ワンルームや1Kにお住いの場合、限られたスペースで素敵な部屋作りなんて限界があるのではと思っていませんか。そんなことはありません。
一人暮らしだからこそ、好きなインテリアに囲まれた自分好みの空間を実現しやすいのです。おしゃれな部屋作りのポイントはズバリ家具選びと色使い。今回はすぐにマネできるインテリア上級者さんの実例もたっぷりご紹介します。
- 狭いお部屋を居心地の良い空間にしたい
- おしゃれな部屋作りのポイントが知りたい
- 家具を置いてもスッキリ見せる工夫が知りたい
そんな方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
1. 一人暮らしのインテリア家具選びのポイント
まずは家具選びのポイントについてご紹介します。代表的な家具といえばベッド、ソファ、テーブルです。大きな家具の場合、購入すると買い替えはなかなか難しいもの。生活スタイルに合わせ、本当に必要かどうかをしっかり考えた上で購入しましょう。
いざ購入する際は大きさと色が重要です。
- お部屋に収まる大きさか
- お部屋にマッチした色か
2点に重点を置いて選びましょう。
ここからは家具の中でもメインとなる寝具(ベッド)、ソファ、テーブルの選び方についてご紹介していきます。
1-1. ベッドは生活スタイルに合わせたチョイスを
ベッドは大きな家具の代表格。一人暮らしの場合、ベッドが布団か迷うところですが、布団の上げ下ろしや、収納場所の確保を考えれば、ベッドの方が断然便利でしょう。
※ 併せて「布団とベッドどっちを選ぶ?それぞれのメリットをご紹介!」もご覧ください。
ワンルームや1Kの場合、シングルサイズかセミダブルサイズを選ぶのが一般的です。シングルサイズが基本ですが、ゆったり寝たい方はセミダブルサイズもおすすめです。
ベッドは一度購入すると、なかなか交換できない大型家具のひとつ。配置予定の場所はきちんと計測しておくこともポイント。
また、お部屋に配置した際ギリギリ収まる大きさではなく、少し余裕をもった空間を確保しましょう。ベッドとほかの家具の間隔は60cm以上(人が正面を向いて歩く幅)あけておくと、移動がスムーズですよ。
ベッドの種類別に実例を見てみましょう。
広く見せたいならベッドは低めのデザインを選ぶとGOOD
ベッドの場合、高さがあるものや濃い色のものはどうしても圧迫感が出てしまいます。大きな家具は高さが低いタイプを選ぶことがポイントです。さらに淡い系の色を選ぶことで、スッキリ広々空間を演出できますよ。
服が多い方には収納付きベッドがおすすめ
ベッドの下に収納スペースがあるタイプ。寝る+収納と2つの役割を兼ねており、狭い空間を有効活用できます。とくに服が多い方や、お部屋の収納スペースが少ない方におすすめです。
収納があるベッドの場合、デメリットは高さが出てしまうこと。高さのある家具は部屋を狭く見せてしまいます。解決方法は色を統一することです。こちらのお部屋のように、ベッドフレームや寝具を淡い色で統一すると圧迫感はありません。引き出しを出す際のスペース確保も確認しておきましょう。
あえてソファベッドを選択するのも賢い選択
ソファベッドはその名の通り、ソファにもベッドにもなる優れモノ。スペースの確保とくつろぎ空間の両立が可能です。ソファベッドっておしゃれ感に欠ける?そんなことはありません。こちらの実例のように、おしゃれなデザインを選べば、お部屋をスタイリッシュに演出できますよ。あえてソファベッドの選択もアリです。
以上、ひとことでベッドといっても大きさやデザインはさまざま。ワンルームや1Kの場合、低めのベッドや淡い色、木目調のフレームなど、床や壁紙と調和するタイプを選ぶのがおすすめですよ。
1-2. 憧れのソファがあるお部屋!ただし一人暮らしの場合デメリットも
ソファのあるお部屋は一人暮らしの憧れですよね。本を読んだりテレビを見たり、くつろぎ時間にあると便利です。とはいえ、ワンルームや1Kの場合、家具を置きすぎると圧迫感になることも。引越しの際に荷物が増えてしまうデメリットもあります。
ソファはあれば便利ですが、必需品というわけではありません。最近では座椅子や一人掛けローソファなど、おしゃれなデザインも増えています。検討してみる価値はありますよ。
それでもやっぱりソファを置きたい!という方は、できるだけコンパクトな商品がおすすめです。ソファは種類も形もさまざまですが、ワンルームや1Kのお部屋に馴染むのは1人~1.5人掛けのタイプ。
購入前に設置予定の場所の計測は行っておきましょう。実際お部屋に置いてみると「思ったより大きい」と感じることが多いので、余裕をもったサイズ選びをしてくださいね。
1-3. テーブルは必要?ローテーブルから食卓テーブルまでメリット・デメリットをご紹介
