引っ越しを初めてする方の中には、必要なものが分からないと焦っている方もいるでしょう。引っ越しで必要なものはたくさんあるため、事前に把握しておくことをおすすめします。
引っ越しで必要になるものは主に、引っ越し手続きに関するもの・引っ越し作業に関するもの・新生活に関するものの3つです。それぞれ何が必要かリスト化してみましょう。
今回ご紹介するのは、特に重要なものです。それぞれ項目ごとに解説していきます。
初めて一人暮らしをする方はもちろん、引っ越しが久しぶりだという方も確認のために見ておくと良いでしょう。
1. 引っ越し手続きに必要なもの
引っ越しで必要なものとして、まず挙げられるのは手続きに関するものです。ここでいう手続きとは、賃貸物件の契約や役所関係の手続き・ライフラインに関しての手続きを指します。
それぞれ必要な書類や費用を見てみましょう。
1-1. 役所関係の書類
引っ越しをする際には、まず旧住所の役所で転出届を提出します。これは、引っ越し先の住所や転居日を記入するものです。
その後、新しい住所の役所で転入届を提出します。その他、健康保険証や運転免許証・お子さんの学校関連など住居変更も済まさなければなりません。
1-2. 引っ越しに関する費用
役所に提出する住居変更の手続きは、基本的に費用がかかりません。しかし、学校や職場で住所変更の手続きをする際には、住民票の写しが必要になる可能性があります。
住民票の写しを発行するには、別途料金がかかるため、必要な枚数分の金額を事前に確認しておきましょう。
1-3. ライフラインの書類
電気・ガス・水道などライフラインの変更手続きも引っ越しで必要です。電気と水道に関しては、引っ越し予定日と新しい住所を電力会社に連絡して、電力供給を転送または新設します。
ガスに関しては旧住所で中断の立ち会いが必要な場合があるため、日程を決めましょう。
1-4. ライフライン変更に関する費用
ライフラインの中断や再開には費用がかかりません。しかし、旧住所で使用していた分の未払金がある場合は、新住所に請求がきます。
料金の支払いを滞納していると、ライフラインがストップしてしまうため注意しましょう。また、新住所でインターネットを開通させるには、別途費用がかかります。
1-5. 賃貸物件の初期費用
賃貸物件の契約には、賃料の他、礼金や敷金・仲介手数料などが発生します。これらの費用は賃料の1ヶ月分としているケースが多く、賃料が高ければ総額も高くなるでしょう。
契約した月の家賃は、日割りや週割り・月割りなど物件によって異なります。契約前に確認しておきましょう。
2. 引っ越し作業に必要なもの
続いて、引っ越し作業で必要なものをご紹介していきます。引っ越しの荷物はたくさんあるため、できるだけコンパクトにまとめるようにしましょう。
2-1. 梱包用品
新住所に引っ越しをするためには、荷物を梱包しなければなりません。段ボールや梱包テープは基本的なアイテムとなるため、忘れずに用意しましょう。
また、ボールペンやマーカーなども用意しておくと、荷物をラベリングする際に役立ちます。事前に工具セットとしてまとめておくと準備もスムーズに行えるでしょう。
2-2. 掃除用品
引っ越しでは部屋を片付けるため、ホコリや汚れが出てきます。綺麗な状態で引き渡せるように、室内を掃除しながら作業を進めましょう。
ホウキやちりとり・ゴミ袋など掃除用品を用意しておくと安心です。必要なものと不要なものが分けられるように、いくつか袋を用意しておくと良いでしょう。
2-3. 救急箱
引っ越し作業中に怪我をしてしまう可能性もあるため、救急箱を用意しておくことも大切です。絆創膏や包帯・ガーゼなどいざという時のために持っておきましょう。
特に冷却剤や熱パットは捻挫や腫れ・炎症の処理に役立つため、救急箱にまとめておくことをおすすめします。
2-4. 手荷物
手荷物として、引っ越しに関連する契約書類や身分証・印鑑などを持っておくことも重要です。電気が使えない場合もあるため、モバイルバッテリーなども持っておくと良いでしょう。
また、新居でトイレをしたくなる可能性もあるため、トイレットペーパーがあると安心です。作業中に不便がないように、行動をイメージしながら荷物を決めていきましょう。
2-5. 手土産
近隣やオーナーに挨拶する場合は、手土産を持っていくことをおすすめします。手土産として代表的なものは、ハンカチやタオル・洗剤などです。
近年では、引っ越しの挨拶に特化したギフトも販売されているため、好みに合わせて選んでみると良いでしょう。手土産は多過ぎず少な過ぎない量を持っていきましょう。
※ 参考記事: 「マンションへの引っ越しは挨拶が必要?メリットや手土産をご紹介!」
3. 新生活に必要なもの
最後に、新生活で必要なものをご紹介していきます。引っ越し直後に困ることがないように、あらかじめ必要なものを準備しておきましょう。
3-1. 家具
引っ越し先には家具が備え付けられていないケースがほとんどです。何も用意していないと、入居後の生活が不便になってしまうため、最低限の家具は揃えておきましょう。
新生活に欠かせないインテリアは、ベッドや照明器具・カーテンなどです。暮らし方に合わせて必要なものを購入しておきましょう。
3-2. 家電
新生活で必要な家電には、冷蔵庫や洗濯機・テレビ・掃除機などがあります。こちらもライフスタイルによって必要なものと不要なものが分かれるため、自身の生活をイメージしてみましょう。
購入する家具家電の優先順位を付けておくと、入居したてでも不便さを感じません。
3-3. キッチンツール
お鍋やフライパン・包丁など調理で使用するアイテムも準備しておくことをおすすめします。特にコンロが設置されていない物件は、ガスコンロやIHコンロを自分で用意しなければなりません。
広さによって設置できるタイプが異なるため、事前に寸法しておきましょう。また、調味料類なども用意しておくと、暮らしが豊かになります。
3-4. 消耗品類
トイレットペーパーやティッシュペーパーなど消耗品の準備も忘れずに行いましょう。衛生用品やゴミの処分に必要なものは引っ越し後すぐに必要になるケースがほとんどです。
歯磨きセットや掃除用具なども用意しておかないと、いざという時に不便でしょう。引っ越しの前日には、道具がきちんと揃っているかチェックリストをつくっておくことをおすすめします。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、引っ越しで必要になるものを手続き関連・作業関連・新生活に分けてご紹介しました。引っ越しで必要になるものはたくさんあるため、何が必要か分からなくなりがちです。
見落としがないように、項目ごとにリストをつくっておくと良いでしょう。チェックリストは定期的に見直し、漏れがないか確認することも重要です。
引っ越しの手順をしっかりと把握しておき、スムーズに作業を進めていきましょう。