セミオープンキッチンとは?種類やメリット・デメリットを解説!

リノベーション
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キッチンにはさまざまな種類がありますが、その中でもセミオープンキッチンはコミュニケーションが取りやすく、住宅のキッチンでは人気のあるタイプです。

しかし、メリットがある分、デメリットもいくつか存在します。セミオープンキッチンにはどのような特徴があるのでしょうか。

今回の記事ではセミオープンキッチンの種類や費用に関しても解説していきます。新築やキッチンのリフォームをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

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1. セミオープンキッチンとは

セミオープンキッチンはオープンキッチンとクローズキッチンの中間に当たるタイプのキッチンです。程よい開放感と独立感がミックスされているため、使い勝手が良いと人気を集めています。

そんなセミオープンキッチンにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。以下で解説していきます。

1-1. セミオープンキッチンのメリット

セミオープンキッチンの最大の魅力はキッチンのいいとこ取りができる点ではないでしょうか。オープンキッチンで感じられるリビングとの繋がりだけでなく、クローズキッチンで感じられるお籠り感もあるため、両方の良さを体感できます。

また、カスタマイズしやすく、壁を高くすることでクローズキッチン風にもアレンジ可能です。

1-2. セミオープンキッチンのデメリット

セミオープンキッチンのデメリットは調理中のニオイや煙が室内に広がってしまう点です。ニオイや煙対策は換気扇を回したり窓を開けたりすることで解決できる場合もあります。気になる方は試してみましょう。

また、セミオープンキッチンは開放感を求めている方には物足りなさを感じてしまうかもしれません。自身のライフスタイルに合わせて検討してみましょう。

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2. セミオープンキッチンの種類

セミオープンキッチンにはいくつか種類があります。以下で代表的な5つのタイプを解説していきます。新築やリフォームを検討している方はキッチンの種類を知っておくと、選べる範囲も広げられますよ。

2-1. アイランド型

壁に接する面がないキッチンをアイランド型キッチンと言います。島のように独立しているため、このように名付けられました。

アイランドキッチンのメリットは作業動線が確保しやすいところです。キッチンの入り口が1箇所ではないため、複数人で調理ができるところも魅力でしょう。

アイランドキッチンのデメリットは水や油などが室内へ飛んでしまう点です。リビングからキッチンが丸見えであるため、こまめに掃除をすることも忘れないでください。

※ アイランドキッチンの詳細については、「アイランドキッチンの後悔ポイントとは?商品の選び方もご紹介!」をご覧ください。

2-2. ペニンシュラ型

左右どちらかが壁に付いている対面式のキッチンをペニンシュラ型キッチンと言います。ペニンシュラは「半島」という意味があり、そこから名付けられました。

ペニンシュラ型キッチンはアイランド型より設置する場所を選ばないため、あらゆる間取りに対応できます。さらに対面式であるため、複数人での作業もしやすく、ファミリーにも人気です。

ペニンシュラ型キッチンのデメリットはキッチンの出入り口が限られる点でしょう。アイランド型ほどではありませんが、リビングから見えやすく、生活感が出やすいのも特徴の一つです。

2-3. L型

L型キッチンはコンロ、シンク、調理スペースがL字に配置されているタイプのキッチンです。スペースを広々使うことができ、調理もスムーズに行えるでしょう。L字になっているため、短い動線で調理ができるのもメリットです。設置の自由度も高く、カウンターを高く設置すれば、水や油はね防げます。

ただ、L型キッチンはデッドスペースができてしまうデメリットも。特にコーナースペースはデッドスペースになりやすいため、植物や雑貨を置いて最大限活用してみましょう。

2-4. I型

コンロ、シンク、調理スペースが横一直線に並んだキッチンをI型キッチンと言います。冷蔵庫スペースも一直線上にあることが多く、使い勝手の良いキッチンタイプです。高めのカウンターを設置すれば、手元も隠せます。キッチンを独立させたい方にもおすすめです。

デメリットとしては開放感がなくなってしまう点でしょう。カウンターを高くしてしまうと、リビングとの繋がりもなくなり、コミュニケーションも取りづらくなってしまいます。

2-5. セパレート型

セパレート型キッチンはII型キッチンと呼ばれることもあります。コンロとシンクが2つに分かれているタイプのキッチンで、作業を分担できることがメリットです。スペースを広く確保できるため、複数人で調理ができます。

セパレート型キッチンのデメリットはコンロからシンク、シンクからコンロへの移動の際に水や汚れが床に落ちてしまう点です。シンクで洗った食器や調理器具をコンロへと持っていく際はよく拭いてから運ぶようにしましょう。

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3. セミオープンキッチンの費用

セミオープンキッチンを設置するためにはどのくらいの費用が掛かるのでしょうか。キッチンはグレードや使用する材質によって金額が大きく異なります。

以下では新設時とリフォーム時の大まかな費用相場を解説していきます。

3-1. 新設時の費用

新築時にセミオープンキッチンを導入する場合、アイランドキッチンでは150万円から300万円程度掛かります。I型キッチンでは70万円から100万円程度です。

既製品を組み立てるシステムキッチンにするのか一つ一つオーダーするのかでも費用は大きく変わってきます。機能などオプションは必要か吟味しましょう。

3-2. リフォーム費用

長期間使っているキッチンをリフォームしたい方もいるでしょう。セミオープンキッチンのリフォームは施工内容によって相場が変化しますが、クロスの張り替え程度なら3万円から5万円で対応してくれます。

違うタイプのキッチンに変える場合は解体工事費用や組み立て費用などが掛かるため、総額で400万円程度掛かるでしょう。

※ 参考記事: 「キッチンのリノベーションにはいくら掛かる?種類や相場を解説!

3-3. オープンキッチンとどっちが良い?

キッチンのタイプを決める際、オープンキッチンとセミオープンキッチンで悩まれる方がたくさんいらっしゃいます。キッチンのタイプはそれぞれの生活スタイルで選ぶのが良いですが、オープンキッチンのメリット・デメリットも知っておくと選びやすくなるため、ここで知っておきましょう。

オープンキッチンはリビングやダイニングの中にキッチンがあるため、非常に開放的です。周囲が見渡せるため、小さなお子さんがいるご家庭にも安心できますね。家族と会話をしながら調理が進められますよ。ただ、オープンキッチンは収納が少ないデメリットがあります。キッチン下にスペースを設けるなどして上手に活用しましょう。

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5. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、セミオープンキッチンのメリットやデメリット、種類を解説してきました。

セミオープンキッチンはオープンキッチンとクローズキッチンの良い部分を活かしたキッチンです。セミオープンキッチンと一口に言っても、使用するデザインや素材で雰囲気がガラリと変わるため、お気に入りのキッチンが完成するように理想を具体化させてみましょう。

グレードによっては高額な金額になってしまうため、予算もあらかじめ決めておくことが大切です。