ワンルームや1Kの場合、ローテーブルを選ぶ方が多いでしょう。テレビを見るときや食事をするときのようなくつろぎタイムに重宝します。高さがないため、部屋に圧迫感も出にくいのも利点。ソファを置く場合、ソファに合わせた高さのテーブルがあれば実用的ですね。
一方、ローテーブルの場合、長時間座っていると腰が痛くなるという方も。とくに在宅勤務が増え、長時間PCを使う場合には、あまり向かないかもしれません。
最近では一人用のコンパクトなテーブルと椅子のセットも人気があります。テレワークなどのホームオフィススタイルには適しているでしょう。
ただし狭い空間にあれもこれもと家具を増やすことはおすすめしません。生活スタイルに合わせた最低限の家具を選ぶようにしてくださいね。仕事+食事ができるテーブルなどシンプルで用途を限定しない家具を選ぶといいですよ。
テーブル使いについて、すぐにマネできる実用例を見てみましょう。
ローテーブル使いのお手本に!なんにでも使えるシンプルさはまさに王道
限られた空間に配置するには、やはりローテーブルが王道。テレビを見てくつろぐ、メイク、PC作業、食事と万能使いが可能。低いため圧迫感もなく、一人暮らしの必須アイテムの一つです。こんなシンプルデザインなら、どんなお部屋にもマッチしますよ。
シンプルなテーブルはあると便利!形の違う椅子も色見を揃えてしっくり馴染む
シンプルなテーブルはやはりあると便利。食事はもちろんPC作業など長時間座っていても疲れない点がメリットです。ただし高さがあるテーブルの場合、圧迫感を与えてしまうことも。そんなときはシンプルなデザインをチョイスすれば問題ないでしょう。形の違う椅子を2脚組み合わせるテクニックもカフェみたいでおしゃれです。色見が揃っていれば不思議と馴染みますね。
以上、ワンルームや1Kのお部屋におすすめのテーブルをご紹介しました。ローテーブルか食卓テーブルかはライフスタイルに合わせて選ぶといいですよ。悩んだ時の参考にしてください。
2. インテリアのベースカラーを決めよう~広く見せるには明るめチョイスがおすすめ~
家具の色選びもお部屋作りには重要です。家具の色を選ぶときは、基本的に明るい白系やベージュ系などに統一すると失敗がないでしょう。白は膨張色といわれる通り、白系の淡い色はお部屋を広く見せる効果があります。
お部屋の配色を決める際は、ベースとなる色を決め、ベース色が全体の7割になるよう配分するのが基本。ベース色が決まったら、残りの3割は差し色を取り入れるとバランスよくなります。それ以外に濃い目の色や柄ものなどはアクセントとして楽しみましょう。たとえばクッションカバーやなどで楽しむのがおすすめです。
家具の色使いについて、インテリア上級者の色使いを見てみましょう。
床の色に合わせホワイト系をベースカラーにしたインテリアはまさに王道
ベッド、床、壁紙、ラグ、テレビ台がすべてホワイト系で統一され、まさにおしゃれ!の王道です。観葉植物も効果的なアクセントカラーになっていますね。家具は木目調に、小物はカゴなどに統一されており、ベースのホワイト系をより引き立てます。真似したいお部屋です。
明るいグリーンをアクセントカラーに
ベースは白系に統一され、ラグと壁の一部に明るめのグリーンを取り入れている上級テクニック。家具は木目調に統一されているため、抜群のバランスですね。アクセントカラー使いがキラリと光るお部屋です。
スタイリッシュを演出するにはグレー系もおすすめ
おもわずおしゃれ!といいたくなるスタイリッシュなお部屋。ホワイト系をベースカラーに、明るいグレーを取り入れています。甘すぎるのは避けたい、すっきりかっこいいお部屋が好きという方におすすめの配色です。
3. 広く見える家具配置!コンパクトなお部屋を理想の空間に
お部屋つくりには家具の配置も重要なポイントです。おすすめレイアウトを実例でご紹介します。
縦長効果を活かした配置
ベッド・ローテーブル・テレビ台を縦長に置くことで、視線に抜け感が生まれ、スッキリ見せる効果があります。テレビをよく見る方やお部屋を広く見せたい方に最適なレイアウトです。窓をふさがないので、ベランダにも出やすいのもいいですね。
窓際にベッドを配置でくつろぎ空間を広く取る王道スタイル
窓際にベッドを配置する王道スタイル。手前の空間が広く取れるため、お部屋を広々使いたい方におすすめです。寝具は明るめの配色にすることで、圧迫感がなく収まりますよ。
4. 一人暮らしの限られた空間は少しのコツでおしゃれ&くつろぎスペースに
一人暮らし、とりわけワンルームや1Kをスッキリ見せるには、家具選びが重要なポイントになります。家具の色や材質などもお部屋のイメージを決める大切な要素。ほんの少しのコツさえつかめば、グッとすてきな空間が作れますよ。
狭い部屋だからおしゃれなんて無理、と思っていた方でも、何か参考になればうれしいです。好きなものに囲まれるお部屋は一人暮らしの醍醐味。お気に入りのお部屋作りを楽しんでくださいね。