ルーバー天井の魅力とは?注意点や取り入れたい素材をご紹介!

リノベーション
この記事は約6分で読めます。

天井を仕上げる方法にはコンクリート仕上げやクロス仕上げなどさまざまな種類がありますが、近年では「ルーバー天井」も注目を集めています。聞き馴染みのない言葉ですが、一体どのような仕上げなのでしょうか。

今回は、ルーバー天井の特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。天井仕上げに関して悩んでいる方は、ぜひおすすめの素材についても知っておくと良いでしょう。

ルーバー天井を上手に活用できれば、理想に近いおしゃれな住宅がつくれます。建築時の注意点とあわせて見ていきましょう。

スポンサーリンク
任意売却なら「未来改善パートナーズ」

1. ルーバー天井のメリットとは

まず、ルーバーとは「羽板」と呼ばれる細長い板を等間隔の隙間を空けて並べた形状のことを指します。ルーバーで仕上げた天井のことを「ルーバー天井」と呼びますが、隙間が空いているため通風や採光を目的とした建築に使われるのが一般的です。

ルーバーの種類は、大きく分けてガラリ状と格子状の2タイプがあります。ガラリ状は幅の狭い羽根板を平行に並べたもので、格子状は断面形に四角い棒状のものを整列させたものです。

それぞれ目的によって形状が異なりますが、ルーバー天井を設置するメリットには以下のようなものがあります。

1-1. 目隠しができる

ルーバー天井は空間を緩やかに区切ることが可能です。開放感を残しつつ、プライベート空間をしっかり確保できるため、リビングや寝室などあらゆる場面で活躍するでしょう。

また、見る角度によっては奥行きも感じられるため、より広々とした空間を演出できます。敷地面積が限られた住宅などにもおすすめの天井仕上げです。

1-2. 防音効果がある

ルーバー天井は音の伝わりを弱める効果も期待できます。特に幹線道路や線路の近くは騒音が気になりますが、ルーバー天井を取り入れることによって高い防音性を保てるでしょう。

また、生活音などが周辺住宅に響くリスクも抑えられるため、小さなお子さんやペットがいる家庭におすすめです。

1-3. 省エネ対策も可能

ルーバー天井を設置することで、住宅の断熱性を高めることもできます。冷暖房効率も上がるため、毎月の電気代も削減できるでしょう。設置の仕方によっては直射日光を遮ることも可能で、家具や肌の日焼けを防げます。

より快適な暮らしを手に入れるためにも、ルーバー天井の設置を検討してみてください。

1-4. 風量を調節できる

ルーバーの角度を工夫すれば、室内に入ってくる風量を調節することも可能です。

通風が適切な住宅は結露やカビが発生しにくいため、清潔感を保てます。換気対策としてルーバー天井を取り入れる方も少なくないでしょう。天井の仕上げ材を選ぶ際は、掃除のしやすさを考えることも重要です。

1-5. ホコリの侵入が防げる

ルーバー天井はホコリの侵入を防ぐメリットもあります。室内にホコリが入りにくいため、室内をより綺麗に維持できるでしょう。

ただ、掃除しなければ汚れが溜まってくため、定期的なメンテナンスが必要です。事前にルーバー天井のメンテナンス方法を把握しておきましょう。

スポンサーリンク

2. ルーバー天井のデメリットとは

ルーバー天井にはさまざまなメリットがありますが、もちろんデメリットとなる部分もあります。事前に対策しておかないと、住んでから不便さを感じてしまうこともあるため、入念な計画を立てておきましょう。

2-1. 光量が不足する可能性がある

ルーバー天井に照明を設置する際は、光量が不足する可能性があることが注意点です。読書やデスクワークなどをするときに暗い印象を与えてしまうこともあるため、照度を上げたり間接照明を利用したりするなど対策することをおすすめします。

