和室ブラインドで後悔しない選び方!おしゃれな空間を作る完全ガイド

インテリア
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「和室の雰囲気を変えたい」「障子の張り替えが面倒…」
日本の住宅に欠かせない和室。インテリアやメンテナンスに悩む方も多いのではないでしょうか。畳や木の温もりはそのままに、もっと現代的で機能的な空間にしたい、そんな願いを叶えるのが「ブラインド」です。

しかし、「和室にブラインドは本当に合うの?」「どんな種類を選べばいい?」といった疑問も多いでしょう。選び方を間違えると、せっかくの和室の趣を損なってしまう可能性もあります。

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1. なぜ今、和室にブラインドが選ばれているのか?4つのメリット

伝統的な和室に、洋風のイメージが強いブラインド。一見ミスマッチに思えるこの組み合わせが、今なぜ多くの家庭で選ばれているのでしょうか。そこにはデザイン性や機能性における多くのメリットが存在します。

1-1. 【デザイン性】和モダンでおしゃれな空間を演出できる

ブラインドが持つシャープで直線的なデザインは、和室の畳の目や格子の直線と驚くほど調和します。ブラインドを取り入れるだけで、空間は洗練された「和モダン」な印象に。特に木製や竹製のブラインドは、畳や柱といった自然素材との相性が抜群で、和の温もりを損なうことなく、スタイリッシュな雰囲気をプラスできます。

1-2. 【機能性】光と視線を自在にコントロールできる

ブラインド最大のメリットは、スラット(羽根)の角度を調整することで、光の入り方を細かくコントロールできる点です。「日中は明るく、でも西日は遮りたい」「外からの視線は遮りつつ、風は通したい」といった要望にも応えられます。障子やカーテンでは難しい、この繊細な光と視線のコントロールが、和室での時間をより快適にします。

1-3. 【メンテナンス性】掃除が簡単で清潔を保ちやすい

障子は破れると張り替えが必要で、カーテンは定期的な洗濯が欠かせません。その点、ブラインドは比較的お手入れが簡単です。普段はハンディモップなどでサッとホコリを拭き取るだけ。布製のカーテンに比べてホコリが溜まりにくく、ダニやカビの発生を抑えやすいのも嬉しいポイントです。

1-4. 【省スペース】窓辺をすっきりと見せる効果

カーテンのようなドレープ(ひだ)がないブラインドは、窓辺を非常にすっきりと見せてくれます。特に、窓枠の内側に取り付ける「天井付け」を選べば、壁からの出っ張りがなくなり、部屋全体が広く感じられます。限られたスペースを有効活用したい小上がり和室などにも最適です。

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2. 後悔しない!和室に合うブラインドの選び方【5つのポイント】

和室に合うブラインドを選ぶには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。ここでは、後悔しないための選び方を5つに絞って詳しく解説します。

2-1. 【種類で選ぶ】和室に最適なブラインドはこれ!

ブラインドには様々な種類がありますが、特に和室におすすめなのは以下の4タイプです。

2-1-1. プリーツスクリーン:和紙のような風合いで王道の選択肢

蛇腹状に折りたたまれた生地を上下に開閉するスクリーンです。和紙のような柔らかな質感と水平ラインの美しさは、まるで現代版の障子。和室との相性は抜群で、採光と目隠しを両立できる「ツインスタイル」も人気です。

2-1-2. ウッドブラインド/バンブーブラインド:天然素材で温かみをプラス

木や竹といった天然素材から作られたブラインドです。和室を構成する木材やい草に自然と溶け込み、温かみと高級感を演出します。特に竹製のバンブーブラインドは、竹特有の節や模様が和の趣を一層引き立てます。

2-1-3. ロールスクリーン:シンプル&多機能な万能選手

一枚の布を巻き上げて開閉するシンプルなスクリーンです。すっきりした見た目が特徴で、どんな和室にも合わせやすいのが魅力。すだれ調の生地を選べば涼しげに、和柄を選べばアクセントになります。窓だけでなく、間仕切りとしても活用できます。

2-1-4. 調光ロールスクリーン:機能性とデザイン性を両立

レース生地と厚手生地がボーダー状に重なり、ブラインドのように調光もできるハイブリッドタイプです。その洗練されたデザイン性から、ワンランク上のモダンな和室を目指す方におすすめ。繊細な光のグラデーションが空間に新しい表情をもたらします。

