トルコはアジアとヨーロッパの文化を織り交ぜた独特な様式が特徴です。インテリアに関しても他のスタイルとはひと味違う魅力を持っています。そのため、国内でも人気があり、自宅のインテリアとしてトルコの雰囲気を取り入れる方も多いでしょう。
今回はトルコ風インテリアの魅力やおすすめのアイテム、コーディネートのコツをご紹介します。トルコの雰囲気が好きな方や自宅のインテリアに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
1. トルコインテリアの魅力
芸術的な雰囲気が楽しめるトルコインテリア。それらを自宅に取り入れるメリットは何でしょうか。以下でトルコインテリアの魅力をご紹介します。
1-1. エキゾチックな雰囲気になる
まず、トルコインテリアはアジアやヨーロッパなど複数の国の文化が融合して生まれたスタイルです。
それぞれの国が持つ伝統や習慣を取り入れることができるため、全体の印象もエキゾチックなものとなり、海外のおしゃれな雰囲気を楽しめます。カラフルな配色やエスニックな柄など日本の文化では味わえない雰囲気がつくれるでしょう。
1-2. 華やかな空間になる
トルコインテリアは繊細なデザインが多く、ビビットカラーを使用している傾向にあります。トルコ風の家具や雑貨を自宅に取り入れることで、お部屋全体が華やかになるでしょう。
華やかな空間は気分的にも明るくなり、日々を楽しく過ごすことができます。気分を上げたいときにトルコインテリアはおすすめです。
1-3. リゾート感を演出できる
トルコインテリアはリゾート感を出すことも可能です。トルコのホテルのような開放的な空間を目指していきましょう。
テーブルやソファなど大きな家具を買い替えるのが難しいという場合は、食器やスリッパなど小物からトルコらしいアイテムを導入していくことをお勧めします。エキゾチックなアイテムが一つあるだけでも空間の印象が変化しますよ。
1-4. リラックスできる
トルコの雰囲気を感じられる空間は非常に開放的でリラックスできます。寝室を始め、書斎やサニタリールームにおすすめです。
また、トルコテイストのラグやカーテンを使用すれば、簡単に異国の雰囲気がつくれるため、一人暮らしのインテリアとしても選ばれています。お気に入りのインテリアを集め、素敵な空間をつくってみてください。
2. おすすめのトルコインテリア
トルコインテリアの魅力が分かったところで、今度はトルコインテリアで取り入れたいアイテムをご紹介します。今回ご紹介するのは、トルコインテリアの中でも特におすすめしたい5つです。それぞれ特徴を見ていきましょう。
2-1. 絨毯
トルコには伝統的なファブリックである「キリム」があります。キリムは毛足がない平織りの織物のことを言い、絨毯などによく取り入れられています。
つくられた時代によって呼び方が決められているのが特徴です。100年以上前のものはアンティークキリム、40年程度前のものはオールドキリム、最近つくられたものはニューキリムと呼ばれています。中でもニューキリムは比較的安価で購入できるため、取り入れやすいアイテムですよ。
2-2. ランプ
モザイクランプもトルコを代表するアイテムの一つです。オスマン帝国時代から宮殿などで使用されている伝統的な照明で、色とりどりの美しいガラスが魅力的です。
モザイクガラスを通して溢れる光がお部屋中に広がり、幻想的な空間を演出してくれるでしょう。テーブルランプやペンダントライトなどさまざまな種類があるため、予算と照らし合わせて検討してみてください。
2-3. 陶器
トルコのキュフタヤ地方は陶器の産地として有名です。幾何学模様やイスラム模様をあしらったキュフタヤ陶器は異国情緒を感じさせてくれます。
ただ、キュフタヤ陶器は低温で焼かれるため、食器として使うのは不向きです。アクセサリーや小物入れとして活用してみましょう。
2-4. クッション
トルコのクッションには、国旗をモチーフにしたものやチューリップを散りばめたものなどさまざまなデザインがあります。国内ではあまりないターコイズブルーやゴールドなど色鮮やかなクッションもあり、あらゆる雰囲気が楽しめるでしょう。
先程ご紹介したキリムのクッションも人気です。お部屋の雰囲気に合わせて最適なデザインを選んでみてください。
2-5. ローソファ
オスマン帝国では、背もたれや肘掛けのないローソファが主流でした。それらは「ディヴァン」と呼ばれ、宮殿やモスクなどで使用されていました。自宅でトルコ風インテリアをつくりたい場合は、このようなトルコの伝統的な家具を取り入れてみても良いでしょう。
3. トルコインテリアを上手につくるコツ
最後にトルコインテリアを上手にコーディネートするポイントをご紹介します。
以下でご紹介する注意点を押さえておければ、家具選びやレイアウトで失敗したと後悔することもなくなるでしょう。費用と時間を無駄にしないためにも計画的に行動することをおすすめします。
3-1. ナチュラル要素を取り入れる
トルコインテリアで開放的な雰囲気をつくるには、自然素材を多く取り入れる必要があります。木製テーブルやラタンのスツール、ウォーターヒヤシンスなどナチュラルさを感じられるアイテムを取り入れましょう。
天然素材のアイテムは他のスタイルとも馴染みやすいため、数を多めに取り入れてもごちゃついた感じは出ません。安心してお気に入りのアイテムをたくさん置けますよ。
3-2. 配色バランスを意識する
トルコインテリアはカラフルな配色が一般的です。そのため、何も考えないでインテリアを取り込んでしまうと、ごちゃごちゃした雰囲気になりかねません。
色味は多めでも、ある程度の統一性や規則性は持っておきましょう。メインカラーやベースカラーを2,3色決めておくことをおすすめします。
3-3. ファブリックの柄にこだわる
エスニックな柄や幾何学模様が特徴のトルコインテリアはファブリックの柄にこだわると良いでしょう。住宅にはソファカバーやクッション、ラグ、カーテンなどさまざまなファブリックがあります。
それらをアクセントとして使うのか、メインとして使うのかでも選ぶデザインが変わってくるため、まずは全体のイメージを明確にしておきましょう。つくりたい雰囲気を思い描き、満足できる柄を選んでください。
ファブリックを選ぶ際はサンプルで一度色味や素材感を確認してから購入することをおすすめします。
3-4. インテリアスタイルを統一する
トルコインテリアはアジアやヨーロッパなどさまざまな文化が入り混じっています。インテリアスタイルはある程度統一しておくと、家具や雑貨を選ぶ際にも迷わず決められます。
トルコインテリアとよく似たものにモロッコインテリアがあるので、そちらを参考にしてみるのもおすすめです。
※ モロッコインテリアについては、「モロッコ風インテリアの特徴とは?おすすめのアイテムもご紹介!」で詳しく解説しています。
3-5. 照明にこだわる
おしゃれなトルコインテリアをつくるには照明計画も重要です。モザイクランプを中心にどのような雰囲気をつくりたいのかしっかりと計画しましょう。照明の色味や模様にもこだわることでより雰囲気のある空間に仕上がります。
また、モザイクランプだけでは暗い場合もあるため、他の照明と合わせて検討してみましょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はトルコインテリアについてご紹介しました。トルコはアジアとヨーロッパの文化が混ざり合っている独特な国です。インテリアの特徴をよく理解し、統一感を持ってお部屋をコーディネートしていきましょう。トルコのエキゾチックな雰囲気はアイテム一つで印象がガラリと変化します。
カジュアルな雰囲気にしたいのか大人っぽい雰囲気にしたいのかでも選ぶべきアイテムは違ってくるでしょう。さまざまな事例を参考にお気に入りの空間をつくってみてくださいね。