目的別に見つける!あなたにぴったりのリビングシェルフ

インテリア
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家族が集まるリビング。リラックスできるはずの空間なのに、気づけばモノで溢れてごちゃごちゃ…。「片付けてもすぐに散らかってしまう」という悩みは、リビングの「収納」を見直すことで解決できるかもしれません。

その鍵となるのが「リビングシェルフ」です。シェルフは単なる収納家具ではなく、選び方や使い方次第で、リビングの印象を劇的に変える力を持っています。しかし、「どんなシェルフを選べばいいの?」「”見せる収納”っておしゃれにできる?」と不安に思う方も多いでしょう。

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1. リビングシェルフが叶える!おしゃれで機能的な空間づくり

シェルフを上手に活用すれば、収納の悩みを解決するだけでなく、リビングをより魅力的な空間に演出できます。まずは、シェルフが持つ役割と効果を理解しましょう。

1-1. リビングにシェルフが必要な理由

リビングは家族が多様な過ごし方をするため、本、雑誌、子どものおもちゃ、リモコン類など、さまざまなモノが集まりがちです。これらのモノに定位置がないと、リビングはあっという間に散らかってしまいます。

リビングシェルフは、これらの雑多なモノを整理・収納するための「基地」です。モノの住所を決めることで片付けがスムーズになり、すっきりと片付いた快適な空間を維持しやすくなります。

1-2. 「見せる収納」と「隠す収納」の黄金バランス

おしゃれなリビングを作るには、「見せる収納」と「隠す収納」の使い分けが重要です。

  • 見せる収納: オープンシェルフなどを使い、お気に入りの雑貨や本をインテリアの一部として飾るように収納する方法。個性を演出し、どこに何があるか一目でわかります。
  • 隠す収納: 扉付きのキャビネットなどを使い、生活感の出やすいモノを見えないように収納する方法。空間がすっきりと整って見えます。

理想は「見せる収納3割、隠す収納7割」と言われています。お気に入りのモノだけを厳選して「見せ」、それ以外は「隠す」。このメリハリが、洗練されたリビングを演出する秘訣です。

1-3. シェルフがリビングの印象を左右する

シェルフは、リビングのインテリアの印象を決める重要な要素です。素材、色、デザインによって部屋の雰囲気は大きく変わります。例えば、木製のシェルフはナチュラルな雰囲気に、スチール製ならモダンな印象になります。理想のリビングをイメージし、それに合ったシェルフを選ぶことが、おしゃれな空間づくりの第一歩です。

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2. 目的別!リビングシェルフの主な種類と特徴

一言で「リビングシェルフ」と言っても種類はさまざまです。目的や用途に合わせて最適なタイプを選びましょう。

2-1. 【本や雑貨に】本棚・オープンシェルフ

最もベーシックなタイプ。背板がない、またはオープンなデザインで圧迫感が少なく、空間を広く見せます。本や雑貨などを飾る「見せる収納」に最適で、ディスプレイを楽しみたい方におすすめです。

  • メリット: 圧迫感が少ない、出し入れしやすい
  • デメリット: ホコリが溜まりやすく、整理整頓が必須

2-2. 【テレビ周りに】ローボード・テレビボード

テレビを置くための背の低いシェルフ。引き出しや扉付きのものが多く、DVDプレーヤーやリモコンといったテレビ周りの小物を「隠す収納」でスッキリさせます。配線コードを隠せる工夫がされたモデルも便利です。

  • メリット: テレビ周りが整理できる、部屋が広く見える
  • デメリット: 収納力は背の高いシェルフに劣る

2-3. 【コレクションに】ディスプレイラック・キャビネット

お気に入りのコレクションや食器を美しく飾るためのシェルフ。ガラス扉付きならホコリから守りながらディスプレイできます。雑誌の表紙を見せて飾れるフラップ扉タイプも人気です。

  • メリット: アイテムを美しく飾れる、ホコリを防げる
  • デメリット: 実用的な収納力は限定的

2-4. 【大容量なら】壁面収納・コーナーシェルフ

壁一面を収納スペースとして活用できるタイプ。圧倒的な収納力でリビングのモノを一箇所に集約でき、空間に統一感が生まれます。また、デッドスペースになりがちな部屋の角に置くコーナーシェルフも空間を有効活用できます。

  • メリット: 圧倒的な収納力、空間の統一感
  • デメリット: 圧迫感が出やすい、レイアウト変更が困難

2-5. 【多目的に】サイドボード・チェスト

腰高程度の高さで、リビングとダイニングの境界やソファ横などに置かれることが多い家具です。天板に小物を飾れ、内部にはしっかり収納できるため、「見せる」と「隠す」を両立できる汎用性の高さが魅力です。

