キッチンにはさまざまな色がありますが、黒にするメリットはどこにあるでしょうか。黒いキッチンを自宅に導入する予定の方は、失敗しないためにもメリットとあわせてデメリットも知っておくことをおすすめします。
今回は、黒いキッチンと相性の良いスタイルもご紹介していくため、ぜひ参考にしてみてください。黒いキッチンを上手にコーディネートできれば、おしゃれな空間もつくりやすくなるでしょう。
1. 黒いキッチンをコーディネートするメリット
まず、黒いキッチンを自宅に取り入れるメリットから見ていきましょう。黒いキッチンにはどのような特徴があるでしょうか。
魅力を事前に知っておくことで、より効率的なレイアウトができるはずです。
1-1. 汚れが目立ちにくい
黒いキッチンは、茶色や黒などの汚れが目立ちにくい特徴があります。醤油やソースなどをこぼしても、目立ちにくいため、お手入れがしやすいでしょう。
キッチンを綺麗な状態で長持ちさせたい方は、黒など暗めのキッチンを選ぶことをおすすめします。清潔感のあるキッチンはおしゃれでインテリアの主役にもなるでしょう。
1-2. 引き締まった印象になる
黒はクールな印象を与えるため、引き締まったキッチンがつくれるのもポイントです。リビングやダイニング・キッチンにメリハリを付けたい方は、キッチンの色を黒にしてみると良いでしょう。
黒のキッチンはシンプルな空間やモダンな空間をつくりたい方にもおすすめです。全体の印象を大切にしながらコーディネートしてみましょう。
1-3. 高級感を演出できる
高級感や上質な雰囲気を演出できるのも黒いキッチンの特徴です。重厚感をお部屋にプラスしたいときなどに選択すると良いでしょう。
上手にコーディネートできれば、海外風のおしゃれなキッチンも実現できます。配色バランスを考慮しながら上手にレイアウトしていきましょう。
1-4. 空間に奥行きが出る
黒のキッチンは空間に奥行きが出るのもメリットです。狭いキッチンでも広く見えるため、開放感をプラスできるでしょう。
比較的どんなインテリアにも馴染むため、お好きなインテリアをコーディネートしてみてください。黒以外にも青など寒色系の色は奥行きが出やすいため、適度に取り入れてみることをおすすめします。
1-5. デザイン性を高められる
黒いキッチンはデザイン性が高いことでも人気です。リビングやダイニングをおしゃれにレイアウトしたいなら、キッチンの色を黒にしてみるのも良いでしょう。
アクセントとしてゴールドやホワイトなどを入れると、メリハリの効いた空間がつくれます。全体のバランスを考えながら、オリジナルの空間を演出してみましょう。
2. 黒いキッチンをコーディネートするデメリット
続いて、黒いキッチンのデメリットを5つご紹介していきます。キッチンを黒にする際は注意点をしっかり押さえ、事前に対策しておくことが重要です。
設置後に後悔することがないように、入念な計画を立てておきましょう。
2-1. ホコリは目立つ
醤油やソースなどの汚れが目立ちにくい黒のキッチンですが、白いホコリは目立ちます。定期的にお手入れしていないと、キッチンにホコリが積もってしまうでしょう。
料理をする場所であるキッチンは常に清潔な状態を保っておくことが大切です。使用したら、拭き掃除をするなど汚れない工夫をしましょう。
2-2. 圧迫感を感じる場合もある
インテリアによっては、キッチンを黒にすることで圧迫感が出てしまう場合もあります。コーディネートの際は、LDK全体の印象で判断することが重要です。
キッチンだけで判断してしまうと、その部分だけ殺風景な印象になってしまう可能性もあるでしょう。キッチンを黒にするなら、周囲は明るくするなど工夫してコーディネートする必要があります。
2-3. 暗い印象になりやすい
白いキッチンは光を反射させますが、黒は光を吸収します。窓や照明が近くにあっても光が広がらず、明るさが足りないと感じる場合もあるでしょう。
キッチンでは調理をするため、手元は明るさを保っておく必要があります。明るさが足りない場合は、手元照明の設置も検討してみてください。
2-4. 映り込みが起きる
ツヤのある素材の黒いキッチンは映り込みが起きる可能性があります。調理の際に映り込みが邪魔になる恐れもあるため、商品は慎重に選ぶようにしましょう。
家を新築する際やリフォームする際はモデルルームに出向き、商品の仕様をよく確認することをおすすめします。
2-5. インテリアが限定される
黒のキッチンは他の部屋のインテリアが限定されることも注意点です。キッチンだけであればさまざまなスタイルが可能ですが、周囲の空間のバランスを考慮しないと、キッチンだけ浮いて見えてしまうでしょう。
全体的にまとまった空間をつくるためにも、取り入れるスタイルは厳選しなければなりません。
3. 黒いキッチンと相性の良いスタイル
ここからは、黒いキッチンと相性の良いインテリアスタイルをご紹介していきます。それぞれの特徴をよく理解し、自宅のコーディネートで役立ててみてください。
3-1. ナチュラルスタイル
まず、自然素材をたくさん使用するナチュラルスタイルがおすすめです。テーブルやイスなどを木製に統一すれば、キッチンの黒が際立ちます。
一体感を持たせるために、天板やコンロ付近の壁を白にするとスッキリとまとまるでしょう。全体のバランスを見ながら上手に配色していくことが大切です。
3-2. インダストリアルスタイル
黒いキッチンは、無機質な印象が強いインダストリアルスタイルにも馴染みます。レンガやステンレス・アイアンなどをアクセントにしておしゃれな空間を演出してみましょう。
天板を白くするとメリハリのある空間がつくれるため、自宅を設計する際の参考にしてみてください。
※ 参考記事: 「インダストリアルインテリアの特徴とは?コーディネートのコツを解説!」
3-3. 和モダンスタイル
和の要素とモダンの要素が融合された和モダンスタイルもおすすめです。黒いキッチンはモダンの要素に分類されるため、畳や間接照明など和の要素をたくさん取り入れてみましょう。
テーブルやソファなどの大型家具は落ち着いたブラウンや黒でまとめると、大人っぽい雰囲気が演出できます。
3-4. 北欧スタイル
黒のキッチンは北欧スタイルとも相性が良く、自然な印象をつくれます。ただ、黒の部分が多過ぎると圧迫感を感じてしまうため、部分的に使用するのが良いでしょう。
リビングにアクセントクロスを使用するなど遊び心のあるコーディネートを心掛けることも重要です。自然な印象がつくれるように、木目を多く取り入れてみましょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、黒いキッチンのメリットやデメリット・おすすめのインテリアスタイルをご紹介してきました。黒いキッチンは高級感が演出できることや空間に奥行きができることがメリットです。
しかし、ホコリが目立ちやすい他、よく考えないと暗い印象になってしまうでしょう。リビングやダイニングとのバランスも考慮しながら、統一感のあるおしゃれな空間づくりを目指してみてください。
ナチュラルスタイルやインダストリアルスタイル・和モダンスタイル・北欧スタイルなどは相性が良いため、自宅のコーディネートで役立ててみると良いでしょう。