家を綺麗に保ちたいと思っていても、仕事などで家事に時間が取れない方もいるでしょう。そのような場合、どのくらいの頻度で部屋の掃除をしていけば良いのでしょうか。
理想は毎日ですが、そこまで時間が取れないという方に向けて、おすすめの掃除頻度を解説していきます。効率良く掃除を進めたい方は、ぜひ掃除のポイントも知っておくと良いでしょう。
すぐに実践できるものばかりで、気軽に取り入れられるはずですよ。
1. 部屋の掃除はどのくらいの頻度でする?
掃除頻度は明確な決まりはないため、暮らし方に合わせて適切な回数を見つけていく必要があります。特に何人で住んでいるかは重要です。
以下では、暮らし方ごとにおすすめの掃除頻度を解説していきます。自分の暮らしでは、どのくらいの掃除頻度が目安か確認してみましょう。
1-1. 1人暮らしの場合
一人暮らしの場合は簡単な掃除を週に2回〜3回していれば、家全体の掃除は週1回程度でも良いでしょう。仕事で家にいる時間が短ければ、汚れもそこまで目立たないため、休日にまとめて掃除するという方も一定数います。
ただ、掃除を怠っているとホコリや髪の毛が床に溜まるため、最低限のお手入れが必要です。
1-2. 2人暮らしの場合
2人暮らしの場合は1人のときより汚れが溜まりやすいため、特にキッチンや浴室・トイレなどの水回りは入念に掃除した方が良いでしょう。家にいることが多い場合は掃除回数も多くなってくるため、簡単な掃除を定期的にしていれば大きな掃除が必要ない場合もあります。
ライフスタイルに合わせて、無理のないように家事を分担していきましょう。
1-3. 小さなお子さんがいる家庭の場合
赤ちゃんや小さなお子さんがいる子育て家庭は、リビングの掃除を入念に行いましょう。週1回〜2回の掃除と合わせて、気づいたら掃除機をかける家庭も多く、お子さんのために清潔感を保とうとする傾向にあります。
専業主婦(主夫)がいる家庭は、毎日掃除をしているケースも多いでしょう。
1-4. 共働きしている家庭の場合
共働きをしている家庭は平日に掃除をすることが難しいため、休日にまとめて行うのが一般的です。ただ、平日に何もしていないと汚れが溜まってきてしまうため、汚れやすい水回りは簡単な掃除を行なっておきましょう。
また、お掃除ロボットなどを活用して掃除の負担を軽減させている家庭もあります。
2. 部屋ごとの掃除頻度
続いて、部屋ごとの掃除頻度や時間の目安をご紹介していきます。自宅の掃除をするときの参考にしてみてください。
2-1. リビング・居室
リビングや寝室は家族の行き来が激しい場所であるため、ホコリがたくさん溜まるでしょう。特にテレビや机・椅子などの大きな家具の隙間にホコリが溜まっていることが多く、入念な掃除が必要です。
床は掃除機をかけ、小さな髪の毛やホコリなどは粘着ローラーなどを活用すると良いでしょう。リビングや居室の掃除機がけは3日に1度、掃除の時間は20分〜30分が目安です。
2-2. キッチン
キッチンは料理をするため、油汚れが溜まりやすい場所です。可能であれば、毎日掃除した方が良いでしょう。
特にシンクやコンロ周りは汚れが溜まりやすいため、綺麗に拭き取ることをおすすめします。頑固な汚れは重曹を使うと簡単に落とせるため、あらかじめ用意しておくと良いでしょう。
時間がない方は週1回程度の掃除頻度でも構いません。キッチンの掃除時間は10分〜15分が目安です。
2-3. 浴室
浴室も毎日使用する場所であるため、できるなら毎日掃除を行なった方が良い場所です。掃除の際は、浴槽だけでなく椅子や床なども入念に洗いましょう。
お風呂から出るときにサッと洗い流すだけでも効果があるため、習慣にしておくと日々の掃除も楽になるはずです。浴室の掃除時間は5分〜10分と比較的短い時間で済ませられます。
2-4. トイレ
毎日何度も使用するトイレも汚れが溜まりやすい場所であるため、週1回は掃除するようにしましょう。トイレは掃除の仕方にコツがあるため、事前に確認しておくと綺麗な状態を維持しやすくなります。
日々の掃除は5分〜10分程度で完了しますが、タンクなども掃除する場合は30分程度掛かるでしょう。
2-5. 玄関
玄関の掃除は週1回程度で掃き掃除、月に1回〜2回を目安に拭き掃除をするのがおすすめです。特に扉の付いた下駄箱はニオイや湿気がこもりやすいため、靴を取り出して換気をしましょう。
掃き掃除は10分程度で完了しますが、拭き掃除や靴の整理は20分〜30分を目安に行います。
3. 部屋の掃除を効率良く進めるためのコツ
部屋の掃除頻度や目安の時間が分かっても、効率良く進める方法が分からなければ無駄な時間を過ごしてしまうだけです。ここで、部屋の掃除をスムーズに進める方法について知っておきましょう。
特に大掃除を行う際は、以下のポイントを押さえておくことをおすすめします。
3-1. スケジュールを立てる
大掃除をすると決めたら、まずスケジュールを立てましょう。大掃除は家全体を綺麗にするため、計画的にしていかないと途中で挫折してしまいます。
特に大きな住宅は掃除する箇所が多いため、いつどこを綺麗にするのか具体的な内容とともに把握しておきましょう。計画を立てる際は期限を先に決め、逆算していくとスムーズに計画できます。
3-2. チェックリストをつくる
家の中で気になっていることや掃除したい場所をリストにして挙げておくのも、効率良く掃除を進めるコツです。何をしなければいけないのかリストになっていれば、取りこぼすこともなくなります。
後から「ここも気になる」ということがないように、大掃除前に住宅の現状を把握しておきましょう。
3-3. 掃除の順番を工夫する
効率良く掃除するためには、掃除の順番も大切です。特に水回りは汚れが飛び散りやすく時間も掛かるため、先に掃除することをおすすめします。
キッチンやトイレ・浴室などの後にリビングや玄関を掃除しましょう。1日で掃除するのが大変だという場合には、スケジュールに掃除の予定を細かく組み込んでおくことが大切です。
3-4. 便利なアイテムを揃える
事前に大掃除で活用できるアイテムを揃えておくことも重要なポイントです。重曹やクエン酸などは場所を選ばずに使用できるため、購入しておくと良いでしょう。
また、雑巾やゴム手袋・キッチンペーパーなどもあると便利なアイテムです。アイテムを揃える際は予算を考慮することも忘れないようにしましょう。
3-5. 使用したら軽く掃除する
大掃除をするのが大変だという方は、日々の生活で掃除を心掛けていくことが大切です。シンクを使用したら軽く拭いたり、入浴後に浴槽を洗ったりとちょっとした努力をすれば、設備の汚れも気にならなくなるでしょう。
毎日ちょっとずつ掃除をしていれば、大掛かりな掃除をする必要もなくなります。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、部屋の掃除頻度や時間をご紹介しました。掃除の回数は暮らし方や空間ごとに異なりますが、放置するとカビの原因ともなるため、定期的なお手入れが必要です。
自身のライフスタイルに合わせて、清潔感のある空間を保っていきましょう。どうしても時間がないという方は、お掃除ロボットなどの便利なアイテムを活用するのもおすすめです。