仲介手数料無料にデメリットはない?知っておきたい仕組みや注意点

不動産知識
この記事は約6分で読めます。

不動産購入を検討されている方であれば、諸費用の主なものとして仲介手数料があることはご存じですよね。最近は「仲介手数料無料」を謳う不動産会社もよく見かけるようになっていますが、なぜ仲介手数料が無料になるのか?本当にデメリットはないのか?疑問に思われている方も多いと思います。

今回は、仲介手数料無料で取引ができる仕組みから、デメリットや注意点について解説していきます。

結論から申しますと、仲介手数料無料の不動産会社を選ぶなら、売主と直接取引できるサービス「FLIE(フリエ)」を利用するのが最もおすすめです。この記事では、まず仲介手数料の仕組みを解説した後に、売主と直接取引できるフリエについて解説します。

スポンサーリンク

1. そもそも、仲介手数料は何のために支払うお金?

仲介手数料がなぜ無料になるかを説明していく前に、そもそも仲介手数料は何のために支払うお金なのか、不動産購入の基本的な知識として必ず理解しておきましょう。

1-1. 仲介手数料に含まれる仲介会社の業務内容

不動産売買は専門的な知識が必要となることが多いため、一般的には不動産会社を通して取引が行われます。売主と買主の間に立って契約までの様々な業務を行う不動産会社に支払う成功報酬が「仲介手数料」です。

具体的には、物件の販売活動、買主への物件の紹介や現地案内、売主と買主間の契約交渉、そして契約に係る書類の作成、融資に関する手続きのサポートなどが、仲介手数料に含まれる不動産会社の業務内容になります。

1-2. 仲介手数料を支払うタイミング

仲介手数料は、売買契約が成立して初めて費用が発生する成功報酬です。

そのため、契約を締結した後に支払います。具体的な支払いのタイミングは、契約時と物件の引渡しの際に半分ずつ。物件の引き渡しまで様々な手続きが発生するため、契約時に一度に払うのではなく二度にわけて支払うのが一般的です。

1-3. 仲介手数料には上限金額が定められている

仲介手数料の金額は、自由に不動産会社が決められるものではなく、宅地建物取引業法上では上限金額が定められています。算出方法は下記のとおりです。

「(売買金額×3%+6万円)×消費税」

例えば、2,000万円の物件を購入する際の仲介手数料は、下記のように算出します。

(2,000万円×3%+6万円)×消費税(1.1)=726,000円

こうして費用を算出してみると、仲介手数料の費用は非常に大きな金額であることが分かりますね。

1-4. 仲介手数料は上限金額で請求される場合がほとんど

多くの不動産会社は仲介手数料を上限金額一杯に請求します。そして、仲介手数料で定められているのが上限金額であることを知らずに、請求された金額を支払っている方がほとんどです。

実際には、請求された仲介手数料を値引きすることは難しいですが、あくまでも定められているのは上限金額であることを知っておくことは非常に大切です。

賢く住宅購入するために、事前にこうした不動産の基本的な知識を身に着けておきましょう。

スポンサーリンク

2. なぜ、仲介手数料が無料にできるのか

では、一般的に不動産購入に必要となる仲介手数料が、なぜ無料にできるのか、その仕組みについて詳しく見ていきましょう。

不動産取引には、必ず不動産を売る方と買う方が存在しますよね。仲介手数料は、売買契約を結ぶまでに発生する様々な業務に対する成功報酬ですから、売買契約が成立すれば、買う側だけでなく売却する側にも発生します。

不動産会社としては、売主側からも買主側からも仲介手数料が受け取れれば、最も収益を得ることができます。この売主・買主両方の不動産仲介を行うことを、不動産業界では「両手仲介」と言います。これまでの不動産業界では、仲介手数料は当然請求するもの。そして、不動産会社は両手仲介をできるだけ行い収益を得ることが常識でした。

その中で他社との差別化を図るため、両手仲介ができる物件の場合、売主側からの仲介手数料のみ受取り、買主側からは仲介手数料は取らないという仕組みで、仲介手数料を無料にする不動産会社が出てきたのです。

