お部屋のコーディネートではさまざまな失敗がありますが、その中でもダイニングテーブルはよく失敗しやすい家具であらゆるトラブルが起こります。代表的な事例として挙げられるのは「ダイニングテーブルが大きすぎた」という失敗でしょう。
サイズが合わないダイニングテーブルを使っていると、どのような問題が起こるでしょうか。大きすぎるダイニングテーブルのデメリットや正しい選び方をご紹介していきます。より過ごしやすい空間をつくるためにも、おすすめのレイアウトも知っておきましょう。
1. ダイニングテーブルが大きすぎると発生する問題
サイズが合っていないダイニングテーブルにはどのような問題点が生じるでしょうか。ダイニングテーブルが大きすぎたことによって引き起こさせるトラブルをご紹介していきます。
事前に知っておくことで、より適切な商品を選ぶことができるでしょう。家具選びの参考にしてみてください。
1-1. 動線が確保しづらい
ダイニングテーブルは大きすぎてしまうと、スムーズな動線がつくれなくなってしまうでしょう。間取りやお部屋の広さによっては、料理を運ぶなど家事もしにくく、ストレスを感じてしまいます。
ダイニングテーブルを購入する際は、まずどのくらいの動線を確保する必要があるのか把握してからテーブルの大きさを検討することが大切です。
1-2. 圧迫感が出る
大きすぎるダイニングテーブルは圧迫感を感じてしまう恐れもあります。
特に狭いお部屋は、ダイニングテーブルの大きさに注意して商品を選ばなければなりません。他の家具とのバランスも意識しながら、余裕のあるレイアウトを心掛けましょう。そのためにも、どんな暮らしがしたいのか具体的に思い浮かべることが大切です。
1-3. 食事がしにくい
大きなダイニングテーブルは広々としていてたくさんの料理が並べられますが、あまりにも大きすぎてしまうと今度は食事がしづらくなってしまいます。
家族の人数や目的によって必要な大きさは変わってくるため、購入前に把握しておくと良いでしょう。ダイニングテーブルを選ぶ際は、配膳や片付けがしやすいかもチェックポイントです。
1-4. そもそも置けない
大きすぎるダイニングテーブルは玄関や廊下の大きさによっては、搬入できない可能性もあります。以前使っていたダイニングテーブルが引っ越し先で置けないということも珍しくないため、内見時にサイズを計測しておきましょう。
事前に搬入経路を確認していないと、購入後に慌ててしまう可能性があります。
2. ダイニングテーブルの選び方
続いて、ダイニングテーブルの正しい選び方をご紹介していきます。ダイニングテーブルの選び方に迷ったら、以下の方法を試してみましょう。
2-1. 部屋の広さに合わせて形を選ぶ
ダイニングテーブルには長方形だけでなく正方形や楕円形、円形などさまざまな種類があります。
それぞれお部屋に与える印象も異なるため、慎重に選ぶことが大切です。狭い間取りの場合は、圧迫感が出ないように円形を選ぶのも良いでしょう。お部屋の広さに合わせて天板の形を決めてください。
2-2. 家族の人数からサイズを選ぶ
ダイニングテーブルは使用する人数によって必要な大きさが異なります。1人や2人など少人数で使うなら幅75cmのコンパクトなもの、6人程度で使用するなら幅180cmの広いものがおすすめです。
お部屋の広さも考慮しながら、バランスの取れたサイズを選ぶようにしましょう。
2-3. 使用目的から高さを選ぶ
ダイニングテーブルでは主に食事をしますが、それ以外にも家族で話したりちょっとした作業をしたりと使用目的は人によってさまざまです。
リラックスしたいのか空間をスッキリ見せたいのかでも選ぶ商品は変わってきます。それぞれの用途に合わせた高さのテーブルと椅子を選びましょう。
※ 参考記事: 「ダイニングテーブルの適切な高さとは?選び方のポイントを解説!」
2-4. 椅子のタイプからテーブルを選ぶ
ダイニングテーブルのセットとして付けられる椅子にはチェアやベンチ、ソファなどがあります。
背もたれの高さが違うと、雰囲気も変わってくるため状況に合わせた選び方が大切です。リラックスして食事を楽しみたいのであれば、クッション性の高いソファタイプが良いでしょう。
テーブルの高さも椅子の種類に合わせて検討してみましょう。
2-5. 部屋の雰囲気に合わせて素材を選ぶ
ダイニングテーブルの素材には無垢やメラミン樹脂、突板などがあります。それぞれ異なった特徴があり、お部屋の雰囲気も大きく変わります。
他のインテリアとのバランスを考え、統一感を持って商品を選ぶようにしましょう。また、お手入れのしやすさなど機能性も考えることが重要です。
3. ダイニングテーブルのおすすめレイアウト
最後に、ダイニングテーブルのレイアウトでおすすめしたい方法を4つご紹介します。ダイニングの配置で迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。
3-1. 一体型
まず、キッチンとダイニングテーブルをくっつけるタイプです。
すぐに食事を運んだり片付けたりできるため、家事もスムーズに行えます。間取りを問わないレイアウトで、狭いリビングにも気軽に取り入れられるでしょう。窮屈さを感じるようであれば、リビングかダイニングかどちらかの家具を減らすことをおすすめします。
3-2. 分離型
キッチンとダイニングテーブルを離したタイプのレイアウトです。
ダイニングテーブルが独立しているため、空間の主役として演出することもできます。照明などにこだわり落ち着いた雰囲気をつくりましょう。ダイニングテーブルを窓側に配置すれば、メリハリもしっかり付けられそうです。
3-3. フレキシブル型
どこからでもキッチンにアクセスできたりテレビが観られたり、フレキシブルな動線が確保できるレイアウトもおすすめです。
家族とのコミュニケーションも取りやすいため、温かい空間になることでしょう。移動にストレスを感じにくいため、家事もテキパキ行えますね。開放感が感じられるように自然由来のものを多く取り入れてみてください。
3-4. 三の字型
キッチン・ダイニングテーブル・ソファを三の字に配置するタイプも人気です。各スポットが独立しているように見えるため、他からの視線も気になりにくいでしょう。調理に集中したりリビングでくつろいだりとより快適な暮らしができるはずです。
それぞれの場所でスムーズに移動できるように家具は中央に置くことをおすすめします。
3-5. カウンター型
スペースを有効活用するためにダイニングテーブルとしてカウンターを選ぶのも良いでしょう。
スッキリまとまった空間がつくれるため、リビングスペースを広く取れます。食事はサッと済ませて、のんびりくつろぎたい方におすすめです。空間にしっかりとメリハリも付いているため、食事にも集中できます。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、ダイニングテーブルが大きすぎたときの問題点やおすすめの選び方などをご紹介していきました。
ダイニングテーブルは適切なサイズを選ばないと、動線が確保しづらいだけでなく食事もしにくくなってしまいます。生活の中でストレスを感じないためにも、ダイニングテーブルは使用人数や目的に合わせて選ぶようにしましょう。
最近では、デザインの種類も多くなってきているためお部屋の雰囲気に合った商品を選べます。どんな空間をつくりたいのか今一度考えてみましょう。