インテリアの種類にはさまざまなものがありますが、近年では海外風のスタイルも人気を集めています。
インターネットで海外風のインテリアを検索すると、素敵なコーディネートがたくさん出てくるため、どれを自宅に取り入れたら良いか迷っているという方も多いのではないでしょうか。また、真似しようと思っても難しいのではないかと諦めている方も少なくありません。
そこで今回は、海外風の部屋を上手に作るコツやおすすめの家具レイアウトなどをご紹介していきます。海外風の部屋に興味がある方は、お好きなスタイルを自宅に取り入れてみましょう。
1. 海外風の部屋をつくるコツ
海外風のインテリアを置くだけではおしゃれな雰囲気は生まれません。高級感のあるインテリアにしていくためには、いくつかポイントを押さえておく必要があります。
海外風の部屋をつくりたいと考えている方は、以下の5ステップを踏んでいきましょう。
1-1. コンセプトを決める
部屋のコーディネートでは、まずコンセプトを決めることが重要です。海外風の部屋といっても、ブルックリンスタイルや地中海スタイルなどさまざまなものがあります。
どのような雰囲気をつくりたいのか、部屋の用途と合わせて決めていきましょう。テーマが決まると、家具や雑貨も選びやすくなります。
1-2. テーマカラーを選ぶ
続いて、テーマカラーを決めていきましょう。色がたくさんある空間はごちゃついた印象を与えてしまうため、配色バランスを守った上でコーディネートすることをおすすめします。
まとまりがある配色はベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%です。これらの配分を考えながら、コーディネートを進めていきましょう。
1-3. 注目ポイントをつくる
配色が決まったら今度は、家具や絵画などで注目ポイントをつくっていきます。その際に注意していただきたいことは、大きなものを1箇所に配置することです。
小さなものをたくさん置いてしまうと、どこを注目させたいか分からなくなってしまいます。ポイントを大きくすることでその空間が際立ち、メリハリの付いた空間が演出できるのです。
1-4. 個性的な家具を取り入れる
海外風の部屋をつくる際は、個性的な家具を置くことをおすすめします。暖炉を装飾する「マントルピース」やヨーロッパ諸国で親しまれている「コンソールテーブル」などアクセントになるアイテムを取り入れてみましょう。
※ 参考記事: 「コンソールテーブルのメリットとは?おすすめの設置場所を解説!」
つくりたいスタイルの特徴を把握しておくと、インテリアも選びやすいはずです。
1-5. 収納を工夫する
ものが溢れている空間はおしゃれな雰囲気とはいえません。リビングやキッチンなどの収納にもこだわり、スッキリとした室内が保てるようにしましょう。
面積が狭い場合は、壁面収納を活用するとスペースを無駄なく使えます。細部までこだわると、より理想のインテリアに近付くでしょう。
2. 海外風の部屋で真似したい家具のレイアウト
ここからは、海外風の部屋をつくるときに取り入れていただきたい家具レイアウトをご紹介していきます。
ここでは、リビングの家具レイアウトをご紹介しますが、リビングの形は物件によってさまざまです。それぞれの状況に合わせて最適なコーディネートができるように、ポイントを押さえておきましょう。
2-1. 狭いリビング
初めにご紹介するのは「狭いリビング」の場合です。海外風のインテリアでは余白を大切にするため、空間に余裕を持たせたコーディネートが良いでしょう。
置く家具の数は少なくし、ゆったりとした空間を演出する必要があります。狭さに意識が向かないように、高い位置にグリーンを装飾するのもおすすめです。
2-2. 長方形のリビング
リビングが長方形だった場合は、動線をしっかりと確保したコーディネートがポイントです。人が1人通るには60cmほどの幅が必要だといわれているため、家具同士の隙間が60cm未満にならないように調節しましょう。
また、視線を遮らない工夫も必要です。窓に向かって抜けるようなレイアウトがポイントです。
2-3. 和室と繋がるリビング
最近では、リビングの隣に和室があったりリビング内に畳スペースがあったりと和モダンな印象を与える住宅も増えてきています。
そのような住宅で海外風のインテリアを目指すなら、ジャパンディインテリアを意識すると良いでしょう。北欧スタイルに和の要素が加わったスタイルで、ゆったりとくつろげる空間になるはずです。
※ 参考記事: 「ジャパンディインテリアとは?魅力やコーディネートのコツをご紹介!」
2-4. 子どもの遊びスペースがあるリビング
リビングに子どもの遊びスペースをつくっている場合は、生活感を見せない工夫をしなければなりません。中身が見えないような蓋付きのおもちゃ箱を設置したり収納にカーテンを付けたりと試行錯誤しましょう。
空間に合う色を取り入れれば、海外風のインテリアも簡単につくれます。
3. おすすめの海外風インテリア
最後に、海外風の部屋におすすめなインテリアスタイルを5つご紹介していきます。それぞれの特徴をしっかりと押さえ、好みのものを取り入れてみてください。
3-1. 北欧スタイル
国内で最も馴染み深い海外風インテリアといえば、北欧スタイルではないでしょうか。北欧スタイルは和の要素に通じる部分もあり、自然な雰囲気を楽しめます。
ファブリックや木製などを多く取り入れるため、素材そのものを感じられるのも特徴です。落ち着いた空間をつくりたい方は、ぜひ北欧スタイルを試してみてください。
3-2. ニューヨークスタイル
華やかで都会的なイメージがあるニューヨークスタイルも人気の海外風インテリアです。流行を上手く取り入れたモダンな印象をつくれるため、スタイリッシュな部屋を希望している方に向いています。
家具はシンプルな造りでまとめますが、ガラステーブルなど素材にこだわるのがポイントです。
※ 参考記事: 「ニューヨークインテリアをつくるコツとは?特徴や種類をご紹介!」
3-3. リゾートスタイル
異国情緒を感じたいならリゾートスタイルを取り入れてみると良いでしょう。籐や竹・石など個性的な素材の家具を取り入れることが多く、非日常空間を楽しめます。
和室との相性も良いため、あらゆる場面で活用できるでしょう。間接照明などを使うと、より幻想的な演出ができます。
※ 参考記事: 「リゾート風インテリアはどうつくる?コツや注意点を解説!」
3-4. 西海岸スタイル
爽やかな「海」をテーマにした西海岸スタイルは、ホワイトとブルーがメインカラーです。開放的で明るい印象になるため、狭い空間にも適しています。
リビングや寝室など落ち着きたい空間に取り入れてみると良いでしょう。マリン雑貨などアイテムにもこだわることをおすすめします。
※ 参考記事: 「西海岸風インテリアの特徴とは?コーディネートのコツをご紹介!」
3-5. フレンチスタイル
フレンチスタイルには、アンティークテイストでつくる「フレンチテイスト」やクラシカルとモダンを掛け合わせる「フレンチモダン」などさまざまな種類があります。
それぞれ取り入れるインテリアも異なるため、画像などでどんな配色か分析してみましょう。テーマを1つ決めておくと、スムーズに家具やインテリアが選べます。
※ 参考記事: 「フランスのインテリアはどう作る?スタイルの種類やコツをご紹介!」
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、海外風の部屋をつくる際のポイントやおすすめの家具レイアウト・インテリアスタイルをご紹介してきました。海外風のインテリアとひと口にいっても、たくさんの種類があります。どのような雰囲気をつくりたいのか目的を持ってコーディネートしましょう。
完成イメージを思い描いておくと、失敗も避けられます。