雨の日におすすめの換気方法とは?必要性や注意点を解説!

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室内の空気を清潔に保つには、定期的な換気が欠かせません。しかし、雨の日はどのように換気したら良いでしょうか。雨が室内に入ってしまう恐れもあるため、窓を開けても良いものか疑問に思っている方も多いはずです。特に梅雨の時期は湿気が多いため、入念な対策が必要でしょう。

そこで今回は、雨の日でも換気が必要な理由やおすすめの換気方法・コツをご紹介していきます。室内をより快適な環境にしていくためにも、ポイントを押さえておきましょう。

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1. 雨の日に換気は必要?

室内の空気を循環させるためには、天候を気にせず換気が必要です。

しかし、雨が降っている場合は室内に雨水が侵入する可能性もあるため、窓を開けたくないという方もいるでしょう。そのため、雨が多い時期は窓を閉めっぱなしにしているという方も珍しくないはずです。

以下では、窓を閉めっぱなしにするリスクをご紹介していきます。雨の日でも換気が必要なわけを考えてみましょう。

1-1. カビが発生しやすくなる

窓を閉めっぱなしにしていると、室内にある湿気の逃げ場がなくなり多湿の状態となります。湿度は空気中に含まれる水分の割合を表すため、晴れの日よりも雨の日の方が湿度が高くなるのが一般的です。

高温多湿の室内はカビが発生しやすく、カーテンや家具などを傷めてしまうでしょう。

1-2. 嫌なニオイがこもる

こまめに換気を行わないと、室内に嫌なニオイが残ります。特にリビングやキッチンは家族が集まる場所であるため、さまざまなニオイが充満するでしょう。

雨の日に窓を閉め切っていると、空気の入れ替えができず、悪臭が家中に広がります。こういった悪臭はラグやシーツなどに染み付いてしまうため、簡単に落とすことはできなくなってしまうでしょう。

1-3. ダニが繁殖しやすくなる

ダニが発生しやすい条件は、湿度70%以上・室温20℃〜40℃です。また、ホコリやチリなどが溜まっている場合も繁殖しやすくなるため、こまめなお手入れが必要でしょう。窓を開けて換気を行うだけでも、空気が入れ替わりダニが発生しにくくなります。

ダニが大量発生した室内では肌トラブルも起こしやすくなるため注意しましょう。

1-4. 空気がよどむ

閉め切った室内は空気がよどむため、暗い印象を与えます。健康を脅かす危険性もあるため、雨の日でも換気を徹底しましょう。

雨が室内に入らない場所だけ窓を開けるのもおすすめです。空気を入れ替え、清潔な状態を保っておきましょう。綺麗な空気が流れている室内は過ごしやすく、自然と気持ちも前向きになります。

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2. 雨の日におすすめの換気方法

雨の日にも換気が必要な理由が分かったところで、今度はおすすめの換気方法についてご紹介していきます。単に窓を開けるだけでも空気の循環はできますが、以下の方法を取り入れると、より効率良く空気の入れ替えができるでしょう。

それぞれのポイントを押さえ、実生活で役立ててみてください。

2-1. 窓は2箇所開ける

まず、窓を開ける際は2箇所以上開けることをおすすめします。空気の通り道ができるように、対角線上の窓を開けましょう。

同時に押し入れなど空気が流れにくい場所も開けておくと、効率良く換気ができます。雨の日でも10分程度換気ができれば、室内の空気が綺麗になるでしょう。

2-2. 窓を開けて換気扇を回す

キッチンの換気扇は換気の手助けをしてくれるため、窓を開けるのとあわせて活用してみることをおすすめします。特に窓が1つしかない部屋やワンルームに住んでいる場合は、窓を開けて換気扇を回すことで空気が流れやすくなるでしょう。

ただ、窓を開けずに換気扇を回してしまうと、外部の湿気が室内に入ってくる恐れがあります。空気の循環が生まれないため、逆効果になる可能性もあるでしょう。

2-3. 窓を開けてサーキュレーターを回す

換気扇の代わりにサーキュレーターを回すのもおすすめです。サーキュレーターを使用する際は窓の前に置き、室内に向けて回すのが良いでしょう。

外の空気を室内に取り込みやすくなるため、新鮮な空気が室内に流れます。湿気対策にも有効な方法となっているため、カビやダニが発生しにくい環境がつくれるでしょう。

2-4. 窓を開けて扇風機を回す

サーキュレーターの他にも扇風機が活用できます。窓の前に置く以外にも天井に向かって回す方法が有効です。水分を含んだ湿気は下に溜まりやすいため、上に向かって空気を送り出すことで流れを循環させられます。

窓を開けて換気した方が効果的ですが、窓を開けらせない場合は扇風機を上に向けるだけでも良いでしょう。

2-5. エアコンのドライ機能を使う

冷房器具がない場合はエアコンのドライ機能を使うのもおすすめです。エアコンの除湿には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」があるため、それぞれの状況に合わせて使い分けてみましょう。

弱冷房除湿は湿度と一緒に室温も下げられる機能で、再熱除湿は除湿だけを下げられる機能です。

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3. 雨の日に上手に換気するコツ

最後に、雨の日でも上手に換気するコツをご紹介していきます。以下の注意点を押さえて、逆効果にならないように対策しましょう。

3-1. 水滴は綺麗に拭き取る

雨の日に窓を開けて換気をするなら、水滴を綺麗に拭き取ることが大切です。換気後、窓を閉める際に濡れている箇所がないかしっかりと確認した上で閉めるようにしましょう。

水滴が付いたまま放置していると、カビが生える可能性もあるため、特に梅雨の時期は注意する必要があります。

3-2. 雨が強いときは窓を開けない

雨水が室内に入るのを防ぐためにも、雨が強いときは窓を開けない方法で換気することも重要です。雨で濡れた箇所から湿気が発生し、カビやダニの繁殖に繋がります。

全開にしてしまうと雨が入ってくる可能性もあるため、雨の日の窓開けは5cm〜15cm程度に留めておきましょう。

3-3. 電気代に注意する

扇風機やサーキュレーター・エアコンなどを活用すれば効率良く換気が行えますが、長時間使用していると電気代が高くなる恐れがあります。エコな暮らしをしたい方は逆効果になってしまうため、比較的低コストのアイテムを使用するようにしましょう。

新聞紙や重曹なども湿気対策としておすすめです。

3-4. タイミングや時間を工夫する

換気は湿度の低い時間帯に行うことで、より多くの効果を得ることができます。春夏は12時〜16時、秋冬は12時〜14時頃が最も湿気が少ない時間帯です。

雨が強い場合は、雨が上がったタイミングで換気をするのが良いでしょう。

3-5. 住宅設備も利用する

住宅によっては、24時間換気システムが導入されている場合もあります。雨の日でも常に室内の空気が入れ替わるため、清潔な状態が保てるでしょう。

換気が不十分だとシックハウス症候群などを引き起こす可能性もあるため、特に小さなお子さんや肌が弱い方がいる場合は住宅設備にもこだわることをおすすめします。

※ 24時間換気システムについては、「マンションの24時間換気システムとは?義務化の背景から仕組みについて」で詳しく解説しています。

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、雨の日でも換気が必要な理由とおすすめの換気方法について解説してきました。カビやダニの発生を防ぐためにも、こまめに換気をする必要があります。

室内に設置されている窓が2箇所以上あるなら、それら全てを開けて空気の通り道をつくりましょう。換気扇やサーキュレーター・エアコンなども上手に使えば、短時間で効率良く換気ができます。