お気に入りの家具を集めていたら、いつの間にか色がバラバラでちぐはぐな印象になってしまった…という経験はありませんか? 実は、家具の色がバラバラでも、いくつかのポイントを押さえるだけで、統一感のあるおしゃれな部屋を作ることは可能です。この記事では、色のバラバラ感を逆手に取ったコーディネート術や、家具選び・配置のヒント、DIYでの色の変更方法まで、詳しく解説します。
1. バラバラの色を調和させる!おしゃれな部屋作りの秘訣
1-1. インテリアテイストを統一する
まず、目指すインテリアテイストを決めましょう。ナチュラル、モダン、北欧、ヴィンテージ、アジアンなど、様々なテイストがありますが、どれか一つに絞り込むことで、家具の色がバラバラでも統一感が生まれます。例えば、ナチュラルテイストなら木やラタン、布などの自然素材を中心に、アースカラーでまとめると、温かみのある空間になります。
1-2. 主役の家具とキーカラーを決める
部屋の中で一番存在感のある家具、例えばソファやダイニングテーブルなどを主役と決め、その家具の色をキーカラーとして他の家具やインテリアと調和させましょう。例えば、深い青色のソファが主役なら、クッションやラグに青色を取り入れたり、壁の色をグレーなどの落ち着いた色にすると、洗練された印象になります。
1-3. 色遣いは3色+αでまとめる
使用する色をベースカラー(床・壁・天井)、メインカラー(ソファ・カーテンなど)、アクセントカラー(クッション・小物など)の3色に絞り、さらに白・黒・グレーなどの無彩色をプラスαで使うと、まとまりのある空間になります。ベースカラー:メインカラー:アクセントカラーの比率を7:2.5:0.5にするとバランスが良くなります。
1-4. 素材と木目を揃える
家具の色がバラバラでも、素材や木目を揃えることで統一感を演出できます。木製の家具が多い場合は、同じ種類の木材や似た色の木材で揃える、金属製の家具なら、スチールやアイアンなど素材を統一すると、すっきりとした印象になります。
1-5. 家具以外で色を統一する
家具の色がバラバラな分、壁、床、天井の色を統一することで、視覚的なノイズを減らし、落ち着いた雰囲気を作ることができます。白やベージュ、グレーなどのニュートラルカラーはどんな色の家具にも合わせやすく、部屋を広く見せる効果もあります。
1-6. 柄物は1種類に絞り、色味をリンクさせる
クッションカバーやラグ、カーテンなどに柄物を使う場合は、1種類に絞り、その柄に使われている色を他の家具や小物に取り入れると、統一感が生まれます。例えば、花柄のカーテンを使うなら、花の色と同じ色のクッションや花瓶を置くと、まとまりのある空間になります。
1-7. 家具の高さを意識して配置する
家具の高さを揃えることで、視線が水平方向に移動しやすくなり、部屋全体が広く感じられます。また、高さを揃えることで、色のバラバラ感も軽減され、統一感が生まれます。背の高い家具と低い家具を組み合わせる場合は、奥に高い家具、手前に低い家具を配置すると、圧迫感を軽減できます。
2. 家具選びと配置でさらに統一感をアップ!
2-1. 大きな家具から選び、全体のバランスを考える
家具選びは、ソファやダイニングテーブルなど、大きな家具から始めましょう。大きな家具の色やスタイルが決まれば、他の家具やインテリアも選びやすくなります。全体のバランスを考えながら、素材やデザインにも気を配りましょう。
2-2. ショールームや雑誌、Webサイトを参考に
家具選びに迷った時は、家具ショールームやインテリア雑誌、Webサイトなどを参考に、様々なコーディネート例を見てみましょう。自分の好きなスタイルや、部屋に合いそうなコーディネートを見つけたら、積極的に真似してみましょう。写真に撮って、買い物に行く際に参考にすると便利です。
2-3. 配置は黄金比を意識し、生活動線を確保
家具の配置は、部屋全体のバランスを考え、黄金比を意識すると、美しくまとまりのある空間になります。また、生活動線を確保することも重要です。家具を配置する前に、マスキングテープなどで配置場所を床に描いてシミュレーションすると、失敗を防ぎやすくなります。
3. DIYで家具の色を変える?メリット・デメリットと注意点
3-1. DIYのメリット・デメリット
DIYで家具の色を変えるメリットは、低コストで自分の好みの色にできること、愛着がわくことです。デメリットは、仕上がりがプロのようにならない場合があること、時間と手間がかかることです。
3-2. 塗装とリメイクシート、どちらがおすすめ?
木製の家具なら塗装、塗装できない素材の家具ならリメイクシートがおすすめです。塗装は手間がかかりますが、仕上がりが美しく、耐久性も高いです。リメイクシートは手軽に貼ることができますが、耐久性は低く、剥がれやすい場合があります。
3-3. DIYの注意点
DIYで家具の色を変える場合は、必ず換気の良い場所で行いましょう。また、塗料やシートの取り扱い説明書をよく読んでから作業しましょう。初めての場合は、目立たない部分で試し塗りをするのがおすすめです。
4. まとめ:色のバラバラ感を個性に変えて、自分らしい空間を!
家具の色がバラバラでも、コーディネート次第で、おしゃれで個性的な空間を作ることができます。この記事で紹介したポイントを参考に、自分らしい、居心地の良い部屋作りを楽しんでください。