布団乾燥機はその名の通り、布団を乾燥させることができます。なかなか洗えない布団を清潔に保てるため、非常に便利なアイテムです。
最近では布団を乾かす以外にも洗濯物を乾かすために使っているという方もいます。他にもさまざまなメリットがある布団乾燥機ですが、その使い方は正しいのでしょうか。
今回は布団乾燥機を使用するメリットやタイプ別の使い方、使用時の注意点などを解説していきます。布団乾燥機の魅力を最大限に活かしていきましょう。
1. 布団乾燥機を使うメリット
布団乾燥機は掛け布団と敷き布団の間にマットを敷き、温風を送って布団を乾燥させる機械です。自宅で布団乾燥機を使うメリットは何でしょうか。考えられる利点を以下で解説していきます。
1-1. 温かい布団で寝れる
布団乾燥機を使用する最大のメリットは何といっても布団が温かくなる点でしょう。
特に冷え性の方だと、冬場は布団がなかなか温まらず困っている方も多いはずです。布団乾燥機があれば、就寝前に布団をぽかぽかにすることができ、寒くてなかなか寝付けないこともなくなります。温かい布団でぐっすり眠れるのは魅力的ですね。
1-2. ダニ対策ができる
布団乾燥機はダニ対策にも効果的です。布団はダニが繁殖しやすい場所でもあるため、布団乾燥機を使い、ダニを死滅させましょう。
布団乾燥機で布団の中の湿度を下げることができるため、カラッとした布団の肌触りを体感できます。気持ちの良い布団で眠ることができるため、より快適な暮らしを楽しめますよ。
1-3. 除菌・消臭効果がある
布団乾燥機は布団の除菌・消臭効果も高められます。なかなか干せない布団でも清潔な状態を保てるでしょう。より快適な布団で眠りたい方はぜひ布団乾燥機を活用してみてください。
1-4. 洗濯物を乾かせる
布団乾燥機は布団だけでなく、洗濯物も乾かせます。なかなか洗濯物が乾かない梅雨の時期や冬場にもおすすめです。商品によって使い方が異なるため、使用時は取扱説明書をよく読みましょう。
1-5. 毎日使える
布団乾燥機は花粉が気になる春や雨が続く梅雨、湿気の多い夏などさまざまな場面で使えます。
室内で使用できるため、使いたいときにいつでも使用できます。生活スタイルに合わせて利用できるのも布団乾燥機のメリットと言えるでしょう。
2. 布団乾燥機の使い方
最近ではあらゆるタイプの布団乾燥機が販売されています。大まかな流れは一緒ですが、タイプ別に使用時の注意点があるため、注意しましょう。
今回ご紹介するのは以下の4つのタイプです。それぞれ使い方を解説していきます。
2-1. マットを広げるタイプの場合
まず一般的なマットを広げるタイプの布団乾燥機からご紹介します。
マットを敷き布団の上に広げ、接続部分にホースを差し込みます。その上に掛け布団を掛け、電源を入れ、コースやタイマーを設定しましょう。終了後はそれぞれの部品を外して完了です。ベッドの場合も同じようにマットレスと布団の間にセットすれば使えます。
2-2. ホースを差し込むタイプの場合
以前はマット式が主流でしたが、最近ではホースを差し込むだけで簡単に完了するタイプも増えてきています。
敷き布団の上にホースを伸ばし、その上に掛け布団を掛けましょう。その後、コースやタイマーの選択をして完了です。マットを敷く手間が省ける分、腕力に自信のない方でも気軽に布団乾燥機を扱えます。
2-3. ダニ退治をしたい場合
ダニを退治するために布団乾燥機を使う方も多いはずです。ダニ退治をする際は設定温度を50度から60度に設定しましょう。商品によってはダニ退治モードがあるかもしれません。
ダニ退治後は必ず布団クリーナーでダニの死骸や糞、ホコリなどを取り除きましょう。
2-4. 洗濯物を乾かす場合
洗濯物を布団乾燥機で乾かす際も設定温度に注意しましょう。
乾かす洗濯物の生地が薄いと、傷みの原因ともなります。洗濯物の量も考慮しながら設定しましょう。洗濯物の間隔を開けると乾くスピードを早めることもできます。
3. 布団乾燥機を使用する上での注意点
たくさんのメリットがある布団乾燥機ですが、よく考えて扱わないとデメリットになる場合もあります。布団乾燥機を正しく扱いためにも以下の点に注意しましょう。
3-1. 部屋の温度に注意する
布団乾燥機はダニ対策に有効ですが、部屋の温度が適切に保たれていないと、その効果を十分に発揮しない可能性もあります。ダニ退治をする際は室内の温度を十分に温めた上で布団乾燥機を使用するようにしましょう。
3-2. 定期的にお手入れをする
布団乾燥機も他の家電と同様に定期的なお手入れが必要です。フィルターにホコリが詰まっていると、故障の原因にも繋がります。
布団乾燥機の掃除手順はフィルターを外して、ホコリを除去するだけで完了します。布団乾燥機が完全に冷え切ってからお手入れするようにしましょう。
マット式の場合はマットを中性洗剤で押し洗いして自然乾燥させると綺麗な状態を保てます。
3-3. 換気を徹底する
布団乾燥機を使用する際は必ず換気をしましょう。空気の流れが悪いと、ダニやカビも繁殖しやすくなります。窓がない空間の場合はエアコンのドライ機能をご活用ください。
3-4. 騒音に注意する
布団乾燥機のデメリットとして音が大きいことが挙げられます。
最近では静音設計された商品もあるため、騒音問題はそこまで起こりにくいでしょう。不安な方は商品を購入する際に確認しましょう。
3-5. 電気代が高くなる場合がある
布団乾燥機は使い方次第では電気代が高くなる恐れがあります。それは構造上の問題です。布団乾燥機は一般的に送風機の風をヒーターで温めます。そこに労力が掛かるため、電気代が高くなります。
1回の使用で10円から20円を目安に考えておくと良いでしょう。電気代が気になる方は省エネタイプの商品をおすすめします。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は布団乾燥機について解説してきました。布団乾燥機は年中使えるため、あらゆるシーンで活用できます。また、ダニ退治や洗濯物乾燥など布団以外にも使い道があり、非常に便利な家電です。
購入を検討している方は今回ご紹介した注意点を参考に商品を選んでみてください。布団の種類によっては布団乾燥機が使えない場合もあります。特に羽毛布団の取り扱いには充分注意しましょう。