アクアリウム水槽は魚の飼育だけでなくインテリアとして活用することもできます。水槽内のレイアウトや色調にこだわることで、自分だけのオリジナルの空間がつくれるでしょう。
今回はアクアリウムインテリアの魅力やつくり方、コーディネートする際の注意点などをご紹介していきます。
水槽の見た目だけで判断して、インテリアを意識していかなかったということがないように事前に水槽の選び方やコーディネート方法を知っておきましょう。
1. アクアリウムインテリアの魅力
アクアリウム水槽はインテリアとして暮らしを充実させてくれるアイテムです。ここでは、アクアリウム水槽を自宅に取り入れるメリットについてご紹介していきます。
理想的な空間がつくれるように最大限活かしてみましょう。
1-1. 癒される
観賞魚は人の心を落ち着かせてくれる効果があります。リビングや玄関に水槽を置いてみると良いでしょう。日々の疲れも癒され、よりリラックスした生活を送ることができるはずです。
ストレス緩和にも効果的であるため、さまざまな場面で活躍してくれるでしょう。空間全体のバランスを考えながら水槽を選ぶことをおすすめします。
1-2. 幻想的な雰囲気がつくれる
アクアリウム水槽は幻想的な雰囲気が演出できます。夜間も楽しめるインテリアで、昼間とはまた違った雰囲気を出してくれるでしょう。
色合いなども考慮しつつ、理想の空間をコーディネートしてみてください。ブルーやグリーンはリラックスできる色であるため、それらの色を照明に使っても良いでしょう。
1-3. 好奇心が高まる
観賞魚は高齢者の趣味としても人気で、知的好奇心を高めることが可能です。お子さんの教育にも良いため、自宅に取り入れてみるのも良いでしょう。
水槽の形や水槽内のコーディネートにこだわり、飼育したり観察したりするのが楽しめる工夫を凝らすことが大切です。
1-4. 脳の活性化にも効果的
観賞魚は脳の活性化にも有効だといわれています。
観察するだけでも脳内のヘモグロビン量が増加するため、ボケ防止にもなります。高齢者がいる家庭などにもおすすめで、日課として観賞魚の飼育をするのも良いでしょう。
自宅に置く水槽は、お部屋の広さを考慮して決めることをおすすめします。
2. アクアリウムインテリアのつくり方
ここからは、アクアリウムインテリアのつくり方をご紹介していきます。1つずつ手順を踏んで、見ていきましょう。
それぞれポイントを確認しながら丁寧に行うことが大切です。
2-1. サイズを決める
まず、お部屋に置く水槽のサイズを決めましょう。水槽の大きさにはさまざまな種類があり、魚の種類によっても必要な大きさが異なるため、事前に確認しておくことがポイントです。
実際に置く場所をイメージしながら、大き過ぎず小さ過ぎない水槽を選ぶようにしましょう。
2-2. イメージを固める
水槽の大きさが決まったら、今度は水槽内のレイアウトを考えます。その際は、頭で思い描くのではなく紙に描いてみるのが良いでしょう。
さまざまな写真やアイデアを参考に、どのような雰囲気にしたいのか具体的に描いてみてください。レイアウトだけでなく、色まで決めると理想が崩れることも少ないでしょう。
2-3. 道具を揃える
イメージが固まったら、道具や材料を揃えていきます。アクアリウムグッズはホームセンターやペットショップなどで売られているため、気軽に購入できるでしょう。
最近ではインターネットでも購入できますが、実物を見て判断した方が失敗しないため、なるべく実店舗で揃えることをおすすめします。
2-4. 実際にコーディネートする
実際にアクアリウムをコーディネートする際は、一つ一つのアイテムをしっかり固定するようにしましょう。固定されていないと、水を入れたときに浮いてしまい、見た目が悪くなってしまいます。細かい部分はピンセットなどを使用して丁寧に配置していきましょう。
観賞魚が快適に過ごせる環境をつくってあげてください。
2-5. 手直しも重要
実際に観賞魚を入れてみて、邪魔だと感じたアイテムはレイアウトを変えたり取り除いたりして修正しましょう。手直しも含めて、一連の流れとなるため、しっかり見直すことが大切です。
また、照明の色が悪かった場合や光が強過ぎる場合も交換する必要があります。お気に入りの空間ができるように細部までこだわりましょう。
3. アクアリウムインテリアの注意点
最後に、アクアリウム水槽をインテリアとして取り入れる際の注意点をご紹介していきます。より快適に過ごせるように以下のポイントを押さえておきましょう。
3-1. お手入れ方法をしっかり把握する
アクアリウム水槽はお手入れを定期的にしていないと汚れてしまい、魚にも悪影響を及ぼします。観賞魚の種類によって、メンテナンス方法や頻度も異なるため、購入前に確認しておきましょう。
お手入れを怠っていると、観賞魚が死んでしまうだけでなく不衛生です。
3-2. 入れてはいけないものをチェックする
水槽には何でも入れて良いと思いがちですが、実は入れてはいけないものがあります。拾ってきた石や流木、フィギュアなどの塗装物は水槽の中の生き物にとっては有害です。
アクアリウム専用の雑貨なども売れられているため、そちらを購入することをおすすめします。天然ものの飾りなども危険であるため、入れないようにしましょう。
3-3. 水道水はカルキ抜きを忘れずに
水道水は殺菌のためにカルキが含まれています。カルキは人間にとっては無害ですが、魚にとっては体調を崩す原因となります。
水槽内のバクテリアも殺菌してしまうため、水道水は直接入れないようにしましょう。それらの塩素は、半日ほど天日干しすることで蒸発します。
3-4. 水槽と魚を同時に購入しない
素敵なアクアリウムをつくると意気込んで、水槽と魚を同時に購入するのもやめましょう。快適な水槽環境をつくるためには、カルキ抜きが必要だったり水草を用意したりしなければなりません。
準備が整っていない状態で魚を仮の水槽に入れてしまうと、状態によっては弱ってしまうこともあるでしょう。水槽の準備が整ってから、生き物を購入することが大切です。
3-5. 詰め込み過ぎない
水槽の大きさを考慮しないで魚や水草を入れ過ぎてしまうと、フィルターのろ過能力が機能しなくなってしまいます。
水槽内の環境を悪化させたり、酸素不足にしたりと魚にとってストレスがかかるため、水槽に適したアイテムを取り入れるようにしましょう。そのためにも、構想段階からしっかりイメージしておくことが重要です。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、インテリアとしてアクアリウム水槽を取り入れる魅力についてご紹介しました。手順を押さえておけば、初心者でも簡単に取り入れられるため、個性的な空間も実現可能です。
幻想的な空間をつくりたいという方は、ぜひ挑戦してみてください。コーディネートの際は、最終的なイメージを具体的に思い描き、細かい注意点まで配慮していきましょう。
水槽には魚などの生き物を入れるため、慎重な取り扱いが必要です。丁寧な作業で快適な環境をつくってあげましょう。
