室内ドアのリフォーム事例とは?種類やケース別の費用を解説!

リノベーション
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ライフスタイルの変化に合わせて、自宅のドアリフォームを検討している方も多いでしょう。しかし、具体的にどのような工事があるか把握していない方も多いはずです。

そこで今回は、室内ドアの種類やおすすめのリフォーム内容・工事ごとの費用をご紹介していきます。自宅を少しでも快適な空間にするためにも、工事前に知っておくと良いでしょう。

リフォームを検討している方はもちろん、自宅のドアに不便さを感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 室内ドアの種類

まず、室内ドアの種類をご紹介していきます。室内ドアの種類は、以下の5つが一般的です。

それぞれの特徴を知り、リフォームに役立てていきましょう。

1-1. 片開き戸

片開き戸は、一方向にのみ開閉可能なドアです。シンプルな構造で、比較的簡単に設置ができます。

住宅で最も使用されているタイプとなっているため、見かける場面は多いでしょう。取っ手がレバーハンドルの場合は、両手がふさがっていても簡単に扉を開けられます。

家事動線の負担も軽減してくれるはずです。

1-2. 両開き戸

2枚の扉を開閉させるタイプです。「観音開き」とも呼ばれており、比較的広い空間に設置されます。

間口が広いため、大きな荷物でも簡単に出し入れが可能です。キッチンやリビングに繋がる空間に設置すれば、買い物帰りでもスムーズに運び出しができるでしょう。

2枚分の扉を開けられるため、採光や通風もしっかり確保できます。

1-3. 片引き戸

1枚の扉を横にスライドさせて開閉するタイプのドアです。扉を開けたままにしていても、動線の邪魔になりません。隣室との繋がりも感じられるでしょう。

少ないスペースでも設置可能となっているため、狭い部屋にもおすすめです。居室や寝室などに設置されていることが多いでしょう。

※ 参考記事: 「室内引き戸とはどんなもの?種類やメリット・デメリットをご紹介!

1-4. 引違い戸

引違い戸は、襖などのように2枚の扉で構成されているドアです。左右両方から出入り可能となっているため、動線の変更もできます。

荷物を持ちながらでも開閉できるため、操作性は優れているでしょう。ただ、開き戸よりは防音性が低下することはデメリットです。

プライバシーが確保されない場合もあるため注意しましょう。

1-5. 中折れ戸

扉を折り曲げながら開くタイプのドアを「折れ戸」といいますが、その中でも1枚の扉で構成されているものが「中折れ戸」です。戸を折りたたみながら開くため、少ないスペースでも設置できます。

また、間口を広げられるため、車椅子の移動にも便利です。バリアフリーへの対応も柔軟にできます。

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2. 室内ドアのリフォーム事例

室内ドアの種類が分かったところで、今度はリフォームの事例を5つご紹介していきます。それぞれのニーズに合わせて適切なドアタイプを選べるように、あらかじめ条件を整理しておくことが大切です。

2-1. バリアフリー対策をしたい場合

家族の中に高齢者や体が不自由な方がいる場合は、バリアフリー対策をしましょう。家の中をバリアフリーにすることで、怪我や事故のリスクも減らせます。

室内ドアが開き戸の場合は、引き戸に変更するなどリフォームを検討することが重要です。リフォームの際は車椅子が通ることを考えて、間口を広げることをおすすめします。

2-2. 防音性を高めたい場合

家族のプライバシーを確保したい場合やピアノなど楽器を演奏する場合には、ドアの防音性を高める必要があります。自宅のドアが引き戸なら、開き戸にするなど音漏れを防ぐ工夫をしましょう。

また、吸音材を使用するなど採用する素材にもこだわることが大切です。必要に応じて、壁や天井などドア以外にも防音対策をしておきましょう。

2-3. ペットが暮らしやすい環境にしたい場合

ペットを飼っている方の中には、ペットが家の中を自由に行き来できるようにしたいと考えている方も多いはずです。そのようなときには、ドアにペット専用の出入り口を設置してあげましょう。

ペットが通った後に自動で扉が閉まる構造にしておけば、見栄えも悪くなりません。どのような問題を解消したいか考えると、リフォーム内容が明確になってくるでしょう。

2-4. 家族の繋がりを感じたい場合

家族との繋がりを感じる空間をつくりたい場合は、開き戸より引き戸を選択することをおすすめします。扉の素材にもこだわり、ガラス戸にすると、より開放的な空間が演出できるでしょう。

全開口できるパネル間仕切りなどで空間を緩やかに区切ることで、家族がより近くに感じられます。

2-5. 空間をフレキシブルに使いたい場合

リビングとダイニングの境目をあまり区切りたくないという方は、引き戸や折れ戸を設置すると良いでしょう。間口の広い間仕切りをいくつか設置しておけば、空間をフレキシブルに使えます。

来客があった際にはドアを閉め、普段は大きな1つの空間として使うなどニーズに合わせた活用が可能です。

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3. 室内ドアのリフォーム費用

最後に、室内ドアのリフォーム費用をケース別にご紹介していきます。工事内容によって相場が異なるため、予算と照らし合わせながら検討していきましょう。

3-1. ドアのみの交換

費用が最も安く済むのは、ドアのみの交換です。しかし、相場は面積や使用する素材によって異なります。

標準的なタイプであれば5万ほどで交換できますが、特殊な素材を選択した場合には20万円ほどかかるでしょう。ドア交換には設置費用だけでなく、処分費用もかかってくるため、あらかじめ把握しておくことが大切です。

3-2. ドア枠と一緒に交換

ドアのリフォームを行う際は、ドア枠と一緒に交換すると仕上がりが綺麗です。ただ、その分費用が高くなるため、予算を考慮しながら検討していく必要があります。

ドア枠と一緒に交換する際の費用相場は、10万円~26万円です。新しいドアの料金は枠込みとなるため、ドアのみの交換より費用がかかります。

3-3. 開閉方法の異なるドアに交換

ドアリフォームで最も費用がかかるのは、開閉方法の異なるドアに交換する工事です。ドア自体の交換に加えて、周辺の壁なども工事が必要になるため、費用が嵩みます。

20万円〜40万円ほどになるケースが多いため、長い目で見てリフォームを考える必要があるでしょう。ドアの開閉方法が変われば、生活のしかたも大きく変わる可能性があります。

3-4. ドアの表面を修理する

予算が少ない方は、ドアの修繕だけ行うのもおすすめです。ドア表面の修理であれば4万円〜6万円が相場になっているため、他のリフォームより気軽に行えるでしょう。

ドアを大幅に変える必要がない場合は、ドア表面の修理だけ行ってドアの寿命を延ばすことをおすすめします。

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、室内ドアの種類やリフォーム内容・ケース別の費用をご紹介してきました。自宅をバリアフリーにしたい場合は引き戸や折れ戸、防音性を高めたい場合は開き戸がおすすめです。

解決したい問題を明確にしてから、工事内容を決めていきましょう。開閉方法が異なるドアに交換する際は高額な費用がかかるため、予算をあらかじめ決めておくことが大切です。

予算を抑えたい方は、工事内容や使用する素材を工夫する必要があります。しっかりと計画しておかないと、リフォーム後に後悔しかねないため注意が必要です。