2-2. 【素材で選ぶ】和室の質感と調和させる

ウッドやバンブーといった天然素材は和室との相性が鉄板です。ポリエステル製のスクリーンでも、和紙調や織物調など、和のテクスチャを感じさせる生地を選ぶことで、空間への馴染みが格段に良くなります。

2-3. 【色・柄で選ぶ】空間に馴染むカラーコーディネート術

色は空間の印象を大きく左右します。畳や壁の色と調和するベージュ、ブラウンなどのアースカラーが基本。空間を引き締めモダンに見せたいなら、グレーやネイビーといった無彩色を選ぶのも良いでしょう。

2-4. 【障子の扱いで選ぶ】取り外す?組み合わせる?

現在の和室に障子がある場合、その扱いによって選び方が変わります。

  • 障子を外す場合: 障子の代わりに光を取り入れるため、採光と遮光を両立できるプリーツスクリーンのツインスタイルなどがおすすめです。
  • 障子と組み合わせる場合: 夜間の目隠しや遮光性を重視し、遮光性の高いロールスクリーンなどを部屋側に取り付けると機能性を補完できます。

2-5. 【用途で選ぶ】どんな和室で使いたいか

その和室をどう使うかも重要な要素です。客間なら高級感のあるウッドブラインド、寝室なら遮光性の高いタイプ、リビング横の畳コーナーならLDK全体と調和するシンプルなものが良いでしょう。

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3. どっちがいい?和室の窓にはブラインド vs カーテン徹底比較

和室の窓まわりで、ブラインドと最後まで悩むのが「カーテン」です。それぞれの長所・短所を理解し、ご自身のライフスタイルに合わせて最適な選択をしましょう。

3-1. 【結論】こんな人にはブラインドがおすすめ

  • 和室をモダンでスタイリッシュな雰囲気にしたい
  • 光の入り方を細かく調整したい
  • 窓辺をすっきりと見せたい
  • 掃除の手間を省きたい

一方で、断熱性や保温性を重視し、柔らかく温かみのある雰囲気を求めるならカーテンが適しています。

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4. 実践編!和室ブラインドの取り付けとメンテナンス方法

お気に入りのブラインドが見つかったら、次はいよいよ取り付けです。DIYの際の基本と、長く使うためのお手入れ方法をご紹介します。

4-1. 【取り付け方法】天井付けと正面付け、つっぱり式

取り付け方法には主に3種類あります。

  • 天井付け: 窓枠の”内側”に取り付け、すっきりした見た目に。
  • 正面付け: 窓枠の”外側”を覆うように取り付け、光漏れを防ぎやすい。
  • つっぱり式: 賃貸住宅におすすめ。壁に穴を開けずに設置できます。(基本的に天井付け)

オーダーメイドの場合は、事前に取り付け方法を決めた上で、金属製メジャーを使いミリ単位で正確に採寸することが最も重要です。

4-2. 【お手入れ方法】素材別!長持ちさせる掃除のコツ

ブラインドを美しく保つには定期的なお手入れが不可欠です。

  • ウッド・バンブーブラインド: 水分は避けて乾拭きが基本。
  • アルミブラインド: 固く絞った布で水拭きが可能。
  • プリーツスクリーン・ロールスクリーン(布製): ハンディモップでホコリを払い、シミは中性洗剤で叩くように落とします。

5. まとめ:ブラインドで和室を理想の空間へアップデートしよう

伝統的な和の趣と、現代的な機能美を両立させる「和室ブラインド」。それは、単なる日除けではなく、和室を自分らしく、より快適にアップデートするための強力なインテリアアイテムです。

今回ご紹介したように、プリーツスクリーンやウッドブラインドなど、和室に合うブラインドには様々な選択肢があります。「どんな空間にしたいか」「どんな機能が必要か」を明確にすることで、後悔のないブラインド選びができるはずです。

あなたもブラインドを取り入れて、古き良き和室の魅力を活かしながら、現代のライフスタイルに合った、新しい「和のくつろぎ」を手に入れてみませんか。

FLIE magazine 編集部

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