暑い夏が過ぎると、次の季節に向けて模様替えをしたくなります。爽やかな風と温かみを感じる秋のインテリアは、どのようにしてコーディネートしていけば良いのでしょうか。
今回は、秋のインテリアで真似したい色や柄・雑貨をそれぞれご紹介していきます。
コーディネートのポイントや注意点を参考に、実際のお部屋づくりで役立ててみてください。模様替えをすることで、日々の暮らしも飽きることなく楽しめるため、積極的に取り入れていきましょう。
1. 秋におすすめのインテリアコーディネート①色
まず、秋のインテリアに取り入れたい色についてご紹介していきます。秋は紅葉や夕焼けなどがきれいな季節であるため、インテリアにも秋らしい色を取り入れることで、それらしい雰囲気がつくれるでしょう。
基本的に暖色系でまとめますが、組み合わせる色によって全体の印象が異なります。以下で、おすすめしたい5色の特徴を見ていきましょう。
1-1. ブラウン
落ち葉や土を連想するブラウンは秋の色として人気があります。木製家具など天然素材のものを取り入れると良いでしょう。
その他にも、カーペットやカーテンなどのファブリックにブラウン系の色を使用してみると上手にまとまります。ただ、住宅の多くは床がブラウンであるため、ブラウンが多過ぎないようにバランスを見ながら配色しましょう。
1-2. カーキー
秋を感じる色としてカーキーもおすすめです。カーキーは黄色に茶色を混ぜたような色であり、くすみカラーとして人気があります。
こちらもカーテンやラグなどのファブリックに取り入れることで、秋らしい雰囲気をつくることが可能です。また、空間のアクセントとして座面などに使用しても良いでしょう。大人っぽく落ち着いた印象を演出できます。
1-3. マスタード
辛子色と呼ばれるマスタードも秋らしい色としてよく取り入れられています。くすんだ色ですが、空間を明るくできるため華やかな印象をつくりたい場合におすすめです。
ソファの座面に取り入れられることが多く、メリハリのある空間を演出できます。グリーンやブルーなどと組み合わせることも可能です。
1-4. グレージュ
高級感のある空間をつくりたい場合はグレージュがおすすめです。グレージュはグレーとベージュの中間のような色で、優しく品のある雰囲気がつくれます。
ナチュラルスタイルにもマッチするため、落ち着いた空間が演出できるでしょう。植物などと組み合わせることで、より開放的な空間がつくれます。
1-5. オレンジ
パンプキンや夕日を連想するオレンジは、温かみのある空間を演出します。壁の一部に取り入れても良いし、照明などに使用しても良いでしょう。
組み合わせる色によって全体の印象が変わるため、最終的なイメージを明確にしておくことが大切です。カジュアルな印象にしたい場合は明るめの色を組み合わせましょう。
2. 秋におすすめのインテリアコーディネート②柄
続いて、秋のインテリアにおすすめの柄を5つご紹介していきます。カーテンやラグ、クッションなどのファブリックに取り入れて、お部屋のデザイン性を高めていきましょう。
2-1. チェック柄
秋のインテリアに取り入れたい柄として、まず挙げられるのはチェック柄です。チェック柄は木製家具との相性が良いため、ナチュラルスタイルや北欧スタイルにも馴染みます。
色味によって印象が大きく左右されるため、全体のバランスを考えながらコーディネートしていきましょう。
※ チェック柄をインテリアに取り入れる際のポイントについては、「インテリアに取り入れたいチェックの種類は?特徴やポイントをご紹介!」で詳しく解説しています。
2-2. タータン柄
チェック柄の中でもタータンチェックは伝統的な雰囲気が楽しめるため、取り入れて損のないデザインです。色味にこだわれば、カントリー調の雰囲気も演出できるでしょう。
暖色系のタータン柄と寒色系のタータン柄を組み合わせると、温かくなりすぎず寒くなり過ぎないバランスの取れた空間がつくれます。
2-3. 落ち葉柄
簡単に秋らしい雰囲気をつくりたい場合は、落ち葉柄をソファやベッドのクッションに取り入れてみましょう。秋を感じる絵が描かれているアイテムが室内にあることで、それらしい雰囲気がつくれます。
クッションのカバーを替えるだけで良いため、手間や費用もそこまで掛かりません。気軽に模様替えができるはずです。
2-4. エスニック柄
異国情緒を感じるエスニック柄を取り入れるのもおすすめです。エスニック柄には幾何学模様や動物柄などさまざまなデザインがあるため、お部屋の雰囲気に合うものを選ぶようにしましょう。
エスニック柄が映えるアイテムはラグです。独特なデザインのラグを敷くだけでお部屋の雰囲気が変わります。
2-5. ツリー柄
北欧インテリアにあるようなツリー柄を取り入れるのも良いでしょう。取り入れる場所はカーテンやクッションの他に、暖簾やタペストリーがあります。
ツリー柄はシンプルなデザインであるため、面積が大きいインテリアに取り入れてもごちゃつきません。ただ、あまりにも殺風景になってしまうと冬のイメージになってしまうため、カラーバランスなどを考慮しましょう。
3. 秋におすすめのインテリアコーディネート③雑貨
最後に、秋のインテリアにおすすめの雑貨をご紹介していきます。それぞれの特徴を知り、好みに合わせて取り入れてみましょう。
3-1. キャンドル
秋は四季の中でも最も夜が長い時期です。そのため、夜の時間を楽しめるキャンドルを取り入れてみましょう。
キャンドルの種類は、ホルダーに入った一般的なものから家の形をしたものまでさまざまなものがあります。使い方やシチュエーションに合わせて、お気に入りのものを購入してみましょう。
※ 参考記事: 「キャンドルインテリアの魅力とは?おすすめの飾り方や注意点をご紹介!」
3-2. ヒンメリ
ヒンメリとは、乾燥した麦藁を糸で繋いでつくるフィンランドの伝統的な飾りです。暗い秋や冬に希望や光をもたらす幸運のモチーフとして、食卓やゆりかごの上に吊るします。
天井からゆらゆらと揺れる姿を眺めるだけで、心も安らぎそうです。リラックスアイテムとして自宅に取り入れてみてはいかがでしょうか。
3-3. ドライフラワー
物足りないと感じているお部屋でも、ドライフラワーを置けば華やかな空間になります。オレンジやイエローなど秋を感じる色味を多く取り入れるのもポイントです。
また、コットンフラワーも秋らしさを感じられるアイテムとして重宝します。花瓶にはゴールドやコッパーのような温かみのある色を取り入れると良いでしょう。
3-4. ファブリックパネル
お部屋の壁が殺風景だと感じたら、ファブリックパネルを設置してみましょう。秋を感じられるデザインや色を取り入れることで、雰囲気も一気に華やかになります。
ファブリックパネルは、発泡スチロールなど軽い素材に巻き付けるだけで簡単に手作りすることもできるため、DIY好きの方にもおすすめです。
※ 参考記事: 「ファブリックパネルの魅力とは?飾り方や選び方のコツをご紹介!」
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、秋らしいインテリアをつくるコツをご紹介しました。秋らしい空間は色・柄・雑貨にこだわることで、簡単にコーディネート可能です。それぞれの組み合わせが違えば全体の印象も大きく変化するため、どんな雰囲気をつくりたいのか、インテリアを購入する前に把握しましょう。
インテリアコーディネートで失敗しないためには、事前準備が大切です。イメージを絵に描いたりシミュレーションアプリを利用したりして、お金を無駄にすることがないように工夫しましょう。