扉なしクローゼットのメリット・デメリットは?設置の注意点も解説!

リノベーション
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クローゼットに設置する扉の種類は、折れ戸や引き戸・開き戸などさまざまです。しかし、敢えて扉を付けない選択をする方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、クローゼットの扉を付けない場合に得られるメリットやデメリット・設置時の注意点をご紹介していきます。ライフスタイルやニーズに合わせて、扉の有無を検討してみてください。

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1. クローゼットを扉なしにするメリット

クローゼットに扉を付けないメリットはどこにあるでしょうか。代表的な5つをご紹介していきます。

それぞれの特徴をしっかり把握しておくと、自宅の設計で役立てられるでしょう。

1-1. 出し入れがしやすい

扉なしのクローゼットを設置するメリットとしてまず挙げられるのは、衣類の出し入れがしやすいことです。扉の開閉作業がないため、その分、家事もスムーズに行えるでしょう。

日々の洋服を選びやすい他、洗濯後の収納もしやすくなるはずです。動線をラクにしたい方は、クローゼットの扉を無くしてみても良いでしょう。

1-2. 通気性が良くなる

通気性が良くなるのも、扉なしクローゼットのメリットです。クローゼット内は湿気が溜まりやすく、扉を閉めっぱなしにしているとカビやダニが発生してしまいます。

衣類や家屋を傷める原因にもなるため、扉なしのクローゼットで通気性を良くしておきましょう。扉がないクローゼットは空気の入れ替えがしやすく、悪臭の予防にもなります。

1-3. 無駄なスペースがなくなる

扉のあるクローゼットは、開け閉めのために扉前を空けなければなりません。デッドスペースになってしまうため、使える空間が狭くなってしまうでしょう。

その点、扉なしのクローゼットは目の前に棚やボックスを置くことが可能です。無駄なスペースがなくなるため、空間を有効活用できるでしょう。

1-4. 部屋の一部として使える

扉なしクローゼットは、部屋の一部として活用することも可能です。扉がないことで空間の仕切りも緩やかになるため、収納するものが少ないときは、インテリアや雑貨などを飾る場所としても使えます。

クローゼットも含めた空間となるため、より開放的な室内が楽しめるでしょう。

1-5. 怪我の心配がない

扉付きのクローゼットは、小さなお子さんが指を挟む恐れもあります。敢えて扉を付けないことで、怪我のリスクも減らせるため、安心して暮らせるでしょう。

クローゼットを設置する際は、家族構成を考えて収納のタイプを決めることをおすすめします。扉を付けなければ、その分、収納量も増やせるでしょう。

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2. クローゼットを扉なしにするデメリット

扉なしのクローゼットにはさまざまな魅力がありますが、もちろんデメリットも存在します。デメリットをしっかり押さえて対策していないと、設置後に後悔する可能性もあるため注意が必要です。

以下の5つは、特に押さえていただきたいポイントとなっているため、丁寧に対策していきましょう。

2-1. 衣類が日焼けする

クローゼットの設置場所によっては、衣類が日焼けする可能性もあります。特に日当たりの良い場所や南向きの部屋は注意しましょう。

そのような場所は扉がなくてもカビやダニが発生しやすいため、その点も考慮して設置場所を検討する必要があります。クローゼットの設置場所を決める際は、何をしまうのか・出し入れの頻度はどのくらいか考えることも重要です。

2-2. 防虫剤の効果を得にくい

扉なしのクローゼットは、防虫剤の効果を得にくいデメリットもあります。防虫剤や除湿剤といった薬品は密閉した空間の方が効果を得やすいため、オープンなクローゼットでは効果を実感しにくいでしょう。

特に夏場はカビやダニが発生しやすいため、定期的な換気が必要です。

2-3. ごちゃごちゃした見た目になる可能性もある

扉がないクローゼットは見栄えを気にしていないと、ごちゃついた印象を与えてしまいます。見せる収納であることを忘れずに、整理整頓を心掛けましょう。

リビングにあるオープンクローゼットは来客時に気になる場合もあるため、片付けられない場合は目隠しを検討することをおすすめします。

2-4. 冷暖房効率が落ちる

エアコンの効率が落ちることも扉なしクローゼットのデメリットです。収納スペースまで冷暖房が届いてしまうため、室内が快適な温度になるまで時間がかかります。

必要以上に電気代がかかってしまう場合もあるため、設置を後悔するケースも多いのです。クローゼットを扉なしにする場合は、光熱費が高くなることを押さえておきましょう。

2-5. ホコリが付きやすい

扉が付いていないクローゼットは、衣類にホコリが付きやすいことも注意点です。こまめに掃除をしておかないと、衣類が汚れたり傷んだりしてしまいます。

しまっているものを長持ちさせるためにも、定期的なお手入れが必要です。出し入れをしたら、気になる汚れを取るなど対策しておくことが大切でしょう。

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3. 扉なしクローゼットを設置する際の注意点

最後に、扉なしクローゼットを設置する際に注意した方が良いことを4つご紹介していきます。しっかりと対策しておけば、失敗することも少ないため、要点を押さえておきましょう。

3-1. 衣類にはカバーを付ける

まず、クローゼットにしまう衣類にはカバーをかけておくことをおすすめします。使用頻度の少ない衣類ほどホコリが溜まっていくため、普段使わない衣類は念入りに対策しておきましょう。

衣類を出し入れする際にホコリや汚れが付いていたら、サッと拭き取るなど日々の積み重ねが重要です。

3-2. カーテンを設置する

オープンクローゼットの中身が気になるようなら、カーテンやパーテーションなどで目隠しをしておきましょう。目隠しをしておけば、急な来客があった際も慌てずに対応できます。

カーテンは突っ張り棒などで簡単に設置できるため、時間があるときにやってみると良いでしょう。柄や色味はお部屋の雰囲気に合わせるのがポイントです。

3-3. 引き出しの中に防虫剤を入れる

あまり使わないアイテムは引き出しを活用することをおすすめします。引き出しの中に防虫剤を入れておけば、効果もしっかり感じられるでしょう。

使用する頻度や収納するものの種類に合わせて適切な対策をしていくことが重要です。そのためにも、事前に収納するものを把握しておきましょう。

3-4. 動線を考慮して位置を決める

クローゼットを設置する際は、動線を考慮して位置を決めることが大切です。動線を無視すると、使い勝手が悪くなり、生活の中でストレスを感じてしまうでしょう。

家族がどのような動きをするのか、しまうものと合わせて考える必要があります。実際の生活をシミュレーションしてみるのもおすすめです。

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、クローゼットを扉なしにするメリットやデメリット・設置時の注意点をご紹介してきました。オープンなクローゼットは家事の手間が省けるだけでなく、開放的な空間を演出してくれます。

しかし、ホコリが溜まりやすかったり冷暖房効率が落ちたりするため、事前の対策が必要です。クローゼットの設置場所を考える際は、家事動線や生活動線を考慮することをおすすめします。