家事室とは?メリット・デメリットやおすすめの活用方法を解説!

リノベーション
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注文住宅の間取りで人気の「家事室」ですが、本当に必要かどうか判断に迷っている方も多いでしょう。家を建てるのには高額な費用がかかるため、導入する設備は最小限の出費にしたいものです。

そこで今回は、家事室のメリットやデメリット・おすすめの活用方法をご紹介していきます。自宅に家事室を取り入れたいと考えている方はもちろん、効率良く家事を行いたい方はぜひ参考にしてみてください。

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1. 家事室のメリット

そもそも家事室とは、洗濯やアイロン掛け・住まいの補修など家事作業を効率的に行うための空間です。さまざまな用途があることから「ユーティリティスペース」とも呼ばれています。

そんな家事室を自宅に導入するメリットはどこにあるでしょうか。家事室の特徴を5つご紹介していきます。

1-1. 家事がスムーズにできる

家事室のメリットは何といっても、家事を効率化できるところにあります。洗濯物を洗った後も、干す・畳む・収納するまでの移動距離が短くなるため、時短を意識した生活が可能です。

家づくりで家事効率を優先したい方は、家事室の設置を検討してみると良いでしょう。配置場所を工夫すれば、家事のストレスも軽減されます。

1-2. LDKを綺麗に保てる

リビングやダイニング・キッチンを綺麗に保てるのも家事室の大きな魅力です。家族が集まるLDKは何かと物が散らかりやすいため、家事室の設置を検討してみましょう。

リビングやキッチンからすぐに出入りできる場所に設置しておくと、家事がスムーズに行えるため家族と過ごす時間も増やせます。

1-3. 急な来客に対応できる

家事室は急な来客に対応できるのもメリットです。洗濯物が片付いていなくても家事室があれば、来客に見られる心配はありません。

自宅に親戚や友人がよく来る方は、家事室の設置を考えてみても良いでしょう。使用目的を明確にしておけば、空間が無駄になることもありません。

1-4. 子どもに物を触られない

家事室は小さなお子さんやペットがいる家庭にもおすすめです。小物や部品などを飲み込んでしまう危険性がある場合は、家事室を活用してみましょう。

お子さんやペットが届かない位置に物を置いておけば、事故に繋がる心配もありません。棚やボックスなどの数は使用用途に合わせて検討してみると良いでしょう。

1-5. 隙間時間を活用できる

読書やパソコン作業など隙間時間を活用できるのも家事室のメリットです。キッチンの近くに家事室を配置しておけば、料理の合間にちょっとした作業ができます。

育児や家事などで自分の時間がつくれない方は、隙間時間を活用してみると良いでしょう。部屋の配置を考える際は、家事動線や生活動線を重視することが大切です。

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2. 家事室のデメリット

さまざまなメリットがある家事室ですが、デメリットも把握しておかないと失敗します。設置後に後悔することがないように、以下の注意点を押さえておきましょう。

2-1. 建築面積が大きくなる

家事室のデメリットとして、まず挙げられるのは建築面積が大きくなることです。特に平屋で家事室を設置する場合には、余裕のある敷地でないと建築可能な面積をオーバーしてしまうでしょう。

建築費用も高額になるため、敷地面積や予算を考慮して設計する必要があります。

2-2. 使わない可能性もある

家事室の配置や仕様を間違えると、使わない可能性もあります。人気の間取りだからといって、安易に取り入れるのはやめましょう。

家事室を導入する際は、自分たちの暮らしに必要かどうか考えることが大切です。実際の暮らしをイメージしながら設計すると、失敗も避けられるでしょう。

2-3. 家事をする場所が孤立する

オープンな家事室でない場合、空間が孤立する可能性があります。家族とのコミュニケーションが減ってしまう恐れもあるため、間取りは慎重に選びましょう。

家づくりで何を優先するのか条件に順位を付けておくと、住宅完成後に後悔する心配もありません。話し合いはできる限り同居人全員で行うことが大切です。

2-4. 間取りに工夫が必要

間取りに工夫が必要なのも家事室のデメリットです。空いているスペースに組み込んでしまうと、動線が悪くなる可能性もあるため注意しましょう。

キッチンや脱衣所・洗面所・浴室・トイレなど水回りとのアクセスが良い家事室は作業の効率が良くなるため、移動もスムーズになります。

2-5. 物置になる恐れもある

使わない家事室は、物置になる恐れもあります。物が積まれた空間は見た目が悪くなるだけでなく、生活もしにくくなるでしょう。

探し物が増えてくるため、家事室を導入する際は目的をハッキリさせましょう。家事室の活用方法はたくさんあるため、ライフスタイルや好みに合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。

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3. 家事室の活用方法

最後に、家事室の活用方法をご紹介していきます。以下の4つは特におすすめしたい活用方法です。

それぞれの特徴を把握し、状況に合わせて取り入れていきましょう。

3-1. ランドリースペース

家事室の代表的な活用方法は、ランドリースペースです。洗濯の家事を一箇所で完結できるため、家事負担を大きく軽減できます。

部屋干しに抵抗がある方は、バルコニー近くに家事室を設置すると良いでしょう。一連の流れを意識して間取りを考えると、移動距離も大幅に短縮できます。

※ 参考記事: 「家事動線がスムーズなランドリールームの間取りをご紹介!

3-2. ファミリークローゼット

家事室はファミリークローゼットとして活用することも可能です。従来のクローゼットとは異なり、家族の衣服などを一箇所にまとめるため、片付けの負担を軽くできます。

脱衣室・ランドリールーム・ファミリークローゼットをセットに考えると、効率の良い動線がつくれるでしょう。部屋の収納が少ない場合は、家事室をファミリークローゼットとして活用してみるのもおすすめです。

※ 参考記事: 「ファミリークローゼットの導入は後悔する?失敗事例や選び方を解説!

3-3. パントリー

家事室は日用品や保存食の保管場所である「パントリー」にも活用できます。洗剤や掃除用品・トイレットペーパーなどの日用品を一箇所にまとめておけば、ストック量も把握しやすいでしょう。

無駄な買い物も減るため、結果的に大幅なコストカットが見込めます。収納するものに合わせて、広さや棚の数などを決めていきましょう。

※ 参考記事: 「パントリーの設置で後悔しないために。設計時の注意点をご紹介!

3-4. 作業スペース

机やカウンターなどを設けて作業スペースにするのも最適です。家事の合間に休憩もできるため、暮らしも充実するでしょう。

自宅に作業スペースや趣味スペースが欲しいと考えている方は、家事室の設置を検討してみることをおすすめします。家事室に作業スペースを設ければ、リビングやダイニングのように毎度片付ける負担もなくなるでしょう。

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、家事室のメリットやデメリット・おすすめの活用方法をご紹介してきました。家事室とは、家事を効率良く行うための空間です。

家事の時短が図れるだけなく、LDKも綺麗に保てます。急な来客にも対応できるため、親戚や友人を呼ぶ機会が多い方にもおすすめです。

しかし、建築面積が大きくなることや家族とのコミュニケーションが減ることはデメリットになります。使用目的をハッキリさせ、上手に活用していきましょう。

家事室はランドリースペースの他、ファミリークローゼットやパントリー・作業スペースとしても活用できます。