お部屋に収納やディスプレイが欲しいけれど、スペースがないという方は有孔ボードを活用しましょう。有孔ボードは使い方の自由度が高く、あらゆる場面で利用できます。
今回は、有孔ボードの魅力やおすすめの使い方などをご紹介します。自宅に有孔ボード取り入れたいと考えている方は注意点もあわせて見ていきましょう。
1. インテリアに有孔ボードを使うメリット
有孔ボードとは、多数の穴が等間隔で開けられている板のことです。パンチングボードや穴あきボード、ペグボードなどと呼ばれることもあります。開いている穴の間隔は25mmや30mmなどいくつか種類があり、それぞれ価格や印象が異なります。
そんな有孔ボードはDIYにも人気で住宅のあらゆる場面で活用されています。有孔ボードを自宅に取り入れるメリットを以下で見ていきましょう。
1-1. ディスプレイとして使える
まず、有孔ボードは壁面ディスプレイとして活用できます。モチーフや絵画を飾ったり観葉植物を置いたりインテリアとして活躍してくれるでしょう。
有孔ボードのディスプレイがあるだけで、空間が一気に華やかになるため、おしゃれな雰囲気をつくりたい方におすすめです。
1-2. 収納スペースになる
有孔ボードは収納スペースとしても活用可能です。フックなどを取り付ければ、小物を掛けることができるため、スペースを取らずに片付ける場所を確保できます。
ワンルームや1Kのお部屋は収納がない場合も多いため、有孔ボードでちょっとしたものを整理整頓できるでしょう。
1-3. 部屋を区切れる
有孔ボードは間仕切りとしても利用できます。家具などで空間を仕切ろうと思うと、どうしてもスペースを取ってしまいます。有孔ボードであれば、板分の広さを確保しておけば良いため、そこまでスペースを取らずに間仕切りができるはずです。
狭い空間でもゾーン分けをしたい方はぜひ有孔ボードを活用してみましょう。
1-4. 自分なりにアレンジできる
有孔ボードにはさまざまな色味や形があり、自分なりにアレンジできるのも特徴です。お部屋の雰囲気に間取りに合わせて、お気に入りのものを選んでみましょう。
棚を造作することもでき、コーディネートの幅も広がるはずです。目的や要望に合わせて有孔ボードの使い方を検討してみましょう。
2. 有孔ボードに取り入れたいインテリア
続いて、有孔ボードにおすすめのアイテムをご紹介します。ぜひ自宅でも真似してみてください。
2-1. 玄関用品
まず初めにご紹介するのは、玄関に有孔ボードを取り入れる方法です。玄関には靴や鞄、上着などさまざまなアイテムが置かれます。収納スペースがある場合はそちらに仕舞えますが、収納スペースがない場合は有孔ボードを活用してディスプレイ収納をしてみましょう。
フックを付け、アイテムを引っ掛けるだけでもおしゃれになります。インテリアの雰囲気に合わせて、グリーンなどを加えてみるのもおすすめです。
2-2. 工具
DIYを日常的に行なっている方は工具をたくさん持っていることでしょう。その工具は道具箱に仕舞っておくことも可能ですが、有孔ボードに掛けておくことで、見栄えも良くなります。
どこに何があるか一目で分かるため、作業時にも役立つでしょう。色味やデザインにこだわり、オリジナルのインテリアをつくってみてくださいね。
2-3. キッチン用品
一人暮らしのキッチンはスペースが狭いことが多く、調理器具や食器を置く場所に困ってしまいます。そのようなときは有孔ボードを活用して収納力をアップさせましょう。
キッチン用品を有孔ボードに取り入れる際は使い勝手も考慮して、配置を決めることをお進めします。キッチンの色と合わせると統一感があって、よりおしゃれな空間になるでしょう。
2-4. 雑誌
本や雑誌などを集めるのが趣味な方は有孔ボードを本棚として使ってみましょう。工夫次第では、海外のような壁面ディスプレイが完成するかもしれません。本や雑誌の並べ方にもこだわってみましょう。等間隔で並べてみると統一感があって美しい空間となります。
2-5. 子どもの遊び道具
有孔ボードの活用方法は壁面に取り付けるだけではありません。有孔ボードを使って子どもの遊び道具をつくることも可能です。
有孔ボードに開いている穴を活用して、ダボで図柄を作ったり、紐通しをしたりとさまざまな使い方ができます。子どもの知性を楽しく伸ばしてくれるため、子育て世代に人気です。
3. インテリアに有孔ボードを利用する際の注意点
最後に自宅で有孔ボードを使用する際の注意点をご紹介します。有孔ボードにはたくさんの魅力がありますが、間違った使い方をしてしまうと、イメージと違うものになるだけでなく、怪我や事故の恐れもあります。以下でご紹介する5つのポイントを押さえておきましょう。
3-1. 規格を確認する
有孔ボードにはいくつかの規格があります。大きく分けると、アメリカ規格と日本規格です。それぞれ穴の大きさや間隔が異なるため、フックや棚を付ける場合は適切な規格を選ぶようにしましょう。
せっかく有孔ボードを購入したのに、持っているフックや釘が合わなければ費用の無駄遣いとなります。購入前に正しい規格を把握するようにしましょう。
3-2. 耐荷重を把握する
有孔ボードに物を乗せたり掛けたりする場合は耐荷重を確認しておきましょう。耐荷重を超えてしまうと、有孔ボードが壁から外れたり物が落下する恐れがあります。怪我をしないためにもしっかりと対策をしましょう。耐荷重を増やす方法として、留め具を多く使用することもおすすめです。
3-3. お部屋の全体像を思い描く
有孔ボードを自宅に取り入れる際はお部屋全体の完成図を思い描いておきましょう。有孔ボードはおしゃれだからという理由だけで、設置を決めてしまうと、既存のインテリアに合わなかったりごちゃついた印象になったりします。イメージ通りの空間をつくるためにも計画はしっかりと行いましょう。
3-4. 賃貸の場合は壁を傷つけないように工夫する
賃貸で有孔ボードを使用する際は壁に穴を開けないようにしましょう。ディアウォールと呼ばれるアジャスターを使えば、壁に穴を開けずに有孔ボードを設置できます。有孔ボードを設置したい場所のサイズを正しく計測し、ぐらつきがないようにしっかりと固定しましょう。
3-5. DIYする際は穴を水平にして設置する
有孔ボードを自身でカットした場合は穴の水平にして設置することを忘れないようにしましょう。穴を水平に取り付けていないと、物を置いたときに倒れるリスクがあります。穴の高さをマークし、仮留めをしてから設置することをおすすめします。物を置いて水平具合を確かめるのも良いでしょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は有孔ボードの魅力やおすすめの使い方、設置時の注意点をご紹介しました。
有孔ボードはディスプレイや収納、間仕切りなどあらゆる場面で活用されます。ぜひ自宅に取り入れて、お部屋をおしゃれな空間にしてみてください。
有孔ボードを設置する際は規格や耐荷重を考慮して、水平に取り付けるようにしましょう。間違った使い方や設置方法をしてした場合は転倒や怪我のリスクも高まります。
安全第一でインテリアコーディネートを楽しむようにしましょう。