  • メリット: 汎用性が高く、ディスプレイも楽しめる
  • デメリット: 設置にはある程度のスペースが必要
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3. 失敗しない!おしゃれなリビングシェルフを選ぶ5つのポイント

後悔しないシェルフ選びのために、デザインだけでなく以下の5つのポイントを確認しましょう。

3-1. ポイント①:部屋のテイストと素材感を合わせる

リビング全体のインテリアとシェルフのデザインを調和させましょう。床材や壁紙、他の家具との相性を考えることが大切です。ナチュラルテイストなら木製、モダンテイストならスチールやガラスといったように、部屋の雰囲気に合った素材や色を選び、統一感を出しましょう。

3-2. ポイント②:収納したいモノの量とサイズを明確にする

購入前に「何を」「どれくらいの量」収納したいのかをリストアップし、それに合った収納力のあるシェルフを選びましょう。特に本やA4ファイルなどを収納する場合、棚の奥行きと高さの確認は不可欠です。棚板が可動式かどうかもチェックしておくと、将来的に便利です。

3-3. ポイント③:生活動線を考えたサイズと配置を選ぶ

シェルフがドアの開閉や人の通り道を妨げないよう、生活動線を考えて配置場所とサイズを決めましょう。購入前に設置場所にメジャーで印をつけ、実際に置いた場合のシミュレーションをすると、圧迫感や使い勝手を確認でき失敗を防げます。

3-4. ポイント④:圧迫感を抑えるデザインを選ぶ

リビングを広く見せるためには、圧迫感のないデザインを選ぶことが効果的です。

  • 背の低いロータイプ
  • 背板のないオープンタイプ
  • 床が見える脚付きのデザイン
  • 壁や床の色に近いカラー
    これらの特徴を持つシェルフは、視線が抜けたり空間に溶け込んだりするため、部屋を広く軽やかに見せてくれます。

3-5. ポイント⑤:将来性を考慮した拡張性・汎用性

ライフスタイルの変化に対応できるかどうかも重要です。後から棚を追加できるユニット式や、オプションパーツでカスタマイズできるシリーズなら、将来モノが増えても安心です。長く使うことを見越して、シンプルで飽きのこないデザインを選ぶのも良いでしょう。

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4. 【上級テク】リビングを劇的に変えるシェルフ活用アイデア

シェルフは置き方を工夫するだけで、リビングをより機能的で魅力的な空間に変えられます。

4-1. 間仕切りとして使い、新たな空間を創出する

ワンルームや広いリビングでは、背板のないオープンシェルフを間仕切りとして使うのがおすすめです。圧迫感なく空間をゆるやかに区切り、リビング内に「ワークスペース」と「くつろぎスペース」といったゾーニングが可能です。

4-2. デスク一体型で快適なワークスペースを作る

デスクと本棚が一体化したシェルフなら、省スペースで機能的な書斎コーナーが完成します。在宅ワークやリビング学習で必要なものをすぐに手に取れる場所に収納でき、作業効率がアップします。

4-3. デッドスペースを「隙間収納」で賢く使う

ソファ横や家具の間など、活用されていない「デッドスペース」には、スリムなシェルフやコーナーラックが最適です。無駄なく収納力をアップさせることができ、キャスター付きなら移動や掃除も簡単です。

4-4. 安全性も重要!地震対策と耐久性をチェック

特に背の高いシェルフは、安全面への配慮が不可欠です。万が一に備え、壁に固定できるタイプや、天井との隙間を埋める突っ張り機能付きのものを選びましょう。また、重い本を多く収納する場合は、棚板がたわまないよう耐荷重の確認も忘れずに行いましょう。

4-5. 小物使いで差がつく!ディスプレイのコツ

「見せる収納」をおしゃれに見せるには少しのコツがあります。

  1. 三角形を意識する: 高さの違うアイテムで三角形を描くように配置するとバランスが良くなります。
  2. 余白を大切にする: モノを詰め込まず7割程度の収納に留め、抜け感を演出します。
  3. 素材や色を揃える: 収納ボックスなどの色や素材を統一すると、全体にまとまりが生まれます。

5. まとめ:理想のシェルフで、もっと快適でおしゃれなリビングへ

リビングシェルフ選びは、「何を収納するか」という目的を明確にし、「見せる・隠す」と「インテリア」とのバランスを考えることが成功の鍵です。

FLIE magazine 編集部

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