壁を可動式間仕切りにするメリットは?注意点と設置場所も解説!

リノベーション
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結婚や出産・子どもの成長などライフステージの変化はあらゆる場面で起こります。それに合わせて住まいの形を変えていく方も少なくありませんが、タイミングはいつ訪れるのか予測できません。そんな時に役立つのが可動式間仕切りです。

今回は、壁を可動式間仕切りにするメリットやデメリットをご紹介していきます。将来を見据えた住まいづくりがしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 壁を可動式間仕切りにリフォームするメリット

間仕切りとは、空間を区切るために使われる壁のことです。最近ではパーテーションと呼ばれることも多く、さまざまな場面で活用されています。

そんな間仕切りの種類は大きく分けて、天井で固定されているものと可動式の2タイプです。それぞれ製品によって細かい特性はありますが、可動式間仕切りを自宅に取り入れるメリットには以下のようなものがあります。

1-1. フレキシブルな空間づくりが可能

可動式間仕切りの最大のメリットは、フレキシブルな空間づくりができるところです。リビングの一部を仕事部屋にしたり子供部屋を2部屋にしたりとさまざまな使い方ができます。

ライフスタイルに合わせて柔軟に対応できるため、生活しやすい環境を簡単につくれるでしょう。

1-2. プライバシーをしっかり確保できる

可動式間仕切りは空間をしっかり区切れることも魅力でしょう。

子どもが大きくなるにつれて、勉強や着替えなど一人で過ごすことも多くなるため、プライベート空間を確保してあげることが大切です。時間を掛けることなく個室がつくれるため、それぞれの暮らし方に合わせた使い方が可能です。

1-3. 住宅のデザイン性が高まる

可動式間仕切りのデザインによっては、自宅をよりおしゃれな空間にできるでしょう。設置場所や素材などにこだわり、快適な空間を目指してみてください。

そのためにも、理想のインテリアを具体的に思い描いておくことが大切です。統一感のあるこだわりの空間にしていきましょう。

1-4. クローゼットを設ける必要がない

可動式間仕切りは収納スペースとしても活用できます。

子供部屋や寝室などに収納が少なくても安心です。可動式間仕切りを自宅に取り入れる場合は、収納スペースが必要かしっかりと計画しましょう。上手に活用できれば、スッキリとした印象のお部屋が保たれます。

1-5. 空間をゾーニングできる

最後のメリットとしては、広い空間でもメリハリのある生活ができることです。広いLDKでも可動式間仕切りがあれば、それぞれの空間をしっかり区切れます。

食事をする場所とくつろぐ場所をきちんと緩やかに分けられるため、規則正しい生活が心掛けられるでしょう。

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2. 壁を可動式間仕切りにリフォームする際の注意点

可動式間仕切りにはたくさんの魅力が詰まっていますが、デメリットに関しても押さえていないと失敗してしまいます。壁の工事は費用や時間も掛かるため、無駄にならないようにしっかりと対策しておきましょう。

2-1. 部屋が狭くなる可能性がある

可動式間仕切りは動くとはいえ間仕切りであることには変わりません。広い空間に設置してしまうと、圧迫感が出てしまう可能性もあるでしょう。

開放感を維持して間仕切りを取り入れたい場合は、光を通す半透明の製品を採用するなど工夫することが大切です。それぞれのメリット・デメリットを考えながら検討していきましょう。

2-2. 予算に余裕を持って設定する

子供部屋などの空間に間仕切りを設置すると、照明やコンセントが足りなくなる場合があります。

2部屋にすることを想定して設計しないと追加で費用が発生するため、予算が足りなくなることも。設計時の予算は余裕を持って設定し、家計を圧迫しないようにしましょう。

2-3. 他のインテリアとのバランスを考える

間仕切りのデザインや配置場所によっては、隣接している空間とのバランスが悪くなる可能性もあります。

リビングに設置する場合にはダイニングやキッチンのデザインも考慮して設計するようにしましょう。間仕切りのデザインだけで選んでしまうと、その部分だけ浮いて見えるなど悪目立ちしてしまいます。

2-4. 防音性を考慮する

可動式間仕切りを自宅に取り入れる際は、防音性を考慮して設計する必要があります。間仕切りは一般的な壁と比べて音漏れがしやすいため、プライバシーをしっかり確保できるだけの性能を取り入れましょう。

音漏れが気になって追加工事をするケースも多いため、工事する前にどのレベルの防音性が必要か把握しておくことが大切です。

2-5. 無駄になる可能性もある

「子供部屋を将来的に2部屋にしようと考えて設計したが、子どもが1人で使わなかった」という失敗もよくあります。将来を予測するのは困難ですが、無駄なスペースを減らすためにも収納スペースや多目的ルームなど次の使い道を考えておきましょう。

可動式間仕切りはあらゆる活用方法があるため、調べてみることをおすすめします。

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3. 可動式間仕切りを設置する場所

最後に、可動式間仕切りの設置場所としておすすめな箇所を4つご紹介していきます。それぞれの特徴をしっかりと押さえ、自宅の設計に役立ててみてください。

3-1. リビング

住宅の中でもリビングは広い面積が必要です。小さなお子さんやペットがいる場合、安全性や実用面からリビングとダイニングの間に間仕切りをつくらない方も多いでしょう。

しかし、調理中のニオイや空気の循環などを考えたときに間仕切りを設置した方が良いケースもあります。キッチン周りが片付いていなくても、間仕切りがあれば急な来客にも対応可能です。

3-2. 子供部屋

可動式間仕切りは子供部屋にもおすすめです。成長に合わせてフレキシブルに対応できるため、活用の仕方を間違えなければ無駄になることもないでしょう。

子供部屋を将来的に2部屋にする場合は、広さや採光・照明なども考慮して条件に偏りがないように計画することが大切です。

3-3. 書斎

リモートワークが普及した今、リビングや寝室にワークスペースを設ける方も多いでしょう。ただ、机やイスを並べるだけでも作業できますが、間仕切りがあるとより作業に集中できます。

間仕切りを収納として活用することもできるため、書類などを整理することも可能です。ただ、簡単に開け閉めができてしまうため、重要な書類は別の場所に保管しておきましょう。

3-4. 寝室

寝室の間仕切りは、視線を避けつつ、室内の様子が分かるため安心感にも繋がります。

一般的な壁をつくるより閉塞感もありません。天井にレールを取り付けるタイプであれば、床にレールを敷かなくて良いためフラットなバリアフリー設計も可能です。将来を見据えた設計を心掛けましょう。

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4.まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、可動式間仕切りのメリットとデメリット・おすすめの設置場所をご紹介しました。可動式間仕切りを自宅に設置することで、空間にメリハリが付くほか住宅のデザイン性も高まります。

ただ、よく考えて設計しないと、防音性や開放感に問題が生じる可能性もあるでしょう。快適な住まいをつくるためにも、どのように暮らしていきたいかしっかりとイメージすることが重要です。