インテリアをおしゃれにする方法にはさまざまなものがありますが、カーペットを敷くのもおすすめです。しかし、カーペットには多くの種類があります。
取り入れる色が違えば、雰囲気もガラリと変化するため、デザインは慎重に決めなければなりません。そこで今回は、カーペットの色について選び方やおすすめの配色・注意したいポイントをご紹介していきます。
カーペットを購入する前に、要点をしっかりと押さえておきましょう。
1. カーペットの色はどう選ぶ?
カーペットは絨毯のことを指し、床全体を覆います。そのため、部分的に敷くラグよりデザインや形・素材のバリエーションが多いのが特徴です。
そんなカーペットの色はどのように選んだら良いのでしょうか。以下で、5つのポイントを見ていきましょう。
1-1. 色の印象で決める
色は種類ごとに印象が決まっているのが一般的です。ホワイトなら清潔感のある空間をつくれるし、ブラックならシックな印象をつくれます。
つくりたい空間の印象がある方は、色の雰囲気で決めるのもおすすめです。落ち着いた空間ならベージュやグレー、爽やかな空間ならグリーンやブルーが向いています。
1-2. 部屋の雰囲気で決める
カーペットの色は、部屋の雰囲気で決めるのもおすすめです。ナチュラルテイストの空間なら、ブラウンやベージュなど自然な色が適しています。
モダンな空間なら、ホワイトやブラック・グレーなどが最適です。つくりたい雰囲気に合わせて納得のいくデザインを選んでいく必要があります。
商品を選ぶ前に完成イメージを思い描いておくと、スムーズに決められるでしょう。
1-3. 設置場所に合わせて決める
カーペットを敷く場所は、リビングや寝室などさまざまです。設置場所に合わせてデザインを決めていくのも良いでしょう。
家族が集まるリビングには柔らかいベージュなど、落ち着きたい寝室にはブラウンやグリーンなど安定感のある色を選ぶことをおすすめします。カーペットの色を決める際は、使用用途も考慮することが大切です。
1-4. カーテンの色を考慮して決める
カーペットの色を決めるときは、カーテンの色も考慮する必要があります。カーテンとカーペットの色が統一されていれば、バランスの良い空間になるでしょう。
カーペットを自宅にコーディネートするときは、家具や設備など全体のバランスも考えながら配色すると、まとまりのある空間を演出できます。
1-5. 床の色に合わせて決める
カーペットの色は、床の色味に合わせるのもおすすめです。空間に馴染ませたいときは、床と同系色・類似色のカーペットを選んでみましょう。
明るい色のフローリングなら白系や淡い色が向いており、濃い色のフローリングならダークな色のカーペットがおすすめです。空間のバランスを考慮しながらおしゃれな空間を演出していきましょう。
2. カーペットの色を選ぶときに取り入れたい配色
続いて、カーペットの色を決めるときに参考にしたい配色を5つご紹介していきます。以下の配色を押さえておけば、コーディネートで失敗する確率も減らせるでしょう。
少ない費用でおしゃれな空間をつくれるように、細部まで工夫することが大切です。
2-1. 同系色
同系色とは、似通った複数の色を指します。寒色系ならブルーやライトブルー、暖色系ならレッドやオレンジなどです。
家具やカーテンなどの色と同系色のカーペットを選ぶと、統一感のある空間を演出できます。部屋のコンセプトが決まっている方は、同系色で空間をまとめてみましょう。
2-2. 類似色
類似色は、色相環上で隣の位置にある色のことです。ピンク・レッド・オレンジなどが該当するため、同系色より広い範囲の配色が叶えられます。
統一感を持たせながら、ちょっとした変化を付けたい方は、類似色の配色を検討してみましょう。インテリアのテーマ色を2,3色絞っておくとスムーズにコーディネートできるはずです。
2-3. 反対色
反対色は、補色と呼ばれる色相上正反対に位置する色のことです。レッドとグリーン・イエローとパープルなどさまざまな配色があります。
家具やカーテンなどのインテリアと反対の色をカーペットに取り入れると、空間にアクセントが付くのが特徴です。メリハリのある空間に仕上がるため、よりおしゃれな印象になるでしょう。
2-4. モノトーン
ホワイトやブラック・グレーなどの色味は、モノトーンに該当します。シンプルな空間やスタイリッシュな空間をつくりたい場合は、モノトーン配色を心掛けることが重要です。
ただ、あまりにもモノトーンが多いと、殺風景な印象になってしまうため、適度にブルーやレッドなどのアクセントを入れることをおすすめします。
2-5. ダークカラー
黒を混ぜたような暗い色は、空間のアクセントになるため人気のカラーです。空間にメリハリを付けたい場合は、ダークカラーのカーペットを敷くことをおすすめします。
特にホワイトやライトブラウンの床にダークカラーのカーペットを敷くと、空間のゾーニングが可能です。リビングとダイニングを分けたい場合にも重宝するでしょう。
3. カーペットの色以外で注意したいポイント
最後に、カーペットの色以外で注目したいポイントを4つご紹介していきます。それぞれの注意点をしっかりと把握しておけば、購入後に後悔する心配もないでしょう。
3-1. カーペットのデザイン
カーペットは色だけでなく、デザインにも注目する必要があります。無地か柄物かでも印象が大きく変わるため、慎重に選ぶようにしましょう。
シンプルな空間を演出したい方は無地、アクセントを付けたい方は柄物のカーペットがおすすめです。設置する部屋のテーマを決めておくと、色がごちゃつかずに済むでしょう。
3-2. カーペットのサイズ
カーペットはサイズも慎重に検討する必要があります。最適なカーペットのサイズは、部屋の大きさや使用用途によって異なるため、それぞれの状況に合わせて選びましょう。
6畳の空間にカーペットを敷くなら、264cm×352cmが最適です。カーペットのサイズが大きいと無駄なスペースができてしまい、逆に小さいとバランスが悪い空間になってしまいます。
ベストなサイズを購入するようにしましょう。
3-3. カーペットの素材
カーペットの素材には、綿や麻・マイクロファイバー・塩化ビニル樹脂などさまざまなものがあります。素材ごとに性質が異なるため、用途やライフスタイルに合わせて最適なものを検討してみましょう。
メンテナンス性を重視したい場合は、フィラメントがおすすめです。
3-4. カーペットの機能
カーペットには、防炎機能や撥水機能・保温機能などあらゆる機能が備わっています。商品によって性能レベルも異なるため、状況に合わせて検討してみましょう。
商品を購入する際は、予算も考慮することをおすすめします。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、カーペットにおすすめの色や取り入れたい配色・注目したいポイントをご紹介してきました。カーペットの色は、色の印象や部屋の雰囲気・カーテンの色などを考慮して決める必要があります。
同系色・類似色・反対色などさまざまな配色があるため、つくりたい雰囲気に合わせて取り入れてみましょう。また、色の他にデザインやサイズ・素材・機能に注目することをおすすめします。