マンションの部屋が暑い!夏場に快適に過ごすための対策教えます

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昨今の夏は、最高気温30度以上の真夏日や35度以上の猛暑日が長引く傾向にあり、年を追うごとに暑さが厳しくなっています。せめて家の中では快適に過ごしたいですよね。
この記事では、暑い夏場でもお部屋で快適に過ごすための対策をご紹介します。

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1. マンションの部屋が暑くなる理由は?

仕事から帰って玄関の扉を開けると、外よりも部屋の中が暑いということありますよね。
特に、マンションは鉄筋コンクリート構造のため、昼間の太陽の日差しによる熱が室内にこもってしまう傾向にあります。日が暮れて外の気温が下がっても、室内の熱が逃げにくく熱い空気が部屋に滞留するため、室温が下がらないのです。

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2. 家の中でも起こる「屋内熱中症」

部屋の暑さ対策が必要な理由として、知っておきたいのが「屋内熱中症」です。
昨今の厳しい暑さから熱中症に関するニュースも多くなっています。
熱中症というと昼間の屋外で注意するべきというイメージがあるかと思いますが、実際のデータでは約40%が住居内で発生しており、むしろ熱中症は室内で発生するものと考えたほうがよさそうです。

また、昼間だけでなく夜間でも発生する傾向にあるため、夜だから大丈夫ということも言えません。時間帯や場所ではなく、室温28度、湿度70%の状態を維持するということが重要です。

熱中症は、重症になると命を落とすこともあります。暑いまま我慢することは、命の危険につながる行為で非常に危険です。きちんと暑さ対策を行いましょう。

参考: 総務省消防庁 熱中症情報

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3. 夏場を快適に過ごすための暑さ対策とは

ではここから、夏場のお部屋を快適にする方法を詳しく見ていきましょう。
大きなポイントとしては、お部屋の中に熱を入れないようにすることと、入ってしまった熱を逃がすことの二点です。

3-1. ポイント①直射日光を遮る

部屋が暑くなる原因の一つは、昼間の太陽の熱が部屋に入ってこもってしまうこと。
そのため、原因となる熱を遮る対策が有効です。

特に、熱が入りやすい窓の開口部の対策を行いましょう。出かけるときはカーテンを閉めておくだけでも効果があります。光や熱をカットする遮光カーテンをつけるとさらに効果的です。

また、ベランダがある場合は、すだれの利用やツル性の植物を植えて緑のカーテンを作るのもおすすめです。見た目にも涼しげですよね。

3-2. ポイント②熱を逃がす

つぎに、こもってしまった熱を逃がす方法です。

風を利用してお部屋に涼しい空気を入れ込みましょう。
部屋の中よりも外の気温が低いときは、お部屋の対角線の窓を開けて外から空気を流します。その際、外に向けて扇風機を回すとより効果的です。
熱い空気が残っている状態で突然エアコンをつけるよりも、一旦、涼しい空気を入れ込んでから利用したほうが効率的に部屋が涼しくなります。

ベランダがある場合は、打ち水がおすすめ。打ち水は、水が蒸発する際に周りの熱を奪う気化熱の原理を利用したもので、昔からある日本の伝統的な涼み方です。
水が蒸発する際に気圧が上がり、空気が流れることで風が生まれやすく、濡れた地面で風も冷やされます。
ベランダにはエアコンの室外機がおかれている場合が多いため、ベランダの空気が冷やされれば運転効果も高まり、消費電力を減らすことにもつながりますね。

ただし、打ち水を行う際には注意が必要な点があります。
打ち水を行う時間は午前中や夕方頃がおすすめ。日中の暑いタイミングでの打ち水は逆効果になってしまいます。
また、マンションの場合ベランダは共用部分になるため、水を撒く際には下階への漏水がないよう、配慮して行いましょう。

3-3. その他、お部屋を涼しくするためのアイデア

実際に気温を下げる方法の他にも、ちょっとしたアイテムやアイデアでお部屋を快適にできます。

まずは、扇風機について。扇風機はエアコンよりも電気代がかからず、お部屋を涼しくするのには欠かせないアイテムですよね。
扇風機の風を冷やすのには、扇風機の前に凍らせたペットボトルや氷水を置くのが効果的。
また、暑い空気は上にあがって天井にたまると部屋の温度を上昇させるため、扇風機を天井に向けて使うことで、空気を対流させればお部屋を涼しくできます。

涼しさを感じさせるアイテムでは、ひんやりする触感のインナーや首に巻くヌレタオルなどもおすすめです。寝苦しい夜を快適にするための、冷感素材のシーツやタオルケット、枕などの寝具も色々販売されているため、お近くのホームセンターなどでチェックしてみてください。

そして、涼しげなインテリアや小物を取り入れて、見た目から暑さを和らげるのもおすすめです。お部屋のカーテンや小物をブルーやグリーン系に変えるだけで、グッと夏らしい雰囲気になります。お料理を盛り付けるお皿をガラス製のものにするのも良いですね。

また、ミントやユーカリ、レモングラスといった清涼感のあるアロマを活用すれば、より一層さわやかで涼しいお部屋になります。

実際にお部屋の温度が変わるわけではないですが、このような少しの工夫で気分がさわやかになり、お部屋を涼気な雰囲気に変える効果があります。
ぜひ、みなさんも上手に取り入れてみてください。

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4. エアコンを上手に使うには

厳しい暑さの中、家で快適に過ごすにはエアコンはかかせません。
しかし、電気代が高くなるというイメージから、なるべく利用を控えるという方も多いと思います。
できるだけ電気代の節約につなげるため、効率的にエアコンを利用するポイントをご紹介します。

まず、エアコンを使用する際は自動運転がおすすめです。自動運転は、省エネ的にも冷房効果的にも最も良い状態に設定にされているためです。
そして、冷えた空気を循環させるためにサーキュレーターを使用して部屋内の空気を均一にしましょう。
サーキュレーターはエアコンの風が当たる場所に置き、エアコンの方に向けて使用すると効率的に空気が循環します。

また、エアコンはフィルターの汚れによって効果が下がることがあります。エアコンを効率的に使うには定期的な掃除を行うことが重要です。

もし、長年エアコンを使用されている場合、思い切って省エネ効果の高い最新機種への買い替えを検討してみるのもおすすめです。
ぜひ、エアコンを上手に使って快適なお部屋にしていきましょう。

※ 夏の快適な睡眠には「夏の睡眠不足には要注意!暑い夜を乗り切る快眠ポイントって?」をご覧ください。

5. まとめ

今回は、厳しい夏場に部屋で快適に過ごす方法にについてご紹介してきました。屋内熱中症の危険もあるため、できるだけ温度、湿度ともに快適な状態に室内をキープする必要があります。
今回ご紹介した内容はすぐに実践できるものばかりです。快適なお部屋にするだけでなく、電気代の節約にもつながるため、ぜひ皆さんも取り入れてみてください。