天井や壁を明るめの色に変えれば、少ない光量でも全体を明るく照らせるでしょう。

2-2. 汚れが目立つ

ルーバー天井は室内へのホコリ侵入は防げますが、メンテナンスを怠っていると大きなホコリや蜘蛛の巣が目立ちます。

特に高い位置に設置したルーバーはお手入れに時間がかかるでしょう。脚立やハンディモップなどを活用し、丁寧に汚れを取り除いていくことが大切です。

2-3. 重たい印象になる場合もある

家の天井全てにルーバーを使用してしまうと、目線が上部にいき、重たい印象になってしまう可能性があります。

開放感を演出するために取り入れたルーバー天井が逆効果となってしまうため、部分的に取り入れることがポイントです。リビングやキッチンなど部分的に取り入れることで空間のアクセントにもなるでしょう。

2-4. 費用が嵩む

ルーバー天井は通常の天井仕上げとは異なる方法でつくられるため、施工費用が高くなることもデメリットです。理想を詰め込んでしまうと、予算をオーバーしてしまうこともあるため計画的な工事をしていきましょう。

設計段階で希望予算と上限予算の2つを決めておくと安心です。

スポンサーリンク

3. ルーバー天井におすすめの素材

最後に、ルーバー天井におすすめの素材を5つご紹介していきます。それぞれの魅力を最大限活かして、理想的な住まいを完成させましょう。

3-1. 木材

ナチュラルな雰囲気をつくりたい場合は、木材を使用したルーバー天井をおすすめします。

木の温もりと自然な印象を感じられるため、明るい空間が演出可能です。開放感のあるリビングやダイニング・キッチンで、家族との会話も弾むでしょう。天井の雰囲気に合わせてその他のインテリアも上手にコーディネートしてみてください。

3-2. アルミ

不燃材料のアルミ製ルーバーは、防火性能に優れています。強い剛性を持っているため、住宅の耐久性を高めることも可能です。

また、汚れにくくお手入れも比較的簡単に行えます。色や柄のバリエーションも豊富にあり、お好きなイメージの空間がつくれるでしょう。

3-3. 樹脂

樹脂のメリットは加工性が良いことです。シロアリ被害に遭いにくく、防腐処理なども必要ありません。耐久性にも優れていますが、長時間日光に当たると非常に高温になるため注意が必要です。

天然木で感じられるような温もりや質感はないため、スタイリッシュな印象となります。

3-4. ガラス

ガラス製のルーバーは明るさがしっかりと確保できます。透明感もあるため、開放的な室内を演出できるでしょう。

ただ、価格が高いことや割れやすいことはデメリットです。お手入れをする際は慎重に扱うようにしましょう。汚れが目立つ場合は、羽板を交換することで対処できます。

3-5. ダイライト

不燃化粧板に採用されることが多い「ダイライト」は加工性が良く、軽量で施工が簡単です。あらゆるサイズに対応できるところも魅力でしょう。

また、表面の仕上げが選べるため、化粧シートから天然木突板まで幅広いのが特徴です。高級感のある住宅をつくりたい方はぜひ取り入れてみてください。

スポンサーリンク

4. FLIE(フリエ)なら購入した物件のトータルコーディネートサービスが受けられる

新しい住まいを購入した後、カッコよく、素敵な家にしたいけど、どんな風にしたら良いのか自信がない。そんな事ありませんか?

FLIEエージェントのサービスは、物件購入のサポートにとどまりません。
リフォームリノベーションのご相談や、インテリアコーディネートのご相談も承っています。

物件を購入して、リフォーム・リノベーションをする。
天井を変えるだけでもお部屋の印象は見違えるようになります。

FLIE(フリエ)ではそんなトータルコーディネートを提案します。

5. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、ルーバー天井のメリットやデメリット・おすすめの素材をご紹介していきました。ルーバー天井を取り入れることで開放感のある明るい住宅がつくれます。

省エネ効果も期待できますが、お手入れを怠ると汚れが目立つでしょう。メンテナンス方法をきちんと把握した上で導入することをおすすめします。

また、ルーバー天井を採用する際は照明計画に関しても工夫が必要です。日常生活で不便を感じないように、光量や照明の色にこだわりましょう。取り入れる素材によって印象が大きく変わるため、全体の雰囲気をイメージすることも重要です。