伴うリノベーションではどのようなことに気をつけていけば良いでしょうか。

この記事では、間取り変更のメリットやデメリットを解説していきます。特にマンションのリノベーションをする場合は規約などに注意する必要があります。工事をする前にある程度の知識は身に付けておきましょう。

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1. マンションリノベーションで間取り変更をするメリット

マンションのリノベーションで間取りを変更するメリットはどこにあるでしょうか。より良い暮らしができるように目的に合わせて工事内容を決めていきましょう。

1-1. 日当たりが良くなる

まず、リノベーションでは採光を考えた間取り変更が可能です。キッチンの壁やリビングと洋室の扉を撤去することで開放的な空間をつくれます。

見通しも良くなるため、小さなお子さんや高齢者を安心して見守ることができるでしょう。室内の安全性を高めたいはぜひ間取りの変更を検討してみてください。

1-2. 通気性が改善される

壁や扉を撤去するリノベーションでは通風も考慮することができます。風通しの良い空間で落ち着いた暮らしができるでしょう。

換気もスムーズにできるようになるため、湿気や結露対策にも有効です。カビが発生しにくい環境をつくることができます。

特に日当たりの悪い北向きのお部屋は湿気や結露が溜まりやすいため、間取りの変更をし、より良い空間をつくりましょう。

1-3. 開放的な空間になる

間取りを変更することで広々としたリビングもつくれます。家族が多く、団欒スペースを大きく取りたい方におすすめです。2DKや4DKだったものを広々とした1LDKにするなどより使い勝手の良い間取りに変更できるでしょう。

ライススタイルに合わせてさまざまな間取りを検討してみてください。間取りを決める際は生活の仕方を具体的に描くことをおすすめします。

1-4. 断熱効果を高められる

壁や扉を付け加えることで自宅の断熱効果を高めることもできます。子どもが大きくなったときの一人部屋や仕事部屋など増築も人気の間取り変更の一つです。ライフスタイルの変化に合わせて必要な間取りを検討しましょう。

マンションのリノベーションで変更する際は窓や扉の位置だけでなく数や機能にも注意していくことをおすすめします。

1-5. 動線がスムーズになる

家事の動線が確保されていないと、日々の生活の中でもストレスを感じてしまいます。そのようなときは間取りの変更を検討しましょう。

リビングからキッチンの行き来をスムーズにするなど動線が確保された間取りは家事の時短にも繋がります。家事がラクになる間取りを考えてみましょう。

そのためにも自身が使いやすい動線を細かく想定することをおすすめします。料理や掃除など日々行う家事を思い出してみましょう。

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2. マンションリノベーションで間取り変更をするデメリット

続いて、マンションリノベーションで間取り変更をするデメリットを見ていきましょう。事前に知っておかないと工事ができないこともあるため、必ず確認しておきましょう。

2-1. 共用部は変更できない

マンションの共用部は原則としてリノベーションできません。玄関ドアも共用部に入るため、工事をしないようにしましょう。マンションでリノベーションをする際はできることとできないことを明確にしておく必要があります。

2-2. 予算が設定しにくい

工事期間が長くなったり、費用が掛かったりと計画通りにいかないのもデメリットです。

リノベーションは新築物件を購入するより安く済みますが、資金計画が立てにくい特徴があることも知っておきましょう。資金計画をしっかり立てていないと、急な出費があったときに慌ててしまいます。余裕を持って計画することをおすすめします。

2-3. 完成まで時間が掛かる

リノベーションは自由度が高いため、設計から工事終了まで時間が掛かります。新築やリノベーション済みのマンションを購入すればすぐに住めるため、入居できるまでが長いのもデメリットです。

中古マンションのリノベーションは一般的に1ヶ月程度時間を要するため、仮住まいを探す手間も掛かるでしょう。費用も掛かるため、予算には余裕を持っておかなければなりません。

2-4. 耐震性に問題が生じる場合がある

生活していく中で耐震性に不安も感じることもあるでしょう。

特に築年数の古いマンションは大きな地震や水害が発生したときに耐えられるか心配です。自宅をリノベーションする際はいつ建てられたものなのか、修繕計画はどうなっているか確認するようにしましょう。

2-5. 希望の間取りにならないことも

希望が通らない場合もあるため、工事を依頼する前に要望がきちんと通っているか確認するようにしましょう。必要であれば、施工会社を変更することをおすすめします。

また、物件を購入する際は将来のリフォームやリノベーションのことまで考えて選ぶようにしましょう。よく考えて物件を選ばないと、リノベーションをするときになってできないということがあり得ます。

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3. マンションリノベーションでおすすめの間取り

ここからはリノベーションでおすすめの間取りをご紹介します。それぞれ暮らしに合わせて選んでいきましょう。

3-1. 田の字間取り

その名の通り、「田」のような間取りです。マンションの間取りとしても一般的で、動線が確保しやすい特徴があります。

田の字間取りには縦長リビングと横長リビングがあり、それぞれ目的に合わせて使い分けることが可能です。縦長リビングは家具のレイアウトがしやすく、横長リビングはダイニングとの使い分けが簡単にできます。

3-2. センターイン間取り

玄関が中央にある間取りです。玄関から見て、左右に居室とリビングが分かれています。

プライベートゾーンの確保がしやすく、空間を有効活用することが可能です。廊下が短いため、専有面積が少ない物件にも向いているでしょう。

3-3. 両面バルコニー間取り

お部屋の両サイドにバルコニーがある間取りです。どの部屋からも採光を取ることができるため、明るい空間が保てるでしょう。

ただ、外部に面する部分が増えるため、目隠しなど防犯対策は必要です。独立性が高く、プライバシーを確保できるのも魅力でしょう。

3-4. ワイドスパン間取り

採光できる幅が広い間取りです。一般的にリビングと居室を繋いでバルコニーを設置します。お部屋の向きにもよりますが、日当たりが良く、開放的な空間になるでしょう。両面バルコニーよりコミュニケーションも取りやすく、家族の顔が見れる間取りです。

ただ、ワイドスパン間取りは希少価値が高く、費用が掛かる可能性もあります。資金計画はしっかり立てておきましょう。

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はマンションのリノベーションで間取りを変更する際のメリットやデメリットをご紹介しました。

選ぶ間取りによって暮らしやすさも変わってくるため、ライフステージや予算を照らし合わせながら最適な間取りを検討していきましょう。工事を依頼する前にどのような生活をしたいのか家族構成とともに考えていくことをおすすめします。