自宅の居心地が悪かったり落ち着かなかったりした場合は、部屋が殺風景であることを疑いましょう。家具のレイアウトや配色を少し工夫すれば、おしゃれで快適な空間はつくれるでしょう。
そこで今回は、部屋が殺風景になる理由やおしゃれにするコツ・取り入れたいアイテムをご紹介していきます。お部屋のコーディネートで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
コツを掴めば、高級感のあるお部屋が簡単にコーディネートできます。
1. 殺風景な部屋になる理由
まず、部屋が殺風景になってしまう理由について見ていきましょう。リビングや寝室などに物足りなさを感じたら、原因を特定することが重要です。
理由が分かれば、対処の仕方もすぐに判断できます。
1-1. 空間の余白が多い
近年ではミニマリストの暮らしが注目を集めていますが、ただ単にものがない生活では物足りなさを感じてしまいます。ベッドやテーブルなど必要最低限の家具だけでまとめられた空間は余白が多く、殺風景な印象になってしまうでしょう。
ものを少なくした暮らしがしたい方でも、ある程度の規則性は決めておくことが重要です。
※ ミニマリストにおすすめのインテリアについては、「ミニマリストにはどんなインテリアが合う？収納や色の選び方を解説！」で詳しく解説しています。
1-2. 家具と家具が離れている
部屋の中心が空いていたり家具と家具が離れていたりする場合も殺風景な印象を受けます。家具をレイアウトする際は、違和感がないように配置を決めることが大切です。
コーディネートをするときは扉やベランダから全体の印象を見てみると、バランス良くレイアウトできます。
1-3. 視線の焦点が定まらない
空間に主役がない場合も殺風景になってしまうでしょう。リビングならソファ、ダイニングならテーブル、寝室ならベッドというように空間にフォーカルポイントをつくっておくことをおすすめします。
部屋に入ってきたときに視線の置き場があると、安定感のある空間だと判断できるため、落ち着いた印象を受けるのです。
1-4. テイストが揃っていない
空間のテーマを決めずに、単体でアイテムを置いている空間は落ち着きません。ただ物を置いただけのような淡白な印象を受けるため、コーディネートの際はテーマを決めておくと良いでしょう。
コンセプトが1つあると、家具やファブリックなどのインテリアも選びやすくなります。
1-5. フローリングが剥き出し
ラグマットのある空間は安定感があり、落ち着いた印象です。しかし、フローリングが剥き出しの空間はインテリアをまとめる土台がないため、不安定な印象を受けます。
この不安定さが殺風景なイメージに繋がるため、ゾーニングを意識してコーディネートすることも重要です。
2. 殺風景な部屋をおしゃれにするコツ
部屋が殺風景になる理由が分かったところで、今度は部屋をおしゃれにするコツをご紹介していきます。殺風景な空間はどのようにコーディネートしたら高級感のある部屋になるでしょうか。
以下では、インテリアを取り入れる際のポイントを5つ解説していきます。
2-1. 配色バランスを意識する
インテリアをコーディネートするときは、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3つを意識することが重要です。ベースカラーは最も比率が高く、天井や壁・床の色を指します。
メインカラーはテーブルやカーテンなど、アクセントカラーは空間を引き立てる役割を担っているのが特徴です。それぞれ「70：25：5」を意識してコーディネートしてみましょう。
2-2. 空間の主役を決める
インテリアのコーディネートでは、空間の主役を決めることが大切です。空間の主役としてよく選ばれるのは、ソファやテーブルなどでしょう。
占有面積が大きいものは目立つため、配色やサイズを考慮しながら適切な商品を選んでいくことをおすすめします。大きな家具をあまり目立たせたくない場合は、壁や床の色と合わせると良いでしょう。
2-3. スタイルを統一する
インテリアには、ナチュラルスタイルやモダンスタイルなどさまざまなタイプがあります。近年では、複数のスタイルをミックスさせるインテリアも人気を集めていますが、統一感のある空間をつくりたいなら、ある程度絞っておいた方が良いでしょう。
インテリアスタイルを決めておくことで、アイテム選びもスムーズに行えるはずです。
2-4. 間接照明を置く
青白い照明を部屋に置くと、殺風景な印象を与えます。温かみのある空間にしたいのであれば、オレンジなど暖色系の照明を取り入れましょう。
特に間接照明は柔らかい光を放つため、空間を落ち着きのあるものにしてくれます。全体の配色バランスを意識しながら最適な照明計画を検討していきましょう。
2-5. 観葉植物を飾る
殺風景な空間をおしゃれにしたいなら、観葉植物を飾るのもおすすめです。植物はお部屋のアクセントになる他、リラックス効果も期待できます。
リビングや水回りに置いておくだけで、癒しの空間がつくれるでしょう。観葉植物を飾る際は、間取りやお部屋の向きに合わせて種類を選ぶことが大切です。
3. 殺風景な部屋に取り入れたいアイテム
最後に、殺風景な部屋におすすめのアイテムを4つご紹介していきます。ライフスタイルやインテリアスタイルに合わせて最適な商品を選んでいきましょう。
3-1. ラグマット
ソファがすでにある空間なら、ラグマットを手前に敷くことをおすすめします。ソファがない場合は、リビングテーブルの下などが良いでしょ。
ラグマットがあることで空間に重点が生まれるため、メリハリの効いた空間がつくれます。アクセントとして目立たせたいのであれば、壁や天井と違う色を取り入れてみましょう。
3-2. フロアライト
床置きのフロアライトを導入するのもおすすめです。日中はオブジェとして空間のアクセントに、夜は間接照明として温かみのある空間を演出してくれます。
デザインはなるべくシンプルなものが馴染むでしょう。全体の印象を大切にしながらコーディネートしていきましょう。
3-3. ソファ
殺風景な部屋には存在感のあるソファを置くと、まとまりのある空間がつくれます。ソファはメインカラーに分類されるため、テーブルやイスなどの色と合わせると良いでしょう。
落ち着いた印象をつくりたい場合は、ベージュやグレー・ホワイトなどシンプルな色がおすすめです。悪目立ちしないように、素材や柄にも注目する必要があります。
3-4. 木製家具
殺風景な部屋に温かみをプラスさせたいなら、木製家具を置くと良いでしょう。木材は温もりを感じられるため、柔らかい印象を与えてくれます。
特にガラスやコンクリートなど無機質な素材でできている空間は殺風景になりやすいため、木製家具を導入して温かい雰囲気を演出しましょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、殺風景な部屋になる理由をはじめ、おしゃれにレイアウトするコツやおすすめのアイテムをご紹介してきました。余白が多い空間やテイストが揃っていない空間は殺風景な印象を受けやすいため、家具のレイアウトにこだわりを持ちましょう。
配色バランスやインテリアスタイルをしっかりと決め、比率を守ってコーディネートすることが大切です。また、間接照明や観葉植物の活用も忘れてはなりません。
上手にアイテムを使うことで、過ごしやすい空間がつくれるはずです。
