キッチンに下がり天井はおすすめ?特徴やおすすめの色を解説!

リノベーション
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マイホームを新築する際、デザインにこだわりたいと考えているなら設備だけでなく天井にも工夫を凝らしてみましょう。特にキッチンの下がり天井は住宅をおしゃれにしてくれるため、近年注目されている内装工事です。

今回は、キッチンに下がり天井を取り入れるメリットやデメリットをご紹介していきます。おすすめのデザインもご紹介していくため、自宅のデザイン性を高めたい方はぜひ参考にしてみてください。

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1. キッチンを下がり天井にするメリット

下がり天井とは、一般的な天井より部分的に低くなっている天井のことです。お部屋の一部に変化を加えることで、ひと味違った空間が演出できるでしょう。

以下では、キッチンに下がり天井を設けるメリットを5つご紹介していきます。

1-1. 空間にメリハリがつく

キッチンの上部を下がり天井にすることで、視覚的に独立した空間を演出できます。空間のアクセントが付くため、メリハリの効いた空間になるでしょう。

また、空間をさりげなく区切ることもできるため、集中して調理が可能です。床に段差を付けて区切ることも可能ですが、小さなお子さんや高齢者がいる場合には怪我の恐れもあるため天井は大いに活用できます。

1-2. 空間に奥行きが出る

天井が下げられたキッチンをリビングから見ると、お部屋全体が広がり奥行きを感じられます。面積が狭いLDKでも開放感のある造りになるはずです。天井まで窓があるようにも見えるため、より明るい空間がつくれるでしょう。

限られた面積でも広々としたリビングをつくりたい方は、ぜひキッチンに下がり天井を取り入れてみてください。

1-3. デザイン性が高められる

下がり天井は間接照明を点灯させることで、天井から浮き出た空間を演出することが可能です。キッチンを強調することもできるため、デザイン性の高い空間がつくれるでしょう。

コーディネートの仕方によってはスタイリッシュな印象を与えることもでき、モダンな空間になります。ホテルライクのようなおしゃれな空間を目指している方に下がり天井はおすすめです。

1-4. 落ち着いた雰囲気を演出できる

天井が低い空間は圧迫感を感じやすい反面、気持ちが落ち着くメリットもあります。

特に狭い空間が落ち着くという方はキッチンに下がり天井を採用して、プライベート空間を充実させてみてはいかがでしょうか。天井の色味や素材にもこだわると、より快適な空間になるはずです。

1-5. 配管を隠せる

キッチンの天井を下げることで、配管も隠せる可能性があります。下げる幅はダクトの大きさにもよるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

配管を隠そうとして天井が低くなり過ぎては窮屈さを感じてしまう場合もあるため、条件を整理して何を優先するのか思い描いておくとスムーズな設計が叶えられます。

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2. キッチンを下がり天井にするデメリット

キッチンに下がり天井を取り入れるメリットにはさまざまなものがありますが、デメリットとなる部分にも注目していないと失敗してしまうでしょう。

以下では、キッチンを下がり天井にするデメリットをご紹介していきます。注意点と合わせて対策も見ていきましょう。

2-1. 施工費用が掛かる

キッチンを下がり天井にしたい場合は、標準工事に追加する形で費用が発生します。

下げる幅や使用する素材によって相場は大きく異なるため、希望のデザインがある場合は事前に見積もりを出しておくと良いでしょう。4.5畳分を下がり天井にした際の費用相場は5万円程度です。

2-2. 掃除に手間が掛かる

下がり天井の設計によっては掃除が大変になってしまう場合があります。

特にL字型の下がり天井は、ホコリが溜まりやすく掃除しにくい設計です。柄の部分が長いハンディーモップなどを活用して隅々まで掃除するようにしましょう。

キッチンの油汚れは思わぬ場所に付いている場合もあるため、入念なお手入れが必要です。

2-3. 圧迫感が出る可能性もある

面積が広い空間で下がり天井を採用していると圧迫感を感じるケースもあります。特に背の高い家族がいる場合は、生活のしやすさも考慮して設計するようにしましょう。

床から2m以下だと窮屈さを感じてしまう場合もあるため、設計時は最低でも2.1mの高さが保たれているか確認することが大切です。

2-4. ドアの高さに注意する必要がある

天井まで高さがある「フルハイドア」を用いた住宅で下がり天井を採用する際は、天井の高さを合わせる必要があります。どうしても高さにズレが生じてしまうなら、扉を壁の色と合わせると良いでしょう。

ドア以外にも照明の位置などが気になるケースもあるため、バランスの良い住宅がつくれるように工夫してみることをおすすめします。

2-5. デザイン次第では浮いて見えることも

空間にメリハリが付けられる下がり天井ですが、デザイン次第では悪目立ちしてしまう可能性があるでしょう。全体的に統一感のあるおしゃれな空間をつくるには、具体的なイメージが重要です。

どのような雰囲気の空間で過ごしたいのかインテリアの事例を集めておきましょう。

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3. キッチンの下り天井は何色にする?

ここからは、キッチンの下がり天井に取り入れていただきたいおすすめの色をご紹介していきます。色ごとに異なる特徴があるため、それぞれの魅力を知っておきましょう。

3-1. ホワイト

ホワイトの下がり天井は、清潔感があり開放的な空間を演出してくれます。壁がホワイトの場合、統一感もあるため、キッチンだけ浮いて見えるという心配もないでしょう。

ペンダントライトや間接照明を上手に使い、こだわりの空間を演出してみてください。リビングに使われている色を2,3色取り入れて統一感を出すのもおすすめです。

※ 参考記事: 「キッチンにペンダントライトはおすすめ?よくある失敗や選び方とは?

3-2. 木目

空間にアクセントを付けたいなら木目の下がり天井も良いでしょう。リビングやダイニングとの差別化もできるため、独立した空間を演出することが可能です。

キッチン周辺にある空間の天井と同素材にすれば統一感もしっかり演出できます。キッチンの隣にウッドデッキを設け、繋がりを感じさせるのもおすすめの方法です。

3-3. グレー

最近では、グレーの下がり天井も人気を集めています。LDKのベースカラーやメインカラーがグレーの場合には、統一感もしっかり感じられるでしょう。スタイリッシュな印象を与えるため、モダンなインテリアも叶えられます。

ただ、あまりにも濃いグレーは暗い印象となってしまうため、圧迫感が出てしまう可能性もあるでしょう。

3-4. ブルー

グレーと同様にブルーも近年注目されている色です。空間にしっかりとした区切りが付くため、シーンごとに異なる魅力を感じられるでしょう。

ブルーを下がり天井の色に使用する場合もトーンに注意し、暗くなり過ぎないように工夫することが大切です。上手にデザインを選べれば、他の住宅とはひと味違うおしゃれなマイホームがつくれるでしょう。

4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、キッチンの下がり天井についてメリットやデメリット・おすすめの色をご紹介していきました。

キッチンに下がり天井を採用することで、空間に奥行きが感じられ、メリハリの効いたおしゃれな空間を演出できます。高さやメンテナンス性を考慮して、賢く設計することが大切です。