仲介手数料無料にすれば、当然不動産会社の収益は減りますが、集客材料として大きなアドバンテージとなります。そして、最近のインターネット広告の普及によって人的コストなどの経費削減も叶ったことも、仲介手数料無料が実現できるようになった理由と言えるでしょう。

先述したように、不動産取引の仲介手数料は金額も大きいもの。そして、不動産業界ではまだまだ仲介手数料を上限いっぱいで支払うことが一般的です。
そうした不動産業界の常識を打ち破って、企業努力を行い、購入者への利益還元を行っているということですね。

スポンサーリンク

3. 仲介手数料無料の場合のデメリット、注意しておきたい点

不動産購入の初期費用の中でも大きな額を占める仲介手数料。これが無料になるとしたら非常に大きなメリットとなります。しかし、あらかじめ知っておくべき注意点もあるため、確認していきましょう。

3-1. 仲介手数料無料で取扱える物件が少ない場合がある

先述したように、仲介手数料無料が実現できるのは、売主側と買主側両方の仲介を一つの不動産会社が担当する(両手仲介)物件の場合、売主からのみ仲介手数料を受け取り、買主側を無料にしているためです。

この両手仲介ができる取引は、ほとんどの場合売主は不動産事業者です。個人が売主の場合、売却を依頼した不動産会社が別についているため、仲介手数料を請求できるのが買主側だけになるため無料にできません。

仲介手数料無料と謳っていても、売主が不動産事業者のものなどの一部に限られるため、そもそも取り扱い物件数が少ないこと、物件の状況によっては仲介手数料が無料にできない場合もあるということは注意が必要です。

3-2. 仲介手数料以外の名目で費用が掛かることも

仲介手数料は無料でも、別の名目で費用が請求される場合もあります。基本的に仲介を行う不動産会社は、仲介業務で発生した費用、買主側で依頼した作業、その他作業に係る実費以外は請求することはできません。
不動産購入時の諸費用には様々なものがあるため、不動産取引が初めての一般の方では、判別が難しいと思いますが、不透明な費用が請求された場合は確認しましょう。

スポンサーリンク

4. FLIE(フリエ)なら仲介手数料が不要

冒頭のように、仲介手数料を支払わなくて済む方法は、売主と直接取引できるサービスを利用することです。具体的には、以下の特徴があるフリエというサービスを利用すると良いでしょう。

  • 売主と直接やり取りできる
  • 交渉や手続きに関しては全面バックアップ

上記について詳しく解説します。

4-1. 売主と直接やり取りできる

そもそもフリエとは、売主と買主が直接取引できるプラットホームです。フリエにはたくさんの物件が掲載されていますが、その物件は全て売主が直接販売している物件です。

つまり、フリエを利用すれば売主と直接やり取りできるため、仲介手数料を支払わなくて良いということです。仲介手数料を支払わなくて良いということは、物件によっては100万円以上の費用が浮きます。

そのため、浮いたお金を予算に回せば予算アップできますし、手持ち資金として残しておくこともできます。

4-2. 交渉や手続きに関しては全面サポート

売主と直接やり取りするということは、間に仲介会社が入らないということです。そのため、交渉や手続きに関して不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、フリエを利用すれば担当エージェントが以下のようなサポートをしてくれます。

  • 売主との交渉や手続きのサポート
  • 住宅ローンについての相談
  • 内見に立ち会ってプロとしてのアドバイス

上記のサポートがあるため、売主と直接やり取りするとしても安心できます。このように、フリエは売主と直接やり取りするので仲介手数料が掛からない上に、担当エージェントのサポートも受けられるのです。

5. まとめ

今回は、仲介手数料無料がなぜ実現できるのか、仕組みと注意点について詳しくご説明してきました。仲介手数料が無料になるのは、購入する側にとって非常に大きなメリットになります。

フリエには物件が多数掲載されているため、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。その上で、自分が欲しいと思う物件があれば問い合わせて見ると良いでしょう。