インテリアをおしゃれにする方法にはさまざまなものがありますが、壁紙を張り替えるのもおすすめの方法です。しかし、壁紙といっても、無数の種類があります。選ぶ幅が広過ぎて、迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、人気の壁紙の一つである「ストライプ」についてメリットやデメリット・選び方をご紹介していきます。自宅に取り付ける壁紙で迷っている方やストライプ柄を取り入れてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. ストライプ壁紙のメリット
まず、ストライプとは縦に線が入ったデザインのことを指します。このような壁紙を自宅に取り入れるメリットは、主に以下の5つです。ストライプ壁紙の魅力を事前に把握しておき、コーディネートで役立ててみましょう。
1-1. 天井を高く見せる
ストライプ壁紙は縦に線が伸びるデザインです。縦方向に意識がいくため、天井も高く見えるでしょう。広々とした空間が楽しめるため、自宅に開放感を与えたい方はぜひ取り入れてみることをおすすめします。比較的狭い空間でも開放的な気持ちになれるため、生活もしやすくなるでしょう。
1-2. 上質な印象になる
色の組み合わせ方によっては、上質な印象がつくれるのもストライプ壁紙の特徴です。物足りない空間にプラスすることで、お部屋にメリハリが付きます。自宅をおしゃれにしたいなら、壁紙のデザインにもこだわってみると良いでしょう。組み合わせられるインテリアの種類も多く、さまざまな雰囲気がつくれます。
1-3. 色によって雰囲気が異なる
ストライプは2色以上の色が組み合わさってできているデザインです。そのため、組み合わせる色によって、さまざまな印象が演出できます。統一感を出したいときは同系色、アクセントを付けたいときは反対色の組み合わせが最適です。つくりたい雰囲気に合わせて、組み合わせを考えてみましょう。
1-4. インテリア性を上げられる
ストライプの壁紙は自宅のインテリア性を上げられるところもメリットです。一般的な住宅は壁紙が白で統一されているため、家具でおしゃれさや高級感を演出していく他ありません。壁紙に特徴があれば、シンプルな家具であってもおしゃれな雰囲気がコーディネートできるでしょう。
1-5. 組み合わせ方が豊富
ストライプ壁紙が馴染む空間は、モダンスタイルやナチュラルスタイル・カントリースタイルなどさまざまです。選べるスタイルの種類が多いため、好みの空間をつくれるでしょう。つくりたい雰囲気やお部屋の用途に合わせて、快適な空間を演出してみてください。コーディネートの際は、全体のバランスも考慮することが重要です。
2. ストライプ壁紙のデメリット
ストライプ壁紙はメリットばかりではありません。デメリットもきちんと把握しておかないと、失敗する可能性が高いでしょう。以下の注意点をしっかりと把握しておき、コーディネートの際に役立ててみてください。
2-1. 雰囲気に合わない場合がある
何も考えずにストライプの壁紙を取り入れてしまうと、お部屋の雰囲気に合わずチグハグな印象になってしまう場合があります。コーディネートの際は、特にカラーバランスを意識することが大切です。統一感を出したいならベースカラーに合わせ、アクセントとして目立たせたいなら全体の5%程度の配色になるようにまとめましょう。
2-2. ごちゃついた印象になる
配色バランスが考えられていない空間は、ごちゃついた空間になってしまうのも注意点です。特に、ストライプの柄は強調されるデザインであるため、空間に馴染むような配色にしましょう。統一感を出すためにも、全体で使用するカラーは2,3色に厳選しておくこともポイントです。
2-3. 暗くなってしまう可能性もある
壁紙の色やお部屋の広さによっては、空間が暗く見えてしまう可能性もあります。特に寝室は落ち着いた空間をつくろうと、ブルーやグレーを取り入れがちです。色のトーンによっては、圧迫感が出てしまう場合もあるため、全体の印象を確認しながらコーディネートしていきましょう。
2-4. 汚れが目立つ
家族が集まるリビングやお子さんが生活する子供部屋は、何かと物が集まりやすい場所です。ホコリや汚れも溜まりやすいため、壁紙のデザインによっては生活感が出てしまうでしょう。ストライプ柄で淡い色を使用する際は、メンテナンスがしやすいかどうかも注意しながら商品を決めることをおすすめします。
2-5. イメージと違う場合も
壁紙は購入時と実際に張ったときとでは、印象に差が生じることも注意しなければなりません。壁紙は照明の光や面積によって雰囲気が大きく異なるため、それらも考慮して商品を選ぶ必要があります。実際に商品を購入する際は、いくつかサンプルを持ち帰って自宅の光で印象を確認してみると良いでしょう。
3. 失敗しないストライプ壁紙の選び方
最後に、ストライプ壁紙の選び方をご紹介していきます。自宅の壁紙を選ぶ際は、以下のポイントを押さえておくと、失敗せずに快適な環境がつくれるはずです。
3-1. 空間全体のイメージを大切にする
自宅に壁紙を張る際は、空間全体のイメージを大切にしましょう。壁紙のデザインだけで決めてしまうと、実際に壁紙を張ったときにチグハグな印象になってしまう可能性があります。ドアや窓側から全体の雰囲気をしっかりと確認し、快適な空間が保たれているかチェックしましょう。
3-2. 配色バランスを崩さない
壁紙のコーディネートでは、配色バランスを崩さないことも重要です。インテリアにおいて最適な配色バランスは、ベースカラー70%・アソートカラー25%・アクセントカラー5%となっているため、その比率を崩さないようにしましょう。コーディネート前に、家具やインテリアにどのような色を使用するか書き出してみるのもおすすめです。
3-3. インターネットでの購入は危険
壁紙は光や面積によって見え方が異なります。そのため、インターネットでの購入は危険です。画面上では大まかな色しか判断できないため、実際に見てみると印象が違う場合があります。インテリアショップやショールームなどで実際の色味を確認してから購入するようにしましょう。
3-4. 飽きない色やデザインを選ぶ
ストライプ壁紙はデザインによって、空間に馴染まなかったりすぐに飽きてしまったりする可能性があります。長く使うためには、シンプルで飽きの来ないデザインを選ぶことが大切です。奇抜な色の組み合わせは空間の印象を悪くするため、取り入れる際は慎重に決めましょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。 今回は、ストライプ壁紙のメリットやデメリット・おすすめの選び方をご紹介していきました。ストライプ壁紙は上手に取り入れれば、上質な雰囲気を演出できます。自宅のインテリア性も上げられますが、デザインだけで選ぶと失敗する可能性が高いでしょう。
コーディネートの際は空間全体の雰囲気を大切にし、配色バランスを崩さないことがポイントです。飽きの来ないシンプルなデザインにすると、ごちゃつき感もなくなるでしょう。また、壁紙は照明や面積によって印象が異なる場合があるため、慎重に選ぶことをおすすめします。