リフォームで掘りごたつを設置する魅力は?注意点や工事事例もご紹介!

リノベーション
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掘りごたつは旅館や料亭で使われるイメージですが、一般的な家庭にも導入できます。自宅のリフォームで掘りごたつの設置を検討する方も多く、さまざまな場面で役立つでしょう。

そこで今回は、自宅のリフォームで掘りごたつを設置する魅力や注意点・価格ごとの工事事例をご紹介していきます。今よりも快適な空間にしたいと考えている方は、ぜひリフォームで掘りごたつを設置してみてください。

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1. 掘りごたつリフォームの魅力

そもそも掘りごたつとは、床や畳に穴を空け、そこに熱が出るものを置いてこたつを被せるものです。一般的なこたつよりもくつろぎやすいことが特徴で、あらゆる場面で重宝します。

主なメリットは、以下の5つです。それぞれ特徴をご紹介していきます。

1-1. 足を伸ばして座れる

リフォームで掘りごたつを導入するメリットの一つは、足を伸ばして座れることです。一般的なこたつでは、床に足を伸ばす「長座位」の姿勢を取ります。

この姿勢で長時間座っていると、足腰を痛める可能性があるため、特に高齢者の方は注意が必要です。掘りごたつであれば、床下に空間があるため、椅子のように足を下ろした「端座位」の姿勢で座れます。

1-2. 家族団らんの場所がつくれる

掘りごたつを設置すると、家族団らんの場がつくれます。リビングに設置すれば、ダイニングテーブルのように使用できるため、家族とのコミュニケーションも取りやすいでしょう。

食事やリビングでのくつろぎにぴったりです。人数分の椅子を用意する手間も省けるため、来客時にも役立ちます。

1-3. 季節ごとに片付ける必要がない

こたつを使用する場面は冬ですが、掘りごたつの場合は夏場でも出しておけます。こたつ部分のみを撤去すれば、夏場でもダイニングテーブルとして活用できるため、季節ごとに片付ける必要がありません。

テーブルに座るよりも視線が低いため、天井が高く見えるのも特徴です。

1-4. インテリアに合わせやすい

掘りごたつは和室に合うイメージですが、もちろん洋室にも馴染みます。畳やフローリングにも合うため、和モダンな空間も容易につくれるでしょう。

あらゆるインテリアに合わせられるため、つくりたい雰囲気をコーディネート可能です。掘りごたつを導入する際は、全体的なイメージも思い描いておきましょう。

1-5. 床下収納として活用できる

掘りごたつは、床下収納として活用できます。こたつを使用していないときは、こたつユニットやこたつ布団を下の空間に収納しておくと良いでしょう。

見た目がスッキリとするため、開放的な空間が演出できます。近年では、床下収納を伴う掘りごたつもあるため、冬物の収納場所に困っている方にもおすすめです。

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2. 掘りごたつリフォームの注意点

続いて、リフォームで掘りごたつを導入する際の注意点をご紹介していきます。掘りごたつにはさまざまなメリットがありますが、デメリットの部分も把握しておかないと、設置後に後悔する恐れがあるでしょう。

主なデメリットは、以下の5つです。それぞれポイントを把握していきましょう。

2-1. 掃除が大変

掘りごたつのデメリットは、掃除が大変なことです。こたつの穴を掃除するには、大きく身を屈める必要があります。

手間がかかる他、大きな段差で腰や膝を痛める可能性があるため注意が必要です。特に穴の中は、ホコリやカビが溜まりやすいため、こまめにお手入れをしなければなりません。

2-2. 設置場所を変更できない

設置場所を変更できないことも、掘りごたつのデメリットです。気軽に模様替えができないため、設置場所は慎重に決めることをおすすめします。

もし、掘りごたつの設置場所を変更したいなら、穴を塞ぐための床張替えと再度穴をつくるための工事が必要です。予算は余裕を持って設定しておくと良いでしょう。

2-3. 危険を伴う可能性がある

小さなお子さんや高齢者がいる家庭で掘りごたつを設置してしまうと、怪我や事故に繋がる可能性もあります。掘りごたつには大きな段差があるため、踏み外す危険性も懸念しておく必要があるでしょう。

また、ヒーターユニットに触れてしまうと、火傷する恐れがあるため、家族構成によっては設置場所を工夫しなければなりません。

2-4. カビが発生しやすい

掘りごたつは、密閉された空間です。何も対策していないと、カビが発生し、こたつの寿命を縮めてしまいます。

コードレスやハンディタイプの掃除機を使用したり、防カビ・消臭効果のある素材を取り入れたりして掃除の負担を軽減させましょう。定期的に穴の中を換気させておくと、カビが発生しにくくなります。

2-5. 費用がかかる

一般的な置きごたつと比べると、掘りごたつは費用がかかります。メーカーや性能によって費用は変わりますが、20万円〜60万円が相場です。

カウンターテーブルを兼ねたり折りたたみ式のテーブルユニットをつくったりするような掘りごたつだと100万円以上かかるため、条件を整理しておくと良いでしょう。

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3. 掘りごたつリフォームの事例

最後に、掘りごたつのリフォーム事例をご紹介していきます。何も考えず性能だけを考えてしまうと、高額な費用がかかってしまうため、使える予算は明確にしておくと良いでしょう。

3-1. 10万円以下でできる工事

予算10万円以下でできる掘りごたつのリフォーム内容は、簡易的な修繕などです。こたつの脚が破損した場合の修繕は、交換可能なパーツがあれば1万円~3万円で済みます。

特に掘りごたつが設置されている畳は劣化が早いため、定期的に交換しなければなりません。新しい畳に交換する際の費用は、1畳1万円~2万円が相場です。

3-2. 30万円〜40万円でできる工事

予算が30万円〜40万円あると、掘りごたつの設置ができます。季節ごとに使い分けができる床上設置型の掘りごたつも設置可能となっているため、ライフスタイルに合わせて導入してみましょう。

ただ、30万円台だと小さめの掘りごたつに限られます。サイズを大きくしたい場合は、40万円以上の費用を用意しておきましょう。

3-3. 40万円〜50万円でできる工事

40万円〜50万円の予算であれば、洋室に掘りごたつを新設したり電源を確保したりできます。柱を避けた工事も可能となっているため、性能を高めた工事ができるでしょう。

使い勝手の良い掘りごたつをつくりたい方は、ある程度余裕のある予算を設定しておくことをおすすめします。

3-4. 50万円以上でできる工事

フローリングの状態が悪い場合や畳からフローリングにしたい場合は、追加工事が必要です。工事内容によっては、50万円以上の費用を用意しなければなりません。

条件を整理し、どこまでこだわるのか慎重に考えましょう。

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、リフォームで掘りごたつを導入する魅力や注意点・費用ごとの事例をご紹介してきました。掘りごたつは足を伸ばして座れる他、季節ごとに片付ける必要もありません。

使い方によっては、床下収納にできるため、スッキリとした空間が維持できます。ただ、掃除が大変なところはデメリットです。

お手入れを怠っていると、カビが発生する可能性もあります。一般的なこたつよりも費用がかかるため、予算はあらかじめ設定しておきましょう。