タイルの床はキッチンに良い?特徴や施工できる種類を解説!

リノベーション
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床材の種類にはさまざまな種類がありますが、キッチンにおすすめな床材としてタイルがあります。タイルにはどのような性質があるのでしょうか。

商品購入後や工事後に失敗したと後悔することがないように、ここでタイルのメリットやデメリットを知っておきましょう。キッチンの床材に迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

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1. キッチンの床をタイルにするメリット

キッチンの床にタイルを取り入れるメリットは主に以下の5つがあります。それぞれの特徴をよく理解して、快適な空間をつくりましょう。

1-1. 掃除がしやすい

キッチンは水や油はねがよく起こるため、掃除しやすい床材がおすすめです。タイルであれば、油や薬品にも強いため、すぐに汚れを落とすことができます。シミになりにくく、清潔な状態を保てるでしょう。

フローリングのように定期的なワックス掛けも必要ないため、メンテナンスの負担も掛かりません。

1-2. 耐水性がある

タイルは耐水性が高いこともポイントです。水を吸収してしまうコイル材などは水はねを放置しておくとすぐにシミになってしまうため、汚れが目立ってしまうこともあるでしょう。

タイルであれば多少時間が経っても綺麗に拭き取ることが可能です。キッチンは水をよく使用するため、このような耐水性のあるタイルが重宝します。

1-3. 耐久性がある

タイルは硬い素材であるため、重いものを落としても床がへこむ心配はありません。

キッチンワゴンなどを使用しても跡が付きにくいため、補修や交換の頻度を抑えられます。ランニングコストが安くなるため、床材に掛ける費用を節約したい方にはおすすめです。

ただ、耐久性の高い床材は高額になる傾向があるため、予算とのバランスを考えながら商品を選びましょう。

1-4. 高級感を演出できる

フローリングでは出せないような上品な雰囲気をつくれるのもタイルの魅力です。モダンやホテルライクな空間もコーディネートしやすく、インテリアの幅も広がります。

キッチンのインテリアにこだわりたい方はぜひ床材にタイルを使用してみてください。最近では色味の種類も多く、さまざまな雰囲気がつくれます。

1-5. デザインの種類が豊富

タイルはデザインの種類も多く、カントリー調や素焼風などさまざまなタイプがあります。キッチンの雰囲気に合わせて、さまざまなインテリアをつくれるため個性的なキッチンに仕上がるでしょう。

ただ、デザインだけを重視してしまうと性能が劣ってしまう場合もあるため、ライフスタイルに合わせた条件を絞ることが大切です。

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2. キッチンの床をタイルにするデメリット

続いて、タイルのデメリットを5つご紹介します。デメリットは工夫次第で、気にならなくなるため以下で改善策を押さえておきましょう。

2-1. 足元が冷たい

キッチンの床材をタイルにしてしまうと、足元が冷えてしまう可能性があります。

夏場はひんやりとして過ごしやすいかもしれませんが、冬場は底冷えしてしまうため、調理に集中できなくなってしまうでしょう。この解消法は床暖房を設置することです。床暖房を設置すれば素足で立っていても足元が冷えることなく、暖かさが長持ちします。

床暖房を設置する余裕がないという場合は、マットを敷いておくのもおすすめです。

2-2. 滑りやすい

大理石調のタイルを使用する場合は、表面がツルツルしているため滑る危険性があります。硬いタイルの上で転んでしまうと大きな怪我に繋がりかねないため、滑り止め機能を付けるなど対策しておきましょう。

特に小さなお子さんや高齢者がいる家庭では、滑りにくいタイルを採用することをおすすめします。

2-3. 目地の汚れが目立つ

タイルの床を使用するデメリットとして、目地の汚れが目立つことも挙げられます。特に白い目地を採用している場合は汚れが目立ちやすいため、こまめなお手入れが必要です。

目地の汚れを防ぐにはコーティング剤を使用するのが良いでしょう。油や水も弾いてくれるため、綺麗な状態を保てます。

2-4. 食器を落とすと割れる

フローリングやクッションフロアでは、食器を落としても運良く割れない場合があります。

しかし、タイルの場合はそのほとんどが割れてしまうでしょう。ガラスや陶器などを落とすと破損する可能性があるため、危険な場所にマットを敷くなど対策しておくことが大切です。

2-5. 境目が分かりづらい

タイルは境目の処理が難しいこともデメリットです。キッチンの床にタイルを使用する場合は、どこまでを範囲とするのか明確に決めておく必要があります。

また、フローリング材とのバランスも重要です。色味がかけ離れた床材を組み合わせると、チグハグな印象になってしまうため、間取りやキッチンのタイプを考えながらコーディネートしていきましょう。

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3. タイルはキッチンの壁にもおすすめ!

タイルはキッチンの壁にもおすすめです。種類ごとにそれぞれ特徴があるため、条件に合わせて最適なものを選んでみましょう。

3-1. モザイクタイル

1枚当たりの大きさが比較的小さめのタイルのことで、組み合わせによってあらゆる雰囲気がつくれます。

形の種類も多く、角のある四角形の他、丸みを帯びたものや蜂の巣のような形のものまでさまざまです。カラーバリエーションも豊富で、艶の有無も選択できるため、希望に合わせて選んでみてください。

3-2. サブウェイタイル

ニューヨークの地下鉄構内で使われていたことからこの名前がつきました。別名「メトロタイル」と呼ばれることもあります。代表的なものは白い長方形のデザインのもので、カフェのようなおしゃれな空間が演出可能です。

無機質でクールな雰囲気にもマッチするため、インダストリアルやモダンな雰囲気との相性も良いでしょう。

3-3. デザインタイル

空間にアクセントを付けたいのであれば、デザインタイルもおすすめです。ビビットなカラーや個性的な模様のタイルを選べば、空間に華やかさもプラスできるでしょう。柄物に挑戦したいけれど面積が大きいのは抵抗があるという方に向いています。

キッチンの一部にアクセントを取り入れてみましょう。

3-4. レンガ調タイル

レンガをモチーフにしたタイルは自然で温かみのある空間がつくれます。木目調やナチュラルなカラーのキッチン扉と合わせれば、ブルックリンの雰囲気も演出可能です。

明るい色味のレンガ調タイルを選べば、カントリーな雰囲気も簡単にコーディネートできるでしょう。キッチンアイテムにもこだわり、特別な空間をつくってみてください。

※ 参考記事: 「レンガ調タイルの魅力とは?内装リフォームのポイントをご紹介!

4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、キッチンの床材におすすめしたいタイルについてご紹介しました。タイルの床はおしゃれな空間がつくりやすいだけでなく。掃除がしやすいメリットもあります。

ただ、底冷えや滑りやすいといったデメリットがあるため、気になる方はそれらを防止する機能を取り付けましょう。タイルの種類によってさまざまな印象がつくれるため、キッチン全体のイメージを大切に理想の空間を演出してみましょう。

床材やインテリアを選ぶ前に完成図を思い描いておくと失敗することも少ないはずです。