みなさん、ついに本格的に暑くなるシーズンが到来しましたね。
夏の夜は暑さやじめじめとした湿度が続き、「寝苦しくて仕方がない!」「夜必ず目が覚めて睡眠不足」と悩まれている方も多いはず。
人の適切な睡眠時間は7時間前後と言われており、寝つきの悪い夏は特に注意が必要。睡眠不足が続くと、体調不良につながる可能性があります。
そこで今回は寝苦しい夏でも快適に過ごすためのテクニックや、おすすめのアイテムなどをご紹介します!
「夏は暑くてどうしても眠れない!」「睡眠不足でツライ」という方はぜひ実践してみてくださいね。
1. エアコンで快適な温度調整を
「エアコンをつけっぱなしにすると体に悪い!」と、夜はエアコンを消したり、1.2時間で切れるタイマーに設定したりされている方は多いのではないでしょうか?
実はエアコンをつけたまま寝るより、暑いのを我慢して寝る方が体には良くないのです。熱中症や睡眠不足につながる可能性も。
温度調整や使い方さえ注意しておけばエアコンも強い味方になってくれますよ!
1-1. 睡眠時の適切な温度って?
睡眠時の適切なエアコンの温度は26℃~28℃と言われています。
26℃以下にしてしまうと、体が冷えてしまい夏風邪の原因になる可能性もあるため、それ以下にはしないようにしましょう。
温度管理のポイントは、寝る前までは26℃に設定をし、ベッドに入る直前に27℃~28℃に設定をすること!寝付くタイミングで1番涼しい温度にすることで、気持ちよく寝付ける環境に整え、寝付いた後に1.2℃温度を上げることで、身体が冷えるのを防いでくれます。
1-2. エアコンを使う際はブランケットが必須
暑い夏にエアコンをつけて寝るのに、ブランケットは不要と思われがちですが、それは大きな間違い!温めるところは適度に温めてあげることが健康へのポイントです。
特にお腹周りや肩周りは、冷やしすぎると血行が悪くなり不調の原因にもなるため、薄手のブランケットを羽織りましょう。
今はたくさんのメーカーから冷感ブランケットや通気性の良い夏用ブランケットが販売されていますから、夏用のものを1枚持っておくことをおすすめします。
2. プラスαで快適アイテム
エアコンだけで睡眠の質を保つのが難しい場合、冷感寝具や扇風機を使ったり、夏に合った素材のパジャマを選んだり工夫をしてみましょう。上手くエアコンと併用することで、睡眠不足を解消してくれる効果があります。
2-1. 接触冷感の寝具を活用する
「接触冷感」とは、人があるものに触れた時に「冷たい」と感じる感覚です。素材自体が本当に冷たいわけではなく、皮膚表面が素材に触れることで、身体の熱が素材に移動するため冷たいと感じます。
選び方のポイントは、Q-max・通気性・抗菌防臭の3点に注目することです。
2-1-1. Q-max
Q-maxとは寝具のひんやり指数を表す値で、0.2以上が目安と言われています。選ぶ際にはこの表示を確認して0.2以上のものを購入するようにしましょう。
中にはQ-max0.5以上のものも販売されていますが、化学繊維が多く含まれたものや、触れた瞬間のひんやり感だけを重視したものなど、バランスの良くない商品も存在します。数値の高さだけで選んでしまわないように注意が必要です。
2-1-2. 通気性
冷感寝具にはQ-maxの指数だけを重視し、吸水性の良くない化学繊維(ポリエチレン・ナイロン・ポリエステル)のみを使用したものもあります。そのため、本当に吸水性の良いものなのかを確認し購入をしましょう。
ポイントとしては吸水性のある素材(レーヨン・リネン・コットン・キュプラ等)が一部使用されているか商品表示に注目をすることです。
いくら冷感指数が高い商品でも、吸水性が乏しければ汗を吸収してくれないため、ベトベトして不快な夜を過ごすことになってしまいます。
2-1-3. 抗菌防臭
夏の夜はたくさん汗をかくもの。寝具に臭いやカビが発生してしまわないためにも、抗菌防臭加工が施されているものだとなお良いでしょう。もちろん、こまめな洗濯や天日干しも欠かさないようにしましょう。
2-2. 扇風機で冷気を循環
エアコンの冷気を効率よく循環させるためには、扇風機を取り入れると◎
特にリビングのみで寝室に冷房が付いていないという方は、この扇風機を取り入れることで格段に効率よくリビングの冷気を寝室に届けることが可能です。寝室のドア付近に扇風機を設置し、エアコンの涼しい冷気を寝室に循環させてください。
心配なのは電気代ですが、扇風機は24時間付けっぱなしでも掛かる電気代は平均25円ほど。睡眠時間が7時間とし、30日間毎晩付けていたとしても月220円程度で済みます。
想像よりも安く済むため、エアコンだけでは物足りないという方はぜひ取り入れてみてくださいね!
2-3. 快適素材のパジャマ
パシャマ選びも夏の夜を快適に過ごす大切なポイント。
自分の体質に合わせて、適切なパジャマを選びましょう!
2-3-1. 汗が多いなら吸水性を重視
ダブルコットンや麻素材は、着用した際の軽さや生地の伸縮性などの点では他の素材に多少劣ることがありますが、とても素晴らしい吸汗性・通気性・発散性があります。
汗の量が気になるという方は、ダブルコットンや麻素材のパジャマを選ぶと、より快適に夜を過ごせますよ。
天然素材で肌にも優しく、夏に汗疹ができてしまうという方にもおすすめのパジャマ素材です。
2-3-2. 汗が少ない場合は着心地も重視
汗の量が元々そこまで多くない、エアコンでの温度管理がしっかりとされているという場合は、吸汗性よりも通気性や着心地を重視した生地選びをすることで、より気持ち良く寝付く環境を作れます。
シルクやリヨセルは非常に滑らかな肌触りで、着るだけで心地の良い素材です。
コットン素材が少し分厚いなと感じる場合はしじら織のものを選ぶと◎表面がデコボコしているため、通常のコットン素材のパジャマより通気性が良く、とても涼やかです。
3. まとめ
猛暑・熱帯夜と言われる日本の夏。「暑くて寝苦しい!」と睡眠不足でお悩みの方は是非今回ご紹介したエアコンの使い方や、アイテムを取り入れてみてください。
ポイントは自分に合った「涼しさ」を手に入れること。汗のかき方や快適と感じるポイントは人それぞれな部分もありますから、ぜひ自分にピッタリな過ごし方や冷感アイテムを見つけて、快適な夏を過ごしましょう!