カーテンは洋室に設置するイメージがありますが、実は和室にも合います。和室にカーテンを設置するメリットにはどのようなものがあるでしょうか。和室に合うカーテンの種類とともに解説していきます。
和室のコーディネートに迷っている方や個性的な空間をつくりたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。和室に合うカーテンの色味や機能を知っておくと、インテリア選びもスムーズに行えます。より良いインテリアをコーディネートするためにも、カーテンの特徴を知っておきましょう。
1. 和室にカーテンを付けるメリット
和室にカーテンを設置するメリットは以下の4つがあります。それぞれの特徴を最大限活かし、居心地の良い空間をつくってみましょう。
1-1. 遮光性がアップする
まず、カーテンは障子より遮光性があります。窓際に置いている家具などが日焼けするのを防いでくれるため、インテリアを長持ちさせることができるでしょう。
また、人間の肌は紫外線に弱いため、遮光カーテンがあることでそれらを遮断できます。室内にいても日焼けすることがあるため、対策をしておくと良いでしょう。
※ 参考記事: 「紫外線は室内にも侵入する?影響やおすすめの対策をご紹介!」
1-2. お手入れしやすい
和室で一般的な障子は張り替えなどお手入れが大変です。その点、カーテンであれば気軽に洗濯できるため、気になる汚れも綺麗に落とすことができるでしょう。
また、障子より低価格であるため、買い替えも気軽に行えます。季節ごとの模様替えも比較的簡単にできるはずです。
1-3. コーディネートの幅が広がる
カーテンは色やデザインも豊富なため、さまざまなコーディネートができます。特に窓周りは目に付きやすい場所であるため、カーテンの色やデザインを変えるだけでお部屋全体の印象が大きく変化します。
つくりたい雰囲気も気軽につくれるため、居心地の良い空間の中で過ごせるでしょう。
1-4. 設置が簡単
カーテンの設置は比較的簡単で、初心者でも取り付けられます。業者に依頼する手間や費用が省けるため、節約にも繋がるでしょう。カーテンレールもインテリアの一部であるため、細部までこだわってみることをおすすめします。
最近では、デザイン性に優れた機能レールがたくさん出回っていますよ。
2. 和室に合うカーテンの色
和室に設置するカーテンを選ぶ際に、注目していただきたいのは色味です。和室は落ち着いた空間であるため、カーテンの色も主張し過ぎないものを選ぶ必要があります。
ここでは、和室のカーテンにおすすめな色を5つご紹介していきます。それぞれの魅力を知り、好みに合わせてコーディネートしてみましょう。
2-1. ブラウン
まず、和室にはブラウンのカーテンが合います。ブラウンはアースカラーとも呼ばれ、大地を連想させる色です。安定感があるため、落ち着いた空間を演出するのにぴったりでしょう。ただ、ブラウンと一口に言ってもその種類は多く、明るいトーンのものから暗いトーンのものまでさまざまです。
特にダークブラウンはお部屋に重厚感を与えてしまう可能性もあるため、取り扱いには注意しましょう。
2-2. ベージュ
優しい色合いのベージュも和室のカーテンにおすすめの色です。明るい雰囲気をつくれるベージュは開放的な空間を演出する効果もあるため、狭い和室にも向いているでしょう。コンパクトな空間でも広さを大切にしたい方は、ぜひベージュを取り入れてみてください。
ベージュは相性の良い色も多く、さまざまな雰囲気がつくれます。
2-3. グリーン
植物を連想させるグリーンもおすすめです。爽やかな印象をつくりたい場合は、グリーンのカーテンを設置すると良いでしょう。トーンによってお部屋全体のイメージも変わってくるため、つくりたい雰囲気を明確にした上でコーディネートすることをおすすめします。
和室に植物が飾れないという場合は、植物柄のカーテンを設置するのも良いでしょう。
2-4. オレンジ
和室はリビングの隣に配置されていることも多く、全体的なバランスが重要です。リビングとの統一感を出したい場合は、明るめの色を配色しましょう。その中でも特にオレンジは和室にも馴染みます。
リビングが殺風景だった場合の差し色にもなるため、あまり派手過ぎない程度に取り入れてみてください。
2-5. モノトーン
和モダンなどクールなイメージにしたい場合はホワイトやブラックなどのモノトーンがおすすめです。ただ、大きな窓にブラックのカーテンを設置してしまうと重たい印象になってしまうため、和室に設置するなら明るめのグレーが良いでしょう。
洗練された大人っぽい雰囲気をつくるために、カーテン以外のアイテムにもこだわりを持つことが大切です。
3. 和室に合うカーテンの機能
最後に和室に欲しいカーテンの機能をご紹介します。カーテンにはさまざまな機能がありますが、よく考えないで選んでしまうと生活の中でストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
ここでは、おすすめしたい5つの機能をご紹介していきます。メリット・デメリットを把握し、最適なカーテンを選びましょう。
3-1. 遮熱機能
名前の通り、熱を遮ってくれるタイプのカーテンです。畳焼けが気になる方は、遮熱機能が付いているカーテンを設置することをおすすめします。
特に和室を寝室として活用する場合は、光を通さない工夫が必要です。遮光機能との組み合わせも考えながら商品を選んでいきましょう。
3-2. UVカット機能
日焼けが気になる方はUVカット機能もあわせて検討してみましょう。肌や家具の日焼けを防いでくれるため、被害も大きくなりにくいはずです。
特に赤ちゃんは日差しが強いと健康を脅かす危険性が高くなるため、入念な対策をしなければなりません。間取りや窓の向きに合わせて必要な機能を明確にしていきましょう。
3-3. 遮像機能
窓が通り沿いにあったり外からの視線が気になったりする場合は遮像機能の付いたカーテンがおすすめです。室内から外が見えにくいだけでなく、外部に室内の光が漏れる心配もありません。プライバシーをしっかり確保したい場合には重宝するでしょう。
ただ、眺望が見えなくなる可能性はあるため、状況に合わせて検討しましょう。
3-4. ウォッシャブル機能
カーテンのお手入れを簡単にしてくれる機能にウォッシャブルがあります。ウォッシャブル機能はカーテンを洗濯機で洗える機能であり、気軽に洗濯が可能です。定期的にカーテンを洗っておけば、清潔な状態も保てるでしょう。
カーテンを長持ちさせたい方はぜひウォッシャブル機能を検討してみてください。
3-5. 防炎機能
火災が心配な方は防炎機能を付けましょう。防炎機能の付いたカーテンは高層マンションでは設置が義務付けられており、火災の際に燃え広がるのを防ぐ効果があります。しかし、防炎機能付きカーテンは重厚感があり、デザインの種類が少ないのがデメリットです。
インテリアが限定されてしまう場合もあるため、状況に合わせて商品を決めていきましょう。
4.まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、和室に合うカーテンについてご紹介しました。和室にカーテンを設置するメリットには、遮光機能がアップすることやお手入れが楽になることなどが挙げられます。コーディネートの幅も広がりますが、和室は落ち着いた雰囲気であるため、ブラウンやグリーンなどのアースカラーのカーテンがおすすめです。
機能とあわせて、ライフスタイルに合ったカーテンを選